さばよむな 2012年04月05日 | Weblog 缶詰の鯖を崩してひとり飲む妻の帰りを待つ夜更けてこの迷短歌はこの度の句会に出す予定。さばを崩すと言うとろこがミソだ。ミソ煮だからよけいいいのだ。 鯖は非常に傷みやすい魚だ。はやく売らないと鮮度が落ちるので数は適当にゴマかして売った。それがもとだ。今は年齢だけではなく、数をごまかすと言う時に遣う。 京都の方に「さば街道」と言う鯖を運んだ街道があるようだ。海から鯖を京都に運んだ道だ。 わたしの生まれたところでは、「塩」を運んだ街道を「塩の道」と言う。本当の名前は糸魚川街道、千国街道と言う。地名の入った名前もいいが、具体的な荷物をつけた名前もいい。