武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

そんなにはやくどこいくの

2014年11月23日 | Weblog

この版画は忠臣蔵の幕開け・・・・松の廊下の事件である。
なぜ鉄道が出てくるかというと「鉄道唱歌」で泉岳寺が詠われているから・・・・
これは大和田建樹と言う方が作詞をしている。新橋を出て品川・大森・・・・・横浜・・・延延と神戸まで66番だ。とんでもない長さだけど、物語があるわけでない。

「地理教育・鉄道唱歌」としているから歌で沿線の地理を覚えさせようとした力作だ。もともと日本人はこういう形のものを好んだらしい。
 「道行き文」と言う分野もある。その形を使って地理教育をしたのだろうか。
浮世絵の「東海道五十三次」などもそれだろう。県歌「信濃の国」もそういうことではないでしょうか。

ま、現代鉄道唱歌は新幹線やリニアとか言ってもシュッポシュッポの時代ではないらしい。そんなに早くどこへ行く・・・・・そんな心境だ。