しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

北海道お名残撮影記(3)

2015-06-22 23:29:25 | 北海道
2015年6月8日(月)
 午前4時前に函館市内のホテルを出発。進路を西に取り、昨日下見をした渡島当別-釜谷のお立ち台に向かいます。車を降り、ビューポイントまでの細い道をひたすら歩きます。道の両側に腰の高さまで伸びた夏草が、行く手を阻み、かつ朝露を容赦なく身体にかけてズボンを重くします。夏草との戦いにかろうじて勝利し、ようやく海峡線を見下ろすポイントに到着。既に多くのカメラマンで狭くは無い丘が埋まっています。

函館方向から金太郎の牽く貨物列車が通過して間もなく、青森方向から小さな丘の切り通しを抜けて赤い機関車に牽かれた<カシオペア>がやって来ます。




 機関車は比較的状態(見た目)の良い13号機でした。正面に陽も当たり皆さんさぞ満足な表情を浮かべ撮影の余韻に浸るのかと思い、辺りを見渡します。が!余韻に浸る人など私くらいであることが、皆さんの表情、行動から読み取れます。皆さん真剣な表情で三脚をたたみ、駆け足で夏草の覆う小道を各自が停めた自動車まで移動して行きます。軍隊の様に一列になって黙々と進んでいきます。この後来る貨物が撮影可能なのに、ここに残る人はいません。
<皆さん、追っかけするんだ・・・!>
私は、当地でまったりと貨物を撮影するつもりでしたが、先ほど通過した<カシオペア>に追いつけるのなら、私も2回目の撮影にチャレンジします。
 お立ち台撤収は最後の方になりましたが、カメラマン達の車列を追いかけます。函館市街をショートカットしてやって来たのは仁山-大沼(大沼駅から南へ1㎞付近)の小沼沿い直線区間。反対方向の駒ケ岳が綺麗です。車を飛ばした訳ではありませんが<カシオペア>が函館駅で機関車を付け替えている間に、20分近く先回り出来ました。折角つかんだチャンスです。ありがたく頂きます。

<カシオペア>通過後、かなりのカメラマン達が海峡線の時と同様に猛スピードで撤収していきます。これからの勾配区間でスピードを落とす<カシオペア>を追い抜き、3度目の撮影にチャレンジするつもりなのでしょう。私もそれについて行きたい衝動に駆られますが、ここは自重します。このまま、長万部方面まで追いかけてしまえば、今回の旅行のスケジュールは無茶苦茶になってしまいます。
 少し北方に移動します。大沼駅南にある踏切で撮影。貨物とスーパー北斗を撮影し30分程で撤収。



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