■キャンプ富士日米友好祭
キャンプ富士日米友好祭二〇一六はいろいろと巡ってまいりましたがそろそろ陽が傾き始めました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/6e/8c04c3da5a2cb3134a40b86e20ed080e.jpg)
10式戦車、戦車教導隊第1中隊所属のもの。富士駐屯地より展開した車両ですね。第三世代戦車が防御力を高め重量が60t70tと肥大化する中に主要部をロボット化することで防御力を高めた上で重量44tまで抑えた、日本戦後戦車開発史における2010年代集大成がこれ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/2c/534ac95761da4464c9a92e774ce0ebb8.jpg)
LAV-ATを真横から。エマーソン社製ミサイルランチャーは車内に予備のTOWミサイル12発を搭載し、射撃に際してはミサイルランチャーを真上に立たせて誘導します。これにより掩蔽壕や林間を遮蔽として射撃可能。赤外線半指令誘導、命中まで狙う必要はあるが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/7f/02c30eb501d7fa2b714c4a0f4abfe8ea.jpg)
TOW発射装置を正面より。TOWはM-40/106mm無反動砲の後継として開発されたもので、従ってM-220発射機というM-151ケネディジープにそのまま搭載できる簡易な発射架が基本でした、M-996ハンヴィーとしてTOW運用専用車もある。しかし装甲防御を考えると。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/04/7de8bfe27370ec82c965693983bfbeb6.jpg)
SPCボディアーマー。山を下りて小火器展示へ戻る。こちらは前のMTVボディアーマーが防御力を意識しすぎて着て歩くものという基本を忘れ突起で負傷し装備品を壊し重い、という失敗を経て、防弾プレートを身につける防護衣に原点回帰した戦うための装備です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/fc/1a726136272ea054bfa525199dbc4f09.jpg)
M-27ISR分隊支援火器、ドイツH&K社製HK-416の重銃身型、M-1918BARのように正確な連射で制圧するという想定の元猛烈な段幕を張るMINIMIを補完する分隊支援火器、という発想で2010年に制式化されました。重さ3.6kgですがM-16A4の後継ではない。
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M-240汎用機銃二丁、M-60軽機関銃の後継として1994年より配備開始となった、性格にはM-240G軽機関銃という。M-240はベルギー製FN-MAGとして1958年に設計されNATO標準機銃といえる傑作となりましたが、米軍は車載同軸機銃として採用したのみ。
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M-27ISR三丁。海兵隊の火力は変化に富んでいる、しかし弾倉は共通なのは重要ですね。M-249ではアフガニスタンなど山間部の先頭に置いて身動きが採りにくく、結果、軽量な分隊支援火器を、と開発され、ACOG照準器等を用い正確な30連射を加えるもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/ee/375d343aa804c22234b64e93038e74d2.jpg)
M-4A1カービン、重量が2.7kgと軽く1994年に陸軍が3.6kgのM-16A2小銃後継。開発したコルト社は1500ドルで供給していましたが、FNハースタル社であれば900ドルで供給できるとして現在はFN製が米軍に納入、M-249とM-240とふくめて全てFN製という。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/3d/78f456475de0c6029ed43c9b30cedc51.jpg)
M-240軽機関銃とM-192三脚、M-240は7.62mm口径で1800mにおよぶ射程を有し、2005年にピカニティー社が開発した重量僅か5kgというM-192三脚にあわせますと、拠点防衛に資する装備となります。自衛隊にも7.62mm機銃はまた、必要ではないかとも考えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/ba/148c5dad8c1a845c48750cafd22d8092.jpg)
M-224/60mm迫撃砲、海兵小隊の迫撃砲班に2門が配備される火器で重量21kg、ただ緊急時には二脚を省いて簡易底板とあわせ8.2kg、砲身握把を直接手で保持し緊急射撃が可能という。最大射程は3490mで緊急時には毎分30発を連続射撃、海兵小隊直援火器のひとつ。
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M-777超軽量榴弾砲の低姿勢、かなり低く抑えられています。M-777を開発したBAEはガンポーティーという簡易自走砲を提案していまして、元々これはトラックの荷台に榴弾砲を括り付けた第二次大戦中の野砲機動運用を示すものですが、この応用を提案しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/fd/8c941e4f4f255ca632c9119e09c80dcd.jpg)
M-777牽引状態。このまま牽引しますと全長が大きくなり射撃準備にも時間を要しますが、BAEはトラック荷台に抱え込むように射撃姿勢のまま搭載し、射撃時に切り離して運用する簡易自走砲を提案しています。もっとも各国になかなか採用されないようですけれども。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/95/5ccc2f8647516290a2e0caa714c61638.jpg)
M-777の低姿勢。M-777は面白いのは過去、ストライカー装輪装甲車にかなり無理矢理と砲架部分だけを搭載し自走榴弾砲とする陸軍の研究がありました。こちらも実現しませんでしたが、なにしろ突き抜けて軽量、可能性を多く秘めた装備だけに研究は多いようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/4b/1905a942cc771f36450aadfc36ad84f3.jpg)
