気紛れ貴婦人願望バーバの徒然草~カムイミンタラに憧れ、悠々自適人になりたい

ご訪問いただきありがとうございます。安政の探検家松浦武四郎足跡を訪ね、音楽と自然、いにしえのロマンを愛する旅人です。

大野町の歴史に触れて歩く(1)一本木地区

2015-08-21 10:18:57 | 日記
2015年8月11日、前回八郎沼散策の折り、文月庚申塚や水田発祥の碑などを見て、大野町の史跡に関心をもったのでいろいろな所を廻った。
最初は久根別駅の踏切を通過して「一本木地名の由来」になったという巨木からスタート。
一本木の全景

説明版には
『一本木村の地名の起こりは、此の地にあったアカダモ(ハルニレ)の大木から名付けられた。
此の地を通った菅江真澄の旅行記にも記されている
アカダモは1954年(昭和29年)の台風15号で倒れたが、その根元にあった稚樹はその後成長して往年の大樹を「次ぐべく風格を見せている。』
地名由来

因みに寛政元年に蝦夷地を旅した菅江真澄は熊石にある「あわび山荘」という温泉ホテルの玄関前に歌碑があり、更に太田神社附近にも歌碑がある。

菅江真澄の歌碑2題(太田神社付近とあわび山荘)
 
また、安政の探検家松浦武四郎著「渡島日誌」には
『箱館は渡島の東面にして・・・往時は陸をはなる事・・・一つの島なりしか・・・、享禄年間河野加賀右衛門(土人の云うには加賀守)此の山趾に塁を築き是を七居浜より臨むに、其形を号て箱館と云しより・・・(中略)亀田村なる一本木なり。楢の大木有しと』と記録している。

一本木稲荷神社
『一本木稲荷神社は「蝦夷実地検考録」によれば、八郎大明神稲荷神社が合祀されている。八郎大明神の祭神己貴命(おうなむちのみこと)はおおくにぬしのみことの別名であり、国土経営の神様である。少彦名命(すくなひこのみこと)は、国土経営の任にあたり、医療、まじないの法をはじめた神ということになっている。稲荷社の祭神保食命と稲倉魂命についてはどちらも穀物をつかさどる神で、開拓を進める一本木にふさわしい神である』とのこと

一本木稲荷神社

社殿

神社の説明版と並んで「地域に根さした人々と下山家」の説明があります。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