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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-河原町御池,真夏を乗り切る鱧の天麩羅と大人のカルピス

2024-08-11 18:11:03 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 日射病というか熱中症というか。

 暑さは、少しだけ和らいだのかな、と思ったところで数日間後遺症が残るほどの熱中症にやられてしまい、周りには夏風邪と誤魔化したのだけれども、体温調節と水分補給殿調整を怠ってしまった、油断大敵とおもった、そしてあの変な肩こりはきついなあ。

 ジャスミンティーを一気に呷る。茉莉花の香りが風味を超えて。暑気払いということで冷や酒を熱中症手前の状況で呷るとロクなことがないということはまあ経験則で学ぶのですが水分補給はしたいものですから、まずはこういうので身の安全を確保しつつ。

 冷酒のにごりで、一杯やりながら、そう考えてみると鱧をこの夏はあまり意識していなかったなあ、スタミナばかり気を使って季節感のある食べ物をしっかり頂かないのだからこういうことになるのだ、とちょっとお店で鱧を入れてゆくことにしました次第で。

 讃岐くらうでぃい、大人のカルピスという意味深な説明書きがありまして、まあ、恐る恐る飲んでみると乳酸飲料のような甘酸っぱさに酒精が隠れている風情で、お通しというか席料の寂寥な茶豆とともにほそぼそと、しかし素朴さを美味しく頂きました。

 鱧の天麩羅、季節柄やはり鱧は店で頂きたい。なんこことはない昔からの夏の風味で、生命力が強いために内陸部からこの京都まで礼装設備という概念の無い時代でも運び込んで味わえた、が、生命力以上に骨も強いので独特の調理方法が必要という醍醐味も。

 天麩羅になった鱧の、淡泊な白身に確実な存在感を秘めた骨身とともにしかしその接触最初のさくりとした揚げ衣の食感とが、うっすらとした塩味とともに一気にこれがほんとうの夏の味わいなのだ、そんな感覚を思い出させてくれるのを、濁り酒とともに。

 エビスさん、飯と肴と酒、という分かりやすい提灯が目印のこのお店は中京区下丸屋町、京都市役所を下ったヒルトンホテルの北隣に暖簾を構えています。ノルマンディで牡蠣というのもいいかなあ、とおもいつつ、ちょっと迷ったのが鱧だったわけですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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