御殿場市消防局の消防車両。さてさて、この車輛は撤収するところなのですけれども、アメリカ海兵隊装備を色々と眺める貴重な機会となりましたこのキャンプ富士一般公開もそろそろ終了の時刻となってまいりました、そんな流れの中、当方も撤収する事としました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
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(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
キャンプ富士日米友好祭二〇一六はいろいろと巡ってまいりましたがそろそろ陽が傾き始めました。
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10式戦車、戦車教導隊第1中隊所属のもの。富士駐屯地より展開した車両ですね。第三世代戦車が防御力を高め重量が60t70tと肥大化する中に主要部をロボット化することで防御力を高めた上で重量44tまで抑えた、日本戦後戦車開発史における2010年代集大成がこれ。
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LAV-ATを真横から。エマーソン社製ミサイルランチャーは車内に予備のTOWミサイル12発を搭載し、射撃に際してはミサイルランチャーを真上に立たせて誘導します。これにより掩蔽壕や林間を遮蔽として射撃可能。赤外線半指令誘導、命中まで狙う必要はあるが。
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TOW発射装置を正面より。TOWはM-40/106mm無反動砲の後継として開発されたもので、従ってM-220発射機というM-151ケネディジープにそのまま搭載できる簡易な発射架が基本でした、M-996ハンヴィーとしてTOW運用専用車もある。しかし装甲防御を考えると。
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SPCボディアーマー。山を下りて小火器展示へ戻る。こちらは前のMTVボディアーマーが防御力を意識しすぎて着て歩くものという基本を忘れ突起で負傷し装備品を壊し重い、という失敗を経て、防弾プレートを身につける防護衣に原点回帰した戦うための装備です。
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M-27ISR分隊支援火器、ドイツH&K社製HK-416の重銃身型、M-1918BARのように正確な連射で制圧するという想定の元猛烈な段幕を張るMINIMIを補完する分隊支援火器、という発想で2010年に制式化されました。重さ3.6kgですがM-16A4の後継ではない。
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M-240汎用機銃二丁、M-60軽機関銃の後継として1994年より配備開始となった、性格にはM-240G軽機関銃という。M-240はベルギー製FN-MAGとして1958年に設計されNATO標準機銃といえる傑作となりましたが、米軍は車載同軸機銃として採用したのみ。
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M-27ISR三丁。海兵隊の火力は変化に富んでいる、しかし弾倉は共通なのは重要ですね。M-249ではアフガニスタンなど山間部の先頭に置いて身動きが採りにくく、結果、軽量な分隊支援火器を、と開発され、ACOG照準器等を用い正確な30連射を加えるもの。
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M-4A1カービン、重量が2.7kgと軽く1994年に陸軍が3.6kgのM-16A2小銃後継。開発したコルト社は1500ドルで供給していましたが、FNハースタル社であれば900ドルで供給できるとして現在はFN製が米軍に納入、M-249とM-240とふくめて全てFN製という。
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M-240軽機関銃とM-192三脚、M-240は7.62mm口径で1800mにおよぶ射程を有し、2005年にピカニティー社が開発した重量僅か5kgというM-192三脚にあわせますと、拠点防衛に資する装備となります。自衛隊にも7.62mm機銃はまた、必要ではないかとも考えます。
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M-224/60mm迫撃砲、海兵小隊の迫撃砲班に2門が配備される火器で重量21kg、ただ緊急時には二脚を省いて簡易底板とあわせ8.2kg、砲身握把を直接手で保持し緊急射撃が可能という。最大射程は3490mで緊急時には毎分30発を連続射撃、海兵小隊直援火器のひとつ。
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M-777超軽量榴弾砲の低姿勢、かなり低く抑えられています。M-777を開発したBAEはガンポーティーという簡易自走砲を提案していまして、元々これはトラックの荷台に榴弾砲を括り付けた第二次大戦中の野砲機動運用を示すものですが、この応用を提案しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/fd/8c941e4f4f255ca632c9119e09c80dcd.jpg)
M-777牽引状態。このまま牽引しますと全長が大きくなり射撃準備にも時間を要しますが、BAEはトラック荷台に抱え込むように射撃姿勢のまま搭載し、射撃時に切り離して運用する簡易自走砲を提案しています。もっとも各国になかなか採用されないようですけれども。
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M-777の低姿勢。M-777は面白いのは過去、ストライカー装輪装甲車にかなり無理矢理と砲架部分だけを搭載し自走榴弾砲とする陸軍の研究がありました。こちらも実現しませんでしたが、なにしろ突き抜けて軽量、可能性を多く秘めた装備だけに研究は多いようです。
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御殿場市消防局の消防車両。さてさて、この車輛は撤収するところなのですけれども、アメリカ海兵隊装備を色々と眺める貴重な機会となりましたこのキャンプ富士一般公開もそろそろ終了の時刻となってまいりました、そんな流れの中、当方も撤収する事としました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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よくみたら両脇はM4でしたワ