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【京都幕間旅情】N700系新幹線,お盆輸送本番のぞみ号全席指定席運行と南海トラフ地震巨大地震注意発令東海道新幹線徐行運転

2024-08-10 07:00:46 | コラム
■巨大地震注意発令
 南海トラフ地震巨大地震注意発令とはたいへんなお盆シーズンとなってしまいました。

 お盆の帰省客輸送が本格化していますが、今年もJR東海は新幹線のぞみ号のお盆期間自由席休止による全席指定席運行が行われます。JR東海は全席指定席により混雑緩和が目的であるとしていますが、これは言い換えれば指定列車しか乗れない事を意味しまして。

 南海トラフ地震巨大地震注意発令、8日に宮崎県沖において発生しましたマグニチュード7.1の地震を受け気象庁は震源が南海トラフ震源域にかかっていたことからその規模を精査した結果、南海トラフ地震巨大地震注意発令、警戒を呼び掛けることとなりました。

 東海道新幹線徐行運転、徐行というよりも速度を落として運行する程度なのですが、三河安城駅と三島駅の区間、東海地震想定震源域での速度を落としての運行を行うこととなり、これにより東海道新幹線の所要時間が、つまり遅れが生じてしまうことになったのです。

 三河安城と三島の間での速度を落としての運行、これは緊急時に完全停止するまでの時間を短縮する程度の速度ということのようですが、のぞみ号の場合で所要時間に10分間ほど増大してしまう。もっとも、運休にしないのは新幹線の安全対策の自信ゆえといえますが。

 テラスシステム、これがある、東海地震対策では東海道新幹線は国鉄時代に地震早期感知システムを整備しています。これは地震の初期微動を検知し本震到達前に警報を発するもので、実は気象庁の緊急地震速報の原型になったのはこの国鉄が開発したものなのですが。

 全席指定席、ただ、お盆の時期には列車の臨時列車運行などでダイヤの余裕がなくなる状況で、10分間の遅れとはいえ、退避列車と折り返しなど積み重なれば遅延はさらに伸びます。すると全席指定席となると、遅延をどう把握するかで駅の混雑が増すと懸念するのだ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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