■新年度防衛論集
新年度防衛論集の第二です。

トランプ大統領が目指す、再び偉大になったアメリカ、それでは前回何時頃が医大であったのかを示してくれましたならば、その向うべき姿が防衛や通商や社会構造等の麺から理解できるのですが、要するに、規範の中心を担う地位からは離脱する施策を採りつつ、世界に出てゆく国家を目指すのか、かつてのモンロードクトリンに回帰するかが不明だ。

アメリカの問題は国力の要諦である経済で、労働力不足が今後加速するということ、ここに教育省が廃止され人材不足が加速すること、大統領令として準備している段階ですが、連邦教育省廃止の方針を示しているアメリカでは、公的教育費用を捻出できない州への教育支援が終了するために、いまでさえ大きな教育格差が抜本的に拡大することとなります。

教育相廃止の影響は、すると、教育ローンを高校から組む、いやそれ以前に義務教育の週休三日週休四日という、学校教育を維持できない地域が拡大することとなり、工業生産をアメリカ国内で拡大させる土台となる人口が、不法移民以外の合法移民を募るほか無くなるのです。ただ、これとて目的はアメリカ市民の仕事を護るという目的と相いれない。

工業生産の雨量不足は、しかし重大な営湯を及ぼします。アメリカでは現在、国内自動車需要の50%以上を輸入車が担っており、トランプ大統領が課税対象とする最終組立てだけをアメリカで行う、名古屋のF-35戦闘機のような状態の自動車を含めると70%を超えるとともに、トランプ大統領の岩盤支持層の一つである低所得層に影響が及ぶ。

低所得者層向けの自動車ほど関税対象となり、手が届きにくくなります。また、アメリカ国内での厳しい価格競争に打ち勝つために低所得者層向けの車両を海外生産で安価に供給したGMなどは、ここまで大きな転換を想定していなかった為に影響が響く、企業の存続が難しくなり、フォルクスワーゲンやルノー傘下に入って生き残りを模索するか。

ただ、関税の問題はインフレを加速させるものの、時間はかかるが国際競争力のある価格帯と高性能な製品を独自に製造できる基盤を構築できたならば、現在の金融や情報通信などを主柱として、結果的にブルーカラーとホワイトカラーの格差が拡大した状況を脱却できたならば、現在の懸念はソフトランディングする事が可能となるのかもしれません。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
新年度防衛論集の第二です。

トランプ大統領が目指す、再び偉大になったアメリカ、それでは前回何時頃が医大であったのかを示してくれましたならば、その向うべき姿が防衛や通商や社会構造等の麺から理解できるのですが、要するに、規範の中心を担う地位からは離脱する施策を採りつつ、世界に出てゆく国家を目指すのか、かつてのモンロードクトリンに回帰するかが不明だ。

アメリカの問題は国力の要諦である経済で、労働力不足が今後加速するということ、ここに教育省が廃止され人材不足が加速すること、大統領令として準備している段階ですが、連邦教育省廃止の方針を示しているアメリカでは、公的教育費用を捻出できない州への教育支援が終了するために、いまでさえ大きな教育格差が抜本的に拡大することとなります。

教育相廃止の影響は、すると、教育ローンを高校から組む、いやそれ以前に義務教育の週休三日週休四日という、学校教育を維持できない地域が拡大することとなり、工業生産をアメリカ国内で拡大させる土台となる人口が、不法移民以外の合法移民を募るほか無くなるのです。ただ、これとて目的はアメリカ市民の仕事を護るという目的と相いれない。

工業生産の雨量不足は、しかし重大な営湯を及ぼします。アメリカでは現在、国内自動車需要の50%以上を輸入車が担っており、トランプ大統領が課税対象とする最終組立てだけをアメリカで行う、名古屋のF-35戦闘機のような状態の自動車を含めると70%を超えるとともに、トランプ大統領の岩盤支持層の一つである低所得層に影響が及ぶ。

低所得者層向けの自動車ほど関税対象となり、手が届きにくくなります。また、アメリカ国内での厳しい価格競争に打ち勝つために低所得者層向けの車両を海外生産で安価に供給したGMなどは、ここまで大きな転換を想定していなかった為に影響が響く、企業の存続が難しくなり、フォルクスワーゲンやルノー傘下に入って生き残りを模索するか。

ただ、関税の問題はインフレを加速させるものの、時間はかかるが国際競争力のある価格帯と高性能な製品を独自に製造できる基盤を構築できたならば、現在の金融や情報通信などを主柱として、結果的にブルーカラーとホワイトカラーの格差が拡大した状況を脱却できたならば、現在の懸念はソフトランディングする事が可能となるのかもしれません。
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