生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

その場考学との徘徊(46)都立公園の事情

2018年10月10日 07時29分46秒 | その場考学との徘徊
その場考学との徘徊(46)
題名;都立公園の事情

場所;東京都 年月日;H30.10.9
テーマ;現状は全体最適か   作成日;H30.10.9 アップロード日;H30.10.11                                                       

 我が家の500メートルほど南に都立芦花公園がある。徳富蘆花夫妻が晩年を過ごした茅葺屋根の建物と記念館、そしてお墓がある。しかし、それらはごく一部で、全体は公園になっている。
 ちなみに、今年は蘆花の生誕150年で、トルストイとの面談直後に、晴耕雨読に目覚めて、39歳で都心からこの地に移った。



 そこは、毎朝6時半からのラジオ体操にかなりの数のお年寄りが集まる。私も、現役のころから参加をしていたのだが、6時半という時刻は、夏は遅すぎるし、冬は早すぎる。今は、ちょうどよい季節で、ほぼ毎日通うことにしている。人数は、年とともにかなり少なくなってきている。




 公園全体の手入れは、普段は行き届いていて、ボランティアが運営するお花畑まである。しかし、現状はちょっとひどいことになっている。先ずは、台風による倒木の放置。二つ前の台風で倒された大木が、何本も転がったままになっている。中には、大枝が高いところで折れたまま、ぶら下がっているものもある。




これらは、「立ち入り禁止のテープ」で囲われているのだが、すべてが囲われたのは、ほんの数日前で、それまでは、倒れたままの状態の木が数本あった。歩測すると25メートルはあった。昼間は、保育園児の楽園になっているところなのだが、自然に触れる教育には、良かったのかもしれない。




また、お花畑は、数年前から立ち入り禁止になっている。土壌汚染が発見されたそうだが、この場所は、数十年にわたって、毎年数回、草花が植え替えられていたところで、中央に櫓を建てて盆踊りや、その他のお祭りが頻繁に行われていた場所だった。やっと、再開の計画が決まったようだが、まだ工事の気配はない。




体操が終わると、皆、三々五々と家路につく。保育園が始まるまでは、静寂が戻ることになる。




今朝の帰路は、公営住宅が建て替えを進めている地域を通ることにした。従来は、4階建てだったが、かなりの高層になっている。周辺には、数えきれないほどの古い団地があるのだが、どこも同じで、都心回帰が進んでいる。そのために、町中が乳幼児を抱えたヤングママさんでいっぱいだ。帰路途中の小学校も増築を余儀なくされている。




地元の白山社にお参りをして、帰宅した。