浜名湖に広く分布していて、春先から初夏にかけて身入りがよく、最もおいしい季節になります。水深が浅く、閉鎖的な浜名湖のアサリ資源は、昔から乱獲などによる枯渇が危惧されてきました。現在、浜名漁業協同組合では、限りある資源の管理として、湖内で発生した稚貝の移植や、アサリの天敵であるツメタガイの駆除などを行っています。
クルマエビは、エビ類の中で最も美味であると言われています。浜名湖で獲れたクルマエビは「浜名湖クルマエビ」として、東京築地にも出荷され、高い評価を得ています。浜名漁業協同組合では、資源保護のため親エビからふ化させ中間育成をして放流し、その後成長したエビを捕獲する栽培漁業を行っています。
浜名湖のノコギリがサミは通称ドウマンと呼ばれ、食用ガニの中でも濃厚な味で美味なことから市場価値の高いカニです。全国でも商業的漁獲対象になっているのは、高知県浦戸湾、沖縄県八重山諸島と浜名湖の3カ所のみです。現在、浜名漁業協同組合では、人工的に生産された稚ガニの放流を積極的に進め、漁獲量の維持に努めています。
浜名湖のカキ養殖の歴史は古く、明治20年頃から試みたと言われています。現在でも盛んに行われており、冬場カキの水揚げは浜名湖の風物詩の1つです。カキは栄養価が高く「海のミルク」と呼ばれています。各種のビタミンやミネラルが豊富で、貧血予防や疲労回復などの効果が期待できます。
シラス漁は、毎年4月から11月に遠州灘で操業されており、舞阪漁港での水揚げ量は日本有数を誇っています。シラスは主にマイワシやカタクチイワシの稚魚で、舞阪漁港で水揚げされたシラスは、そのほとんどが漁港近くの加工場でシラス干しにされます。
天竜川 : アユ、ウナギ、ウグイ、アマゴ、サツキマス、コイ、フナ、オイカワ、ニジマス、ワカサギ
都田川 : アユ、ウナギ、コイ
阿多古川 : アユ、ニジマス、アマゴ
気田川 : アユ、ニジマス、アマゴ、ウナギ、ウグイ、オイカワ
水窪川 : アユ、アマゴ
佐久間ダム湖 : アユ、アマゴ、オイカワ
浦川 : アユ、アマゴ、オイカワ、ウグイ
佐鳴子 : コイ、フナ、ウナギ
都田川 : アユ、ウナギ、コイ
阿多古川 : アユ、ニジマス、アマゴ
気田川 : アユ、ニジマス、アマゴ、ウナギ、ウグイ、オイカワ
水窪川 : アユ、アマゴ
佐久間ダム湖 : アユ、アマゴ、オイカワ
浦川 : アユ、アマゴ、オイカワ、ウグイ
佐鳴子 : コイ、フナ、ウナギ
平成25年度 総量4574トン
・シラス 2287トン
・アサリ 1404トン
・ノリ 460トン
・カキ 58トン
・エビ類 28トン
・シラス 2287トン
・アサリ 1404トン
・ノリ 460トン
・カキ 58トン
・エビ類 28トン
三枚刺網漁業 : 1月~12月 : スズキ・クロダイ・サヨリ・ボラ
囲目網漁業 : 7月~翌5月 : ボラ・イワシ
袋網漁業 : 3月~翌1月 : エビ・カニ・サヨリ・タイ
シラスウナギ採捕漁業 : 12月~翌3月 :シラスウナギ
一本釣漁業 : 5月~11月 : スズキ・タイ・コチ・ヒラメ
流し網漁業 : 4月~11月 : エビ・カニ
たきや漁業 : 4月~12月 : エビ・カニ・タイ・ウナギ
打瀬漁業 : 5月~12月 : ボラ・コノシロ
採貝漁業 : 1月~12月 : アサリ
ノリ養殖漁業 :9月~翌4月 : ノリ
カキ養殖業業 : 1月~12月 : カキ
囲目網漁業 : 7月~翌5月 : ボラ・イワシ
袋網漁業 : 3月~翌1月 : エビ・カニ・サヨリ・タイ
シラスウナギ採捕漁業 : 12月~翌3月 :シラスウナギ
一本釣漁業 : 5月~11月 : スズキ・タイ・コチ・ヒラメ
流し網漁業 : 4月~11月 : エビ・カニ
たきや漁業 : 4月~12月 : エビ・カニ・タイ・ウナギ
打瀬漁業 : 5月~12月 : ボラ・コノシロ
採貝漁業 : 1月~12月 : アサリ
ノリ養殖漁業 :9月~翌4月 : ノリ
カキ養殖業業 : 1月~12月 : カキ
船曳網漁業 : 3月~翌1月 : シラス・イワシ・タイ類・タチウオ・サヨリ・アジ
底曳網漁業 : 9月~翌5月 : コチ・ヒラメ・エビ・メヒカリ・ニギス・ハモ
刺網漁業 : 1月~12月 : コチ・ヒラメ・カレイ・カニ類
一本釣漁業 : 4月~10月 : カツオ・メジ・サワラ・タイ
引縄釣漁業 : 4月~10月 : イサキ・アジ類
延縄漁業 : 10月~翌2月 : フグ
底曳網漁業 : 9月~翌5月 : コチ・ヒラメ・エビ・メヒカリ・ニギス・ハモ
刺網漁業 : 1月~12月 : コチ・ヒラメ・カレイ・カニ類
一本釣漁業 : 4月~10月 : カツオ・メジ・サワラ・タイ
引縄釣漁業 : 4月~10月 : イサキ・アジ類
延縄漁業 : 10月~翌2月 : フグ
天竜区は、中央部を天竜川が縦断し、北は長野県、西は愛知県、東は川根本町や森町に囲まれた位置にあり、天竜美林等豊富な森林資源に恵まれた中山間地域にあります。農業はお茶を主体に、しいたけも多く栽培されています。そのほか、ちんげんさいやきしみ、じねんじょ等も栽培されています。特に、近年、お茶は「遠州・山のお茶」としてブランド化が図られており、「グリーンティ・ツーリズム」として展開され、都市農山村交流への資源活用が期待されています。また、有機茶の栽培による、ブランド化に向けての取り組みも行われています。