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景山民夫の「休暇の土地」を買ってきた

2006-05-29 19:38:58 | Weblog

先日、TVで「ナベプロ」の社長の話を観た。といっても2夜にわたって放送された話の最初の話を視て、2日目を視てないから、視たとは言えないかもしれないが。クレイジーキャッツや(放送作家時代の)青島幸夫等がでていて、興味深くみた。
 なんとなく景山民夫を思いだしていた。景山民夫が放送作家になった時代は、ドラマの時代よりもっとあと、どちらかといえば青島幸男らがつくっていた「シャボン玉ホリデー」が絶頂期から衰退期にはいってゆく時代だったと記憶する。昭和40年代。
いくつか読んだ景山民夫のエッセイには、絶頂期だった頃のあこがれのスターたちの、りんとしたプロとしての生き方が敬意をもって書かれていた。つまり先日みた、ドラマの時代のころの人たちへの敬意。
 景山民夫の本は(ほとんど本を読まない私にとって)実に20年ぶり!くらいだが、彼もまた、本当にプロとして、人間としてしっかりと、りんとしていた人だと思う。文章の端々にそれは垣間見ることができる。
 彼の名作「遠い海から来たCOO」がアニメ化された頃、なんだかぐずぐずの問題に巻き込まれて世間から疎ましがられ、やがて死んでしまった事が私は残念でたまらない。
 ワイドショーで話題になった人とか、宗教の人だとかどうだこうだとか思わずに、一度読んでほしい作家である。特に男性にはわかってほしい。そんなに思うなあ。