しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

2009年最後の撮影日記~茶ガマvsモヒカン・・・

2009-12-30 22:00:10 | 飛行機

12月20日(日)

今日は、高松空港に懐かしのモヒカン塗装の飛行機を見に行きます。20年ほど前までは全日空機といえば、天井に明るい青のラインが入った姿がモヒカンのように見えました。尾翼に描かれたレオナルド・ダ・ビンチによるヘリコプターのデッサンを模したマークと共に強烈な印象を私たちに残しています。その姿が、期間限定で復活したのです。現在は、羽田-鹿児島・宮崎便限定ですが、19・20日に限り高松空港開港20周年記念イベントの目玉として、その姿を四国に現します。せっかくのチャンスです。高速にのり高松へ向かいます。飛行機の到着まで少し時間があるので高松貨物ターミナル駅に立ち寄ります。たいした期待もせずにやってきたのですが、出発線にEF65-57号機の茶色い姿を発見。

6300_237_2 13:22に伊予三島行きコンテナがあります。これに充当されるのかも知れません。昨日、須磨駅付近で撮り損ねた思い入れ(因縁)のある機関車です。できることなら今日、ここで押さえて置きたい。とは言えモヒカンジェットの到着は13:30です。貨物列車の出発ともろ重なります。ここで大きな葛藤が・・・。今日を逃すとモヒカンジェット撮影は難しい。東京か南九州まで行かねばならない。とは言え一方の57号機茶釜は、近日中の引退が確実視されている・・・。どちらを取るべきか、ハムレットの心境です。ここは割り切ることに。まず貨物列車の出発を撮影してから、大急ぎで高松空港に向かい、モヒカンジェットの14:10離陸を抑えることにします。着陸時の光景をあきらめることになりますが、仕方ありません。

やがて13時が過ぎ、出発時間10分前が来ても、茶釜には変化がありません。望遠ズームを最大にして茶釜を観察してみて愕然とします。パンタグラフがあがっていない。少なくとも動かすつもりがあるなら前もってパンタグラフを上げておくはずです。ということは本日は伊予三島行きコンテナはウヤ(運休)ということなのでしょう。日曜にはよくあることです。もしかしたら年末年始の荷主の製紙工場の操業に関係しているのかも・・・?どちらにしても茶釜が動かない事には代わりがありません。今にも動き出しそうな、眼前の茶釜に別れを告げて、本来の目的地である高松空港に急ぐことにします。光線の状態を考慮して高松空港の裏手(南側)に位置する<さぬきこどもの国>公園に車を入れます。決して狭くは無い駐車場は県内外ナンバーの車でほぼ満杯でしたが、端っこの小さいスペースを見つけて駐車します。駆け足で広い公園を移動します。いました。絵の具の明るい空色に近いブルーで彩られたボーイング767が!が、公園から駐機場までは距離があり、最大望遠でもその姿は小さい・・・・。着陸時に来ていたらと、悔やんでみますが今更・・・・。こうなれば離陸の1チャンスに賭けるのみ!気持ちを切り替えます。

とは言え、まだそのときまで少し時間があります。公園内には、これまた懐かしいYS11が、きれいな状態で保存されています。うれしいことに内部も公開されています。6300_2476300_2696300_255子供のとき何度もお世話になったYS11の機内に入るのは何十年ぶりなのでしょうか。中に入って感じたことは、こんなに狭かったんだという事。実際60人ちょっとの定員なんだから、観光バスを少し大きくしかくらいか・・・・。とは言え機内のつくりは、記憶の中のYS11と少しも変わりません(当たり前ですが・・・)

驚いたことにコックピットにも入れます。機長席に座り操縦桿も握れます(スイッチ類はアクリルのカバーで覆われ、操縦桿は固定されていますが)。思わず時間を忘れてなつかしのYS11を楽しんでいましたが、気がつけば、本日のメインイベント、モヒカンジェットの離陸の時間です。すでにボーディング・ブリッジが機体から外され、ゆっくりとターミナルビルから離れていくのが確認できます。誘導路を東端まで移動したところで向きを変えた後、一旦動きを止めます。いよいよ始まるのです。次の瞬間、静から動へ劇的な変化が起こり、767は2つのエンジンを全開にして、滑走路を猛ダッシュするする姿に思わず見とれてしまいます。感動すら覚えます。目の前で前輪が地面を離れたと思った次の瞬間には機体全体が宙に舞い上がっていきます。

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         来てよかった・・・。

小さくなっていく飛行機を見送りながら、そう思いました。


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