わたしのはたらき | |
西村佳哲 | |
弘文堂 |
この本は、美味しいおむすびを創りたくてずっと著者を読んでいる佐藤初女さんつながりで、私のところにやってきました。佐藤初女さんを一番に9名の方のインタビューで構成されています。
佐藤初女さんのインタビューはもちろん素敵でしたが、川口有美子さんのインタビューが私にはインパクトがありました。
川口有美子さんは、一言でいうなら、お母様がALS(筋萎縮性側索硬化症)になり、その看病、介護に関わって、お母様の死後も同病の患者や家族の支援をされています。
インタビューを読んでいると、身内が深刻な病気になったことがわかったときの受けとめ方が明るいのです。もちろん介護は大変なことできれいごとではすまされない困難な状況があったことも明かされますが、川口有美子さんの持ち味や雰囲気が軽やかなのです。
人は受信できれば生きていける
印象的な言葉がたくさんあります。