ハコベホオズキを撮ったあと、道端の花や実を撮りながら大船駅に戻りました。
数年前に林の子さんと訪れたことのあるロシナンテは、「ここにはたしかあったのに、、、無いなぁ」と花が無くなっていることをしきりに呟いていました。
【 ヒメムカシヨモギ 】 キク科ムカシヨモギ属
ハコベホオズキの群落に続く水田や畑端にたくさんの綿毛、よく見ると綿毛に混じって淡いピンクの小さな花がついていました。
北米原産の1~越年草で、日本には明治のはじめ頃渡来し、道路や鉄道に沿って広がったそうです。普通に道端で見ることができますが、頭花は3mmと小さいため気付く人はあまりいないのではないでしょうか。
畑の脇に引き抜かれて放置されていましたが、それでもたくさんの綿毛をつけ風が吹き種を飛ばす準備をしているようでした。
【 訂正 】
ヒメムカシヨモギとご紹介をしていましたが、正しくはキク科シオン属「ヒロハホウキギク」でした。
林の子さん、ありがとうございました。
【 ミチヤナギ 】 タデ科タデ属
道端や荒れ地に生える一年草です。
花は葉の脇に1~5個つきます。淡い緑色の花弁にみえるのはガク片で、長さ3mmほどと極小です。きっと目の良い人でないと、花が咲いているのに気がつかないのでは。。
私はマクロレンズで覗いてはじめて「あ、咲いてる♪」と確認。そして、蕾の先端がきれいな紅色をしていることも♪♪
畑の脇にアカマンマ ツユクサの花と種です。お行儀よく並んでいます。
ヨモギの花ですが、線路脇のフェンス内側で上手く撮れませんでした。
小さいけれどキク科だとわかる頭花がしっかりあることに感動。次回はもうすこしじっくり撮ってあげたい
と思います。
春に白い花を咲かせるハナミズキ、葉も実も秋の装いになっています。
よく見ると、実にそれぞれ個性があって面白いです。
大船フラワーセンタの敷地に沿ってまわり込み、ちょうど温室の裏手付近で「ダンドボロギク」を
見つけました。日陰で暗かったので、露出をアンダー目にしてブレを防いだのですが、それでも、、、
そろそろ十月桜♪と思い龍宝寺に寄りましたが、びっくり!2本あった十月桜の木が無くなっていました。
枝ぶりに勢いが無かったものの、結構大きな木でしたのに…フェンスにぶら下がったままの十月桜と書いた木札が風に揺れていました。
以前は花畑のようになっていたところも、手入れが行き届かないのか荒れてしまっていました。
残念です。
( 撮影日:2015年10月11日 )
先月、所用で上京された林の子さんが大船フラワーセンターへ向かう途中で撮っておられた「ハコベホオズキ」、どうしても見てみたくて今日ロシナンテの案内で行って来ました。
フラワーセンターから藤沢方面に向かう地域は私は一度も行ったことがなく、今日が初めて♪そして、ハコベホオズキも♪♪
東海道線の線路脇の小さな水田や畑の法面にびっしり生え、ちいさな白い釣鐘状の花を咲かせていました。
林の子さんと久しぶりに大船フラワーセンターで撮影をご一緒した際の画像のアップがまだですが、今日撮ってきたハコベホオズキを先にご紹介したいと思います。
【 ハコベホオズキ 】 ナス科ハコベホオズキ属
原産地は南アメリカ、明治時代に小石川植物園に輸入されたものが逸出し、野生化したものだそうです。
撮影をした場所は住所としては鎌倉市になるのですが、北鎌倉や鎌倉駅周辺では見かけたことがありません。
一度根を張ってしまうと厄介な植物だそうですが、1cmに満たない小さな白い花をつけている様子は私には厄介者だとは思えませんでした。確かに畑の脇一面ハコベホオズキでしたが、、、。
葉の付け根から茎をだし花を付けます。花は先が5裂しくるっと反り返った様子はツリガネニンジン風、先が淡緑色の雌しべに5本の雄しべが寄り添うように付いています。もしかするとリンドウのように雄しべが開くのではないかと探したのですが、そのような状態の花は見つけられませんでした。
( 撮影日:2015年10月11日 )
【 アキカラマツ(秋唐松) 】 キンポウゲ科カラマツソウ属
