◆新型インフルエンザ自衛隊関連行事にも影響へ
航空自衛隊奈良基地幹部候補生学校開庁記念行事は、新型インフルエンザ発生により中止になった旨、発表されていました。
北大路機関広報として、現在情報収集中の今月末自衛隊関連行事。23日土曜日に奈良基地開庁記念行事、門司港イージス艦ちょうかい一般公開、24日日曜日に大津駐屯地祭、美保基地航空祭、青野原駐屯地祭、松山駐屯地祭が予定されており、30日土曜日には防府南基地開庁記念行事。
和歌山港イージス艦ちょうかい一般公開、香川掃海殉職者追悼行事掃海艦艇一般公開、横須賀基地新しらせ一般公開。31日日曜日には、真駒内駐屯地祭第11旅団創設記念行事、大宮駐屯地祭、館山航空基地ちびっこヤング大会、武山駐屯地祭、大久保駐屯地祭第4施設団創設記念行事、防府北基地航空祭などが予定されている。
この中でも、防府北基地航空祭について、一部もしくは全部が中止となる可能性が示唆されている。現在、感染の拡大や収束の見通しが全く立っていないため、今後の状況によっては大きく変更が加えられる可能性がある。それにしても、新型インフルエンザ、梅雨入りというインフルエンザは流行しにくい季節にもかかわらず、感染力はものすごい。
鳥インフルエンザを起点とする新型インフルエンザとくらべて弱毒性が強調されるものの、感染力は、加湿さえすれば防げるのではないかとされた当初の予想を上回っている。水際検疫では、検疫体制の総力を結集するとともに自衛隊が全力で協力したものの、国内発生を防ぐことはできなかったのは残念。
社会機能への影響を考え、当初計画された強毒性新型インフルエンザ対策の体系から、弱毒性の季節性インフルエンザ対策に準じた対応へ切り替えては、という声も無いではないが、新型インフルエンザの中でいつ以前しが変化して、強毒性の新型、いや最新型インフルエンザが発生するか、見通しはつかない。この点、切り替えを行ったん弱毒性対策に換えてしまえば強毒性対策への再転換で非常に苦労しそうだ。現状のままとした方が良いようにも思う次第。
HARUNA
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