杉浦睦夫は,1918(大正7)年,今の東区中野町に生まれました。
睦夫は,今の高校を卒業した後,東京写真専門学校に進み,写真やレンズなどの光学に関する勉強をしました。
光学会社に入社した睦夫は,写真機や顕微鏡の研究開発に取り組みました。顕微鏡を製品化した睦夫がアメリカの発表会で披露すると,「性能は良いが,これも外国のまねだろう」と言われ,今までだれも成功していない物を開発しようと考えました。それが胃カメラだったのです。
当時,生きた人間の胃の中を直接調べることは不可能だと思われていましたが,睦夫は「できないと言われているからこそ作り上げてみせる。」と挑戦し続けました。睦夫は「胃の中は暗室。光とレンズ,フィルムさえあれば調べられる。」と考え,カメラを胃の中に入れることにしました。
犬を使った実験をくりかえし,小型ライトやレンズなどの開発を行い,1950(昭和25)年に,ついに世界初の胃カメラの開発に成功しました。
この発明は医学を進歩させ,多くの人の命を救いました。
睦夫は,今の高校を卒業した後,東京写真専門学校に進み,写真やレンズなどの光学に関する勉強をしました。
光学会社に入社した睦夫は,写真機や顕微鏡の研究開発に取り組みました。顕微鏡を製品化した睦夫がアメリカの発表会で披露すると,「性能は良いが,これも外国のまねだろう」と言われ,今までだれも成功していない物を開発しようと考えました。それが胃カメラだったのです。
当時,生きた人間の胃の中を直接調べることは不可能だと思われていましたが,睦夫は「できないと言われているからこそ作り上げてみせる。」と挑戦し続けました。睦夫は「胃の中は暗室。光とレンズ,フィルムさえあれば調べられる。」と考え,カメラを胃の中に入れることにしました。
犬を使った実験をくりかえし,小型ライトやレンズなどの開発を行い,1950(昭和25)年に,ついに世界初の胃カメラの開発に成功しました。
この発明は医学を進歩させ,多くの人の命を救いました。