銀座の伊東屋で開催されていた(4月18日終了)シャドーボックスの展示会を
見に行ってきました
これって人間技? 器用選手権大会?
と思わせるほど 細かい作業を駆使した作品の数々に
しばし ボーゼン としてしまいました
3Dシャドーボックスというのは 本来
複数枚の同じ絵柄のカードやプリントを部分的に切り取って立体的に組み立て
平面の絵を3D(立体画)に作り上げるものです
しかし この展示会を見る限り
その枠を乗り越えた作品も多々あり
常に進化しているんだなぁと思いました
展示会場内は撮影禁止なのですが
kazumi先生からプレスの腕章をお借りして
kazumi先生の作品限定ということで写真を撮らせていただいたので
ここで紹介したいと思いま~す
ナイスアイデアな作品
披露宴の会場の入り口に置くウェルカムボード(フレーム?)として
作られたそうです
何がすごいって…
これは食品トレイでも もなかの皮でも お彼岸のお砂糖菓子でもないですよ!
花嫁さんの白無垢の柄をコピーして そこから型をおこし
パールのかかった紙を 立体化させたのだそうです
隣りの寿という字は箸袋の「寿」という字を拡大コピーして型紙に使用したそうです
更に 驚いたのが この達筆な文字!
これらの字は 書いたのではなく
切って貼ったのだそうです
shinnjirarenai
詳細はkazumi先生のブログを見て下さいね!→ぽちっ
ロマンティックな乙女心をくすぐった作品←もちろん私の乙女心よ
これも披露宴会場用のものです
この八角形の中に 新郎新婦の名前や写真を入れるそうです
左のドレスがとても素敵でした
写真ではわかりづらいですが
ドレスの生地のオーガンジーの質感がとてもよく出ていました
(半透明の紙を使っていらっしゃるそうです)
下から覗くと レースのペチコートも見えましたよ!
どの作品もとても素晴らしかったのですが
私の1番のお気に入りはこれです
↓
このブルーがなんとも言えず好きです!
ラティス部分はkazumi先生がジグソーで抜いたそうです
お花や小鳥の絵は先生のオリジナル画です
ステンシルで彩色した後 樹脂をかけているので陶器のようにも見えます
この愛らしい青い小鳥が幸せを運んでくれそうでしょ?
他の先生方の作品でも驚嘆するものが多々ありました
ちょっと小耳に挟んだのですが…
これは中世のベニスを描いた絵を使った作品の一部分ですが
(画像は伊東屋さんのHPからお借りしてきました)
これを作った先生が 韓流だそうで
お気に入りの韓国俳優さんを 群集の中の一人として潜ませているそうです
「この辺り・・・」というところを見てみると…
貴族の一人として いらっしゃいました!
とても小さくて「誰か?」まではわからなかったのですが
聞くところによると…ソン・スンホンさんだそうです
遊び心があって楽しいですね!
「ウォーリーを探せ!」ではなく「スンホンssiを探せ!」でした
この展示会で色々な作品を見たり
kazumi先生の説明を聞いたりして思ったことは
「物を3D化するためには そのものの構造がわかっていないと出来ないのだなぁ」
ということです
蝶にしても 人の顔にしても 建物にしても
それを 頭の中で立体化させるためには
それがどのような構造になっているかを知らなければなりません
でないと 奇妙で ありえない形になってしまうからです
シャドーボックスを作る人たちは
「きっとみんな理数科系なんだわ!」って思ったのですが…
お笑い系の私には無理だわ
だってね…
シリコンボンドやコテで立体化された紙たちを見て
「こんな風に私の体型も変えられたらいいのになぁ…」なんて思ってたくらいですから