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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-錦市場,牡蠣を食べよう-兵庫県産と岩手県産に宮城県産

2024-08-12 14:11:44 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 終戦記念日は間もなくでその次は五山送り火かあと思いつつあの年の八月十五日はどんな季節だったのだろうか、熱かったのだろうかなあ。

 京都市内でも二時間三時間のゲリラ豪雨があれば、勿論紙屋川とか高瀬川が増水して大変なことになる地域も出てくるのでしょうけれども、それでもこの蒸し暑さだけは何とかなってくれるのだろうかなあ、と無料サウナの如き酷暑に感じ入るのですけれど。

 降りそうで降らないのだ。この蒸し暑さでは散策する気力も薄れてしまい、四条通の店舗から漏れ出てくる冷房の冷気にのみ救いを感じつつ、大丸で確かアルプスの少女ハイジ展がやっていたのだけれども、展示会場はアルプス並みに涼しいのだろうかと思ったり。

 牡蠣を食べよう。唐突に思いましたのは大丸さんの裏口が錦市場、そのアーケード街の入り口となっていて、そこから入った直ぐのところに大安さんがあるのです、大丸のすぐ裏に大安、なんかこう書くと分かりやすいですよね、云わずと知れた牡蠣の名店だ。

 ハイボールを、まず暑気払いに注文して。牡蠣と同時に注文したのですがキンキンに冷えたステンレスタンブラーに注がれたウィスキーの炭酸割がばちばち爆ぜる音と実際酒精の飛沫を目に見える形でカウンターに載せられまして、さっそく冷涼感がこちらへ。

 みよ堂々の清涼感、神州侵すあの醜雲に挑むわれらが決戦機、とハイボールだ。そうこの蒸し暑さは雲が太陽光の熱だけを届け湿気は逃がさない事で生じているわけで、こういうときはもう冷たいものを頂いて栄養をつけるしかない、呑むしかないですう。

 生牡蠣が運ばれてきました。大安さんのありがたいのは、入り口から先ず手の洗浄をというところを一丁目一番地に徹底した衛生管理とともに牡蠣を供するものですから、ここの牡蠣ならばアタらないという安心感とともにアタりを気にせず純粋に楽しめる。

 三点盛の牡蠣は兵庫県産と岩手県産に宮城県産がならんでいる。と、まあこう切れに並んでくれますと、どこから頂こうかと思うのですけれども、全部一緒だろうなんて言うのは都市伝説なのだと、並ぶ下記の貝殻が前部形状の違うところに気づかされて。

 岩牡蠣の季節であり、あれは三年ものだからこれよりも非常に大きくまた値段も張るのですが、一年ものの真牡蠣でも産地によってこれだけ違うのだなあ、と身の厚みと身の広がり方で、確かに口に含んだ時の旨みやその噛み応えは変わってくるものなのだ。

 カキフライさんの登場です。けいおん!原作者のかきふらい先生とは無関係なのですが、ハイボールをすすりながら生牡蠣だけというのも味気ないので、熱い季節だけれども熱々を注文したしだい。ただ、いきなり一粒頬張ったら、すんげえ暑かったとです。

 フライはまずはダイレクトに、そのままの味を、ふうふうしながら二口目はタルタルソースを絡めて。そして次の粒からはレモンをひと絞り加えて酸味の果実感で引き立てて一口、そしてさてタルタルソースをどうするか考えつつまたハイボールを一口啜る。

 真牡蠣はその合間合間に。旬というのは真冬でいまは岩牡蠣が旬のほう、けれども口の中で弾ける旨みは大きな岩牡蠣の切り身、あれも好きなんだけれど、岩牡蠣ではなく一つと一口が同義の、滋味っていうものはこういうものを示すんだ、というのも好き。

 大安さん。観光地化している錦市場にあって、確かに観光地なのかもしれないけれども、昼下がりのランチタイム以外でもこうして牡蠣でいっぱいやれるお店、というのは観光地故なのかなあ、と思うのです。やはり夏でも牡蠣はたべたいものなのですよ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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