「東アジア文化都市 2017京都 アジア回廊現代美術展」 2017年8月19日-10月15日 二条城・京都芸術センター
@二条城・台所 普段は一般公開なし
チェ・ジョンファ <フルーツの木> カラフルなバルーン作品
チェ・ジョンファ <涅槃> 若冲の<果蔬涅槃図>に描かれている大根をモチーフにしている。大きい。
チェ・ジョンファ <アルケミー(錬金術)> きれい。あとで知ったのだが、プラスチック製のボウルでできている!
チェ・ジョンファ <エアーエアー> キムチ用の容器を組み合わせたオブジェ
チェ・ジョンファの作品は、展示場所の台所に合わせて、食べ物に関するオブジェ。ユーモラス。
宮永愛子 <結> 写真には写っていないが、塩の結晶がついている一本の糸が天井から下へと続いている。草間彌生さんの作品に似たようなものがあったような。小部屋にあるので、見逃さないように注意。また、部屋の外から、糸が部屋の天井を突き抜けて垂れているのを見るべし。
草間彌生 <無限の網のうちに消滅するミロのビーナス> 草間彌生ですなあ
谷澤紗和子 <容> 発泡スチロールの床にこんな陶器のオブジェがごろごろ。発泡スチロールの床には入ってよく、人の足の窪みがついているのもおもしろい。
ツァイ・グオチャン <盆栽の舟> この作品を見て、私は、舟にのってアジアの文化が日本にやってきたことを考えた。
@二条城・東南隅櫓
久門剛史 <風> ガラスケースに入った電球が振り子のように揺れる。光は強弱を繰り返す。風の音。木の香り。ガラスに映る光。光から映し出される土台の木組みの影。いつまでも見ていることができる。魂が震えた。私のイチオシ。いいです!
@二条城ぐるり
伊藤存 <そとに出てわかること> なんと刺繍でできている
チェ・ジョンファ <呼吸する花(808の漢字)> 呼吸するように動いている
三嶋りつ恵 <光はいつでもそこにある> 堀に浮かぶガラスのオブジェがキラキラ
@京都芸術センター
●今村源 <モノにならないやりかたで> 真ん中に大きく穴があいた座卓。羽のない扇風機。鳴らない風鈴。やじろべえになっているタンス。一つ一つがおもしろい。
●オ・インファン <死角地帯探し> なんかよくわからない。入口に係員が説明をしてくれると書いてあるので、座っている人に説明を頼む。が、なんと盲の方だった。ちょっと戸惑う私だったが、係員さんは気軽に説明をしてくれた。映像は、カメラでこの部屋ともう一つの部屋を交互に映しているもの。そして、部屋の壁に貼っているピンクのテープの部分は、カメラの死角を表している。そして、係員さんは、もう一つの部屋まで案内してくれた。元軍人が軍隊生活の中で私的空間を見つけた経験を語るインタビューの映像も流れる。死角を示すピンクのテープには、そのインタビューから抜き出した私的空間を見つけ出すヒントが書いてあるという。説明を受けて、作品がよくわかったし、現代の監視カメラ社会の是非や監視されている息苦しさなどいろいろと考えさせられた。ちなみに、盲の方が説明するのも、作品の中に含まれているという。盲の方に映像の説明できるのかという私の差別観も露わにされた。でも、作品を通して人と触れ合うのも楽しい。時間がある方は、係員の方に説明をお願いするのもいいかも。
いやあ、よかった。アートスケープのおススメ展覧会は、はずれがない。チェ・ジョンファさんと久門剛史さんの作品はぜひ!
@二条城・台所 普段は一般公開なし
チェ・ジョンファ <フルーツの木> カラフルなバルーン作品
チェ・ジョンファ <涅槃> 若冲の<果蔬涅槃図>に描かれている大根をモチーフにしている。大きい。
チェ・ジョンファ <アルケミー(錬金術)> きれい。あとで知ったのだが、プラスチック製のボウルでできている!
チェ・ジョンファ <エアーエアー> キムチ用の容器を組み合わせたオブジェ
チェ・ジョンファの作品は、展示場所の台所に合わせて、食べ物に関するオブジェ。ユーモラス。
宮永愛子 <結> 写真には写っていないが、塩の結晶がついている一本の糸が天井から下へと続いている。草間彌生さんの作品に似たようなものがあったような。小部屋にあるので、見逃さないように注意。また、部屋の外から、糸が部屋の天井を突き抜けて垂れているのを見るべし。
草間彌生 <無限の網のうちに消滅するミロのビーナス> 草間彌生ですなあ
谷澤紗和子 <容> 発泡スチロールの床にこんな陶器のオブジェがごろごろ。発泡スチロールの床には入ってよく、人の足の窪みがついているのもおもしろい。
ツァイ・グオチャン <盆栽の舟> この作品を見て、私は、舟にのってアジアの文化が日本にやってきたことを考えた。
@二条城・東南隅櫓
久門剛史 <風> ガラスケースに入った電球が振り子のように揺れる。光は強弱を繰り返す。風の音。木の香り。ガラスに映る光。光から映し出される土台の木組みの影。いつまでも見ていることができる。魂が震えた。私のイチオシ。いいです!
@二条城ぐるり
伊藤存 <そとに出てわかること> なんと刺繍でできている
チェ・ジョンファ <呼吸する花(808の漢字)> 呼吸するように動いている
三嶋りつ恵 <光はいつでもそこにある> 堀に浮かぶガラスのオブジェがキラキラ
@京都芸術センター
●今村源 <モノにならないやりかたで> 真ん中に大きく穴があいた座卓。羽のない扇風機。鳴らない風鈴。やじろべえになっているタンス。一つ一つがおもしろい。
●オ・インファン <死角地帯探し> なんかよくわからない。入口に係員が説明をしてくれると書いてあるので、座っている人に説明を頼む。が、なんと盲の方だった。ちょっと戸惑う私だったが、係員さんは気軽に説明をしてくれた。映像は、カメラでこの部屋ともう一つの部屋を交互に映しているもの。そして、部屋の壁に貼っているピンクのテープの部分は、カメラの死角を表している。そして、係員さんは、もう一つの部屋まで案内してくれた。元軍人が軍隊生活の中で私的空間を見つけた経験を語るインタビューの映像も流れる。死角を示すピンクのテープには、そのインタビューから抜き出した私的空間を見つけ出すヒントが書いてあるという。説明を受けて、作品がよくわかったし、現代の監視カメラ社会の是非や監視されている息苦しさなどいろいろと考えさせられた。ちなみに、盲の方が説明するのも、作品の中に含まれているという。盲の方に映像の説明できるのかという私の差別観も露わにされた。でも、作品を通して人と触れ合うのも楽しい。時間がある方は、係員の方に説明をお願いするのもいいかも。
いやあ、よかった。アートスケープのおススメ展覧会は、はずれがない。チェ・ジョンファさんと久門剛史さんの作品はぜひ!