ゴッホの出てくる版画を彫っているのでゴッホ関係でひとこと。ゴッホが日本の浮世絵を見て日本自体や技法にあこがれをもっていたのは知られている。
写真はカイユボットという画家の絵である。片方は安藤広重の浮世絵。斜めの線を大胆に画面にいれる構図は当時のパリ画壇ではまったくなく、この橋の奥行きは斬新な構図として注目を浴びたそうだ。浮世絵にはチョイチョイでてくる構図である。こんな構図にもヒントを与えたのが日本の浮世絵だ。予想以上にゴーガンとかモネなどにもヒントをあたえているのだ・・・・・・・・すごいことである。
陶磁器を海外に送るのに割れないようパッキングに浮世絵を使っていたというのもなんともいえない。