天竜区龍山町・・・巨岩、奇岩を縫って流れる白倉川に沿った約１０キロメートルの渓谷の中心。大自然に抱かれての森林浴、滝涼み、ヤマメ釣りの他、遠州屈指の新緑、紅葉の名所として知らせています。
ギンブナ、オイカワ、ウナギなどの淡水魚の他、近年は浜名湖からの流入水もあり、ボラ、スズキなどの汽水魚も生息しています。カワセミの姿も見ることができ、冬にはカモ類の飛来地となり、パンダ鴨と呼ばれて人気の高いミコアイサも見かけます。汚染度が高い湖の汚名返上のための取り組みが、効果を上げつつあります。
天竜区佐久間町佐久間に流れ、厚血川と表記されることもあり、数々の民話が語り継がれている「龍王権現」「機織淵」「たっくい淵」などの滝を含む天竜川の支流です。日本最大級の断層「中央構造線」によってできたケルンコル（断層鞍部）を流れています。
「青石」を敷いた階段を観瀑台まで下り、頭上からはるか足元へと落ちていく滝を眺めます。総落差１００メートル以上、何段にもなって流れ落ち、主瀑部は３２メートル。迫力満点の流れです。
北区滝沢町、滝沢キャンプ場の近くにあります。落差はあまりありませんが、水量は豊富で迫力のある滝夫とが楽しめます。周辺の山にはカブトムシやクワガタが住み、水辺には沢ガニが顔を出します。
天竜川の支流二俣川の上流が百古里川。ムカシトンボ、ヒメサナエ、スギタニルリシジミ、ムスジチョウ、ウスバシロチョウなどの珍しい昆虫が生息する貴重な自然が残されています。
西区西山町に沸く、毎分１トンの豊富な湧水は、東神田側の水源になっています。浜松の都市部にある遊水池の代表。神社境内には、絶滅危惧種に指定されているキンランが自生しています。
「ほそば」とは遠州地方の呼び名で、イヌマキのこと。遠州地方の屋敷垣として、家や畑をぐるりと囲む生け垣は、屋敷や生け垣内での作業を空っ風から守るために、多くは北西の角を高く仕立てていました。イヌマキの実「やんぞうこんぞう」も、「ほそば囲い」に親しんだ遠州地方独特の呼び方です。
中田島砂丘を取り囲む広域の公園。広い敷地では樹木や季節の花々が楽しめ、カワウ、ハクセキレイ、マガモ、オオヨシキリ、シジュウカラ、オオバン、アオサギ、コサギ、カワセミ、モズ、ホオジロ、メジロ、ジョウビタキ、カルガモなど、多種の野鳥観察もできます。
「自然と人工美の調和」がうたわれた佐久間ダム。昭和３１（１９５６）年に完成した佐久間ダムによってできた人造湖「佐久間湖」の周辺には豊かな自然が残り、桜、新緑、紅葉と四季を通しての美しい景観を、静かな湖面に映して楽しませてくれます。ダム湖底で進行している堆砂に対する早急な対応が求められています。
