「生きる哲学」若松英輔 氏 より
p12
新しく知るということはない、とプラトンはいう。
人間が知らなくてはならないことはすべてその魂に宿っている、
より正確に言えば、
魂を扉にした「真実在」(イデア)界と呼ぶべき世界にすでに存在していると考える。
プラトンはそうした働きを「想起」と呼んだ。
彼にとって哲学とは、不断に想起する営みだった。
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新しく知るということはない、とプラトンはいう。
人間が知らなくてはならないことはすべてその魂に宿っている、
より正確に言えば、
魂を扉にした「真実在」(イデア)界と呼ぶべき世界にすでに存在していると考える。
プラトンはそうした働きを「想起」と呼んだ。
彼にとって哲学とは、不断に想起する営みだった。