■次の危機に備えて
浜田防衛大臣は29日、ジブチへ展開した邦人輸送任務部隊の撤収を命令し空前の危機に挑んだスーダン邦人輸送任務は名実ともに完了しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/6c/fcef73e29730f041385b98bd317c4f35.jpg)
ヘリコプター搭載護衛艦によるプレゼンスオペレーションを再開すべきではないか、今回のスーダン政変に伴う邦人救出任務を経てヘリコプター搭載護衛艦のプレゼンスオペレーションの重要性を再認識するところとなりました。プレゼンスオペレーションとは、インド洋等に海上自衛隊の護衛隊を派遣し、友好国との訓練強化や親善訪問にあたることです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/39/b666fd00d5d29ab26e4a84d4a865c391.jpg)
プレゼンスオペレーションは、いずも、かが、この2隻が交代で実施していましたが、いずもF-35B搭載改修と、かが長期改修によりローテーションが成立たなくなっていまして、中断しています。もっとも、ひゅうが型護衛艦を加えてもヘリコプター搭載護衛艦は4隻のみですので、プレゼンスオペレーションを持続的に展開するには数が足らないのですが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/38/5847bdd936dbe9ebe0e394d18616d075.jpg)
スーダン邦人輸送、C-2輸送機の迅速な展開により、今回は奇跡的な成功を果たしましたが、しかし、日本は今後成長続くアフリカ諸国との関係を維持せねばなりませんし、アフリカ諸国にはまだ権威主義国家が残り、選挙ではなく政権は政変により突発的に交代するために、邦人輸送任務は今後も今回の様に突発的にその実施を突き付けられることとなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/b7/20788359aaa855b2599462102548c246.jpg)
ジブチ航空拠点、ここにC-2輸送機部隊やヘリコプター部隊を常駐する事が出来れば、突発的事態に対応できるのでしょうが、ジブチ校区拠点はソマリア沖海賊対処任務への対応を前提としてジブチ政府から基地使用を認められているという点を忘れてはなりません。目的外使用には限度があり、また自衛隊法上でも法改正を行わなければ実質不可能です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/5d/05232b63d4c5bc592afd1d0b8fe9b163.jpg)
CH-47JA輸送ヘリコプターとAH-64D戦闘ヘリコプターを若干数づつ搭載し、格納庫の片隅に高機動車を置いておくだけで、擬似的な強襲揚陸艦のような運用も行えますし、SH-60K哨戒ヘリコプターを搭載しておくならば通常の対潜戦闘というヘリコプター搭載護衛艦の本来任務を両立できます。これは陸上での国際共同訓練にも資するものでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/a2/a9a6ab72460770f7a39f17cd7f45a422.jpg)
新しい88艦隊、こう銘打って海上自衛隊の護衛艦隊を構成する8個護衛隊全てにヘリコプター搭載護衛艦を配備すべきだ、という持論を毎年八月八日に示していますが、アフリカ近海に即座に対応できる部隊を遊弋させておくことができるならば、万一、いや数年に一度突き付けられる危機に際して、安定した対応能力を保持する事が出来るかもしれません。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
浜田防衛大臣は29日、ジブチへ展開した邦人輸送任務部隊の撤収を命令し空前の危機に挑んだスーダン邦人輸送任務は名実ともに完了しました。
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ヘリコプター搭載護衛艦によるプレゼンスオペレーションを再開すべきではないか、今回のスーダン政変に伴う邦人救出任務を経てヘリコプター搭載護衛艦のプレゼンスオペレーションの重要性を再認識するところとなりました。プレゼンスオペレーションとは、インド洋等に海上自衛隊の護衛隊を派遣し、友好国との訓練強化や親善訪問にあたることです。
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プレゼンスオペレーションは、いずも、かが、この2隻が交代で実施していましたが、いずもF-35B搭載改修と、かが長期改修によりローテーションが成立たなくなっていまして、中断しています。もっとも、ひゅうが型護衛艦を加えてもヘリコプター搭載護衛艦は4隻のみですので、プレゼンスオペレーションを持続的に展開するには数が足らないのですが。
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スーダン邦人輸送、C-2輸送機の迅速な展開により、今回は奇跡的な成功を果たしましたが、しかし、日本は今後成長続くアフリカ諸国との関係を維持せねばなりませんし、アフリカ諸国にはまだ権威主義国家が残り、選挙ではなく政権は政変により突発的に交代するために、邦人輸送任務は今後も今回の様に突発的にその実施を突き付けられることとなります。
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ジブチ航空拠点、ここにC-2輸送機部隊やヘリコプター部隊を常駐する事が出来れば、突発的事態に対応できるのでしょうが、ジブチ校区拠点はソマリア沖海賊対処任務への対応を前提としてジブチ政府から基地使用を認められているという点を忘れてはなりません。目的外使用には限度があり、また自衛隊法上でも法改正を行わなければ実質不可能です。
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CH-47JA輸送ヘリコプターとAH-64D戦闘ヘリコプターを若干数づつ搭載し、格納庫の片隅に高機動車を置いておくだけで、擬似的な強襲揚陸艦のような運用も行えますし、SH-60K哨戒ヘリコプターを搭載しておくならば通常の対潜戦闘というヘリコプター搭載護衛艦の本来任務を両立できます。これは陸上での国際共同訓練にも資するものでしょう。
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新しい88艦隊、こう銘打って海上自衛隊の護衛艦隊を構成する8個護衛隊全てにヘリコプター搭載護衛艦を配備すべきだ、という持論を毎年八月八日に示していますが、アフリカ近海に即座に対応できる部隊を遊弋させておくことができるならば、万一、いや数年に一度突き付けられる危機に際して、安定した対応能力を保持する事が出来るかもしれません。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
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DDH×1
DDG×1
DD×2
すると、当然DDが余りますよね。その分を地方隊に回して、DEを更新して、FFMで、その後の地方隊を担う、という形ですか?
航空母艦×1
巡洋艦×1
駆逐艦×2
潜水艦×2
補給艦×1
にすると、潜水艦は2×8=16で残りは22-16=6ですよね。その6隻は、強襲揚陸艦を中心に、米国の遠征打撃群のような編制で潜水艦を各1隻ずつ配備したら良いと思う。