「自由の哲学」ノート

その日開いたページ、浮かんだイメージを大切に、読んでいきます。

魂=イデア「真実在」界への扉

2015-07-01 19:49:50 | プラトン イデア論
「生きる哲学」若松英輔 氏 より

p12

新しく知るということはない、とプラトンはいう。

人間が知らなくてはならないことはすべてその魂に宿っている、

より正確に言えば、

魂を扉にした「真実在」(イデア)界と呼ぶべき世界にすでに存在していると考える。

プラトンはそうした働きを「想起」と呼んだ。

彼にとって哲学とは、不断に想起する営みだった。