カンガルー大陸をゆく!! ---福岡糸島編---

福岡・糸島に生息する研究者の日常。

春は別れの季節

2006-02-14 19:09:26 | Weblog
ちょっと前のことになったけれど、やっぱり書いておこう。

先週の木曜日、宇宙研のO先生が我がSERCを訪ねてこられた。
O先生の訪問はいつも突然だ。
いや、先生同士では事前に連絡がなされているのかもしれないが
私の耳には届かないので突然に見えるのか。
それはともかく、今回の訪問理由を尋ねたところ
今年3月で退官されるのでその挨拶回りという。
・・・そうか、そろそろとは思っていたけれどとうとうその時が来てしまったのか。
O先生とは専門分野もかなり違うので、もし先生がこの先
学会等に顔を出されたとしても同じセッションになることはない。
とすれば今日がお会いするのも最後か。そう思うととても寂しくなった。
先生には、若いうちに外国に出ておきなさい、ということを始め
いろいろと良きアドバイスをいただいた。
何よりお会いしてお話しするだけで元気になった。
どんなにへこんでいても、やっぱり研究者って面白い、がんばろう、
という気になってくるのだ。

最後の機会、となれば飲みに行かない手はない。
面子はO先生、台湾から来られていたTIGER先生(もちろんあだ名だ)、
そのお弟子さんのCさん、うちの院生のHくん、そして私。
何とも不思議な組み合わせ。
二度とこの面子で集まることはないだろう。
TIGER先生のギリギリなネタに大いに盛り上がり、楽しんだ。

人生、まさに一期一会。
出会いの喜びと分かれの寂しさのないまぜになった、とても印象深い一日だった。

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