ミーシャのひとりごと

数あるブログの中 訪問してくれてありがとう。
蒜山高原や大山などの風景写真を撮りながら
田舎暮らしを楽しんでいます。

大塚国際美術館へ

2010-05-26 10:18:11 | テーマ館・美術館



先日 出張帰りに寄った息子と家族3人で
徳島の大塚国際博物館へ行ってきました。

開館は平成10年3月で
私達は土・日の高速道 上限1,000円になっての
今頃で~す・・・

 


大鳴門橋  薄く見える島は淡路島





半島の上に見えるのが大塚国際美術館
左下の白い建物はうず潮観光船乗り場




大塚国際美術館は
大塚製薬グループが創立75周年記念事業として設立した
日本最大級の常設展示スペースを有する陶板名画美術館です。
館内には
厳選された古代壁画から世界25ヶ国190余の美術館が所蔵する
現代絵画までの西洋名画1,000余点を同じ大きさに複製しています。
作品は
古代から現代に至るまでの著名なものばかりを展示しています。
これらを原寸で鑑賞することで、その良さを理解し
将来実物を現地で鑑賞して欲しいとの願いが込められているそうです。




入館券を購入して館内に入ると
いきなり 高く急勾配な長いエスカレーターが現れ、ビックリ!





システィーナ・ホール
ヴァティカンのシスティーナ礼拝堂
ミケランジェロの
天井画の「天地創造」や壁画の「最後の審判」

          


この美術館に入って最初に圧倒される
シンボル的な場所ね。
この場所は衆議院議員の後藤田正純と
水野真紀の結婚披露宴が行われたことでも有名ですよね。




北イタリアのパドヴァ市にあるスクロヴェーニ礼拝堂壁画
ジョットの「聖母マリアの生涯」12場面

「キリストの生涯」25場面などが描かれています。
案内ガイドの方の話をしっかり聞いたつもりですが
説明しようにも、もう忘れてま~す
西洋名画の中で高価な色として珍重されてきた
ラピスラズリーの青がとても印象的でした。
                     



エル・グレコの大祭壇衝立

実はこの大祭壇は
19世紀初頭ナポレオン戦争で破壊され、幻の祭壇画でした。
この作品は当美術館が推定復元した大祭壇衝立で
スペインやルーマニアの美術館所蔵のエル・グレコの作品6点を採用した
世界初の試みだそうです。

      


館内は広く、一部 狭い所もありますが
概ねゆったりとしていて、休憩出来るイスも多いです。





「大塚アート」とネーミングのロボットも案内してくれます。
この写真は
ちゃっかり「ポカリスェット」のコマーシャル付きの後ろ姿よ !!




イタリア ポンペイの壁画「秘儀の間」
背景の朱色はポンペイアン・レッドと呼ばれ
部屋全体が神秘的な雰囲気です。





古代(紀元前)の
取っ手の付いた陶器を平面上に伸ばした展開写真の陶板






展示されている作品は     
大塚オーミ陶業株式会社が開発した特殊技術によって
世界中の名画を陶器の板に原寸で焼き付けたものです。


少々 目が疲れて来たので
早めのランチに。。。



        


1Fのレストラン ”ガーデン ”





4-5月のガーデンランチ
~豚バラ肉のシャルキュティエ風 季節野菜のコンポート添え~




美食家といわれたルノワールが愛した南フランスの料理を
親族らの協力によって編纂された 『ルノワールの食卓』 の
料理レシピ本を参考に、現代風に再現したランチだそうです。
美味しかったですよ~!!

                    


食事の後は
レストラン・ガーデン外の芝生広場へ出て、外の景色を・・・


                      


写真中央下には
屋外の円形庭園に展示されたモネの『睡蓮』が見えます。
陶板複製画は
風水害や火災などの災害や光による色彩の退行に非常に強く
屋外での壁画に用いることもできるそうです。


ルネサンス時代




ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」
人物を入れない写真撮影は禁止なのですが
ついつい・・・
              



ボッティチェッリの「春」
上の2点は対で描かれたとされています。
上は「天上のヴィーナス」を
下は「地上のヴィーナス」を描いたと言われています。




ヘントの祭壇衝立とイーゼンハイムの祭壇画






知らない人はいないと言われる
超有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」
「この中に裏切り者がいる」と言うイエスの言葉に
驚く弟子達の瞬間の動作をとらえて描いています。


重々しい絵画の順路に
目に鮮やかな明るいブルー池でちょっと一息。
中心広場にはモネの睡蓮の壁画がありました。




カフェ・ド・ジヴェルニー(B2F)   
この池のタイルにも
当美術館のシンボルカラーのラピスラズリー色を意識してるね。
ホワイトとコバルトブルーをベースに
グリーンの草木、アクセントのお花が効果的で
ほっとできた 空間でした。




嬉しいことに、モネの「大睡蓮」の所で
睡蓮が可愛く咲いていました。


        


ドリンク付きの「本日のスィーツセット」
プリンとケーキの2個付き
美味しく頂き、また陶板複製画の鑑賞へ

                            
近代に入って

          


ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」
パリのルーブル美術館にまで出かけなくても見えるのって
嬉しいですね~ぇ。





ダヴィッドの「皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠式」 
パリのノートルダム寺院で行われたナポレオンの戴冠式で
ナポレオンが自ら戴冠した後
皇后ジョゼフィーヌの頭上に冠をのせようとする瞬間が描かれています。




ミレーの「落ち穂拾い」
超有名絵画を実物そっくりなかたちで
一度に 楽らく~に鑑賞できて
ホント 信じられないくらい。
おまけに マイカメラに収めることが出来て。。。

        


マネ、ルノワール、ドガなど、この時代にくると親しみを覚えるね。






ゴッホの「自画像」、「ヒマワリ」など


    現代

                      


ピカソの「ゲルニカ」
20世紀の最も重要な作品の一つと言われています。
ナチス・ドイツの無差別爆撃に衝撃を受けたピカソが
時代の暴力と悲劇に抗議を表明した人間の記録として
今世紀の記念碑的作品だそうです。      

         


地下3Fのエントランスホールには
ミュージアムショップがあり
大塚のボンカレーも売られてましたよ。

とりあえず すごい数でした~~
館内に4時間ほどいましたが 1,000余点の作品は見ごたえありすぎて
とても一度には鑑賞しきれません。
是非 また来て見たいと思います。
                                       
陶板複製画のみの写真撮影は禁止されていましたが
右に習えで、良くない事と思いながらついつい でした。
                                                   

大塚国際美術博物館


大塚オーミ陶業の特殊技術はすごいですね~



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