桜の咲いているお寺の境内、足元にも小さな小さな春が来ています。
妙本寺、参道の石畳の脇の砂利の間から芽を出し、茎をのばし、小さな白い花を咲かせている「ツメクサ(爪草)」
細い葉が鳥の爪に似ていることからついた名だそうです。確かに左の画像の葉を見るとなるほど…と納得。
ナデシコ科ツメクサ属で、日本全土、庭や道ばたなどに多い高さ2~20cmの1~2年草です。
花は直径4mmと小さくて、葉の脇に1個ずつつきます。花弁は白色で5個あるのですが、肉眼ではそこまで確認するのは難しいです(私の場合、、、ですが)
ゾウムシの仲間がしばしば子房に虫えいを作って、果実のようになるのでこの名があるそうです。
ゴマノハグサ科クワガタソウ属の1年草です。オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、フラサバソウなどと同じ仲間です。
葉の脇にわずかに淡紅色を帯びた白色の小さな花をつけます。(画像の花は、ほとんど白色に見えますね)
花は直径2~3mmとほんとうに小さく、その中に1個の雌しべと2個の雄しべが収まっています。
前出のムシクサと同じ仲間の「タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢)」です。
ムシクサと一緒に生えていて、ほとんどムシクサと同じ大きさ(というより、同じ小ささという表現の方があっているかと…)です。
今まで撮ってきた個体に比べ、花の開き具合が大きいように感じましたので、登場させました。
( 2012年4月15日撮影 鎌倉・妙本寺 )
そんな人たちに紛れて必死にシャッターを切っていますが、
結果は思うような画像を得られなかったりしています。
どなたも気付かない小さな花を(こちらは違った意味で必死なんですけれど)
撮っている時の充実感は心地よいものです。
>小さな花の世界があることに、、、
Kayさんもとうとう禁断の世界に踏み込んでしまわれましたね(笑)
下ばかり気になって、頭の上に咲いている花を見過ごしてしまわないように…