山野に普通に生える多年草です。瀬上では比較的日当たりのよい散策路脇で咲いていましたが、風が吹き抜けるのか、養分が足りないのか、草丈は低く横倒しになっているのがほとんどでした。
花径は8mmほどと小さく、花弁のように見えるのはガクで3~4個ありますが早く落ちてしまいます。
【 ヒメジソ(姫紫蘇) 】 シソ科イヌコウジュ属
山野に生える1年草です。
食用のシソの花に比べかなり小さく、うっかり見過ごしてしまいそうになります。
花はほとんど白色に見えますが、ほんのりピンクが入っているでしょうか。
画像をトリミングして花を大きく見ることができるようにしましたが、大口を開けて「わはは、、」と笑っているような…
でも、小さくて可愛い花です。
【 ミゾソバ(溝蕎麦) 】 タデ科タデ属
山野の水辺に普通に群生をする1年草です。
瀬上では最近あまりに広がってしまうためずいぶん抜かれているようで、数年前、白、ピンク、淡紅色などいろいろな花色を撮った場所には2段目の色のものしか生えていませんでした。
1段目の白色は川沿いに数株生えていただけでした。
( 撮影日:2015年9月22日 )
【 アカネ(茜) 】 アカネ科アカネ属
今まで幾度となく散策路脇で見かけていた草、花が小さくて咲いていてもじっくり見ることがありませんでした。でも、マクロレンズで覗き、パソコン画面で確認をすると砂糖菓子のような、、、ちょっと触ると崩れてしまうのではないかと思うほど繊細な花でした。
山野の林の縁やヤブに普通に生える多年生のつる草で、根は黄赤色をし、古くから赤の染料として使われてきたそうです(茜染め)
四角い茎を触ると、下向きに生えた棘でざらざらとした感触です。
【 アオツヅラフジ(青葛藤) 】 ツヅラフジ科アオツヅラフジ属
山野に生える落葉ツル性です。
秋が深まる頃、藍黒色の果実は見たことがありますが、花を見るのは初めて。。
この花がアオツヅラフジの花と撮影中はわからず、また、花を撮った場所と果実を撮ったのが全く別の場所でしたので余計に。
雌雄異株ですが、今回撮った3枚の花は全部雄花でした。もう少しじっくり花を探せば雌花があったかもしれません。残念!
【 オニドコロ 】 ヤマノイモ科ヤマノイモ属
山野に生えるつる性の多年草です。北鎌倉の線路脇や自宅近くでもフェンスに絡んでいるのを良くみかけます。
雌雄異株で1,2枚目が雄花、3枚目は雌花です。雌花は「なんだろう?」と思って撮っておいた…程度でしたが、雄花を調べているうちに雌花ということがわかりびっくりでした。
【 コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓) 】 ガガイモ科カモメヅル属
瀬上市民の森では初めて撮れた花です。あるというのは聞いていたのですが、どこにあるかわからず。。小さな花ですし、他の草に絡み巻きついているので見つけにくいせいだと思います。
花は暗紫色で6~8mm、小さくて風に揺れる撮影には悩ましい花です。
( 撮影日:2015年9月22日 )
【 ヤブツルアズキ 】 マメ科アズキ属
日当たりのよい野原などに生えるつる性の1年草です。
黄色の花をつけますが、渦巻き状になっていて花弁の数や形がよくわからない不思議な花です。
よく似た花で「ノアズキ」がありますが豆果が野菜の絹サヤに似ているのに対し、ヤブツルアズキは線形です。( 4枚目と5枚目の画像に写っています )
実は以前にも瀬上市民の森でこの花を撮り、「ノアズキ」と書いてしまいましたが、「ヤブツルアズキ」の間違いでした。
【 ノササゲ 】 マメ科ノササゲ属
つる性の多年草で茎は針金状に長くのびます。
葉の脇から淡黄色の長さ15~20mmの花をつけます。豆果は熟すと淡紫色になり、とてもきれいです。
4,5枚目は2011年12月に自宅近くの公園で撮った豆果です。
【 ゲンノショウコ 】 フウロソウ科フウロソウ属
果実がもうすぐお神輿になります。(別名のミコシグサはその果実の形が神輿に似ていることからつきました)
【 ツリフネソウ 】
瀬上ではキツリフネは見られず、赤紫色の花だけでした。
小川脇の斜面や小川の中、散策路の脇などで群生しています。
( 撮影日:2015年9月22日 )