しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

北海道を旅する(1) 非鉄な旅編

2008-04-21 23:58:07 | 旅行記

4月18日(金)

久しぶりに休暇を取りました。その日は午前に徳島市内で用事を済まして、昼から神戸に出て、飛行機で千歳に飛びます。

とりあえず空港でレンタカーを借ります。いつもの自分なら、いざ鉄道旅行か鉄道写真の撮影かとなりますが、今日は鉄活動をしないことにします。お酒をやめる日を休肝日と言いますが、この場合は「休鉄日」とでも言うのでしょうか・・・・。

今日は出来るだけ温泉に浸かり、<からだ>と<こころ>を休めようと言うわけです。最近の自分の鉄活動が、精神のバランスを損なっているような気がしていましたので・・・。

Img_3338と言うわけで、まずは定山渓温泉に向かいます。まずは腹ごしらえと言う事で国道230号線沿いのラーメン店「山岡家」に入ります。今回は味噌チャーシューを注文。麺の太さに驚きます。太めのスパゲティーくらい。もう少し太ければうどんの範疇に・・・・。空きっ腹には、重すぎるか・・・・。

後で知ったのですが、「山岡家」は東日本で50店ほど展開するチェーン店のようで、発祥は茨城県との事です。横浜系ラーメンとの事ですが、横浜系自体初めての経験でしたので新鮮ではありました。でも北海道に来て横浜系を食べる事もないなアー・・・・。

Img_3340 ついさっき<休鉄日>宣言したにもかかわらず、その誓いを破る事となってしまいました。定山渓温泉入り口直前の畑の中に謎の廃車体発見!あまりの意表をつく出現に驚きました。農作業の際に休憩室として使用しているのでしょうか? *写真は国道より撮影。

※後日調査したところ、国道230号線錦トンネル手前の畑の中に鎮座している廃車体こそ、かつて急行「宗谷」「利尻」「サロベツ」の指定席に使用されていたキハ182-38の様です。それにしても、国鉄末期に登場したキハ183系で早くも廃車が出ていたことが意外でした。とは言え廃車時点で車齢20年以上経っているのでしょうが・・・。

さっき立てたばかりの「非鉄の日」の誓いをつい破ってしまいましたが

Img_3344Img_3343気を取り直し、ドライブを再開します。定山渓中心街をぬけ国道を豊平峡ダム方向に折れ、しばらく行くと本日の第一目的地<豊平峡温泉>に到着します。1000円の入浴料以上のの価値はあると思います。広い露天風呂には巨石が配され、お客を楽しませようとする工夫が随所に見られます。緑色の重曹泉の湯は、柔らかで旅の疲れを癒してくれます。

とは言え、温泉以上にインパクト?があるのが受付横にインド料理のレストランがある事で、インド人(おそらく)がナンを焼いていました!とにかくメニューも多く、昼飯をここでとるべきだったと激しく後悔しました。少なくとも温泉併設のインド料理屋はここだけでしょう・・・。いつか再訪してみたいと思います。

Img_3357豊平峡温泉を後にして、中山峠を越えていきます。羊蹄山の麓の真狩村まで来たとき<歌う細川たかし像>という看板を発見。車から降りて見に行きます。細川たかしはこの村の出身とのことで、地元の産んだ演歌界の大スターを称えるべく設置された記念像の様です。台座には細川たかしの歌謡史に残る功績の数々「レコード大賞受賞など」が彫られています。でも、「歌う」とは何の事なのか?と思っていたImg_3356ら、反対側の台座に<たかし>さんの手形が掘られています。そこに「手を重ねてください」と書いてあり、その通りにすると、突然<たかし>さんが歌い出しました!」「待宵草」を熱唱!しかも大音響で!私は驚きと、恥ずかしさのため、あわてて像から離れました。幸いなことにワンコーラスで歌は終わりました。周囲に人がいないことを確かめて、像の足下に戻ってみると、全部で5曲歌える様に、手形が五つ掘られているのを確認しました。ともか真狩村の<たかし>さんに対する愛情が込められた銅像でした

*この手形に手を重ねるアクションを見て、映画「トータルリコール」で火星人の古代遺跡にある手形に主演のアーノルド・シュワルツェネッガーが手を重ねたとたん、地中から大気が吹き出したシーンを連想したのは私だけでしょうか。この像も大気が吹き出す位の(逃げ出したくなる)音響で歌ってくれました。

Img_3374山頂にまだ雪をのせたままの羊蹄山を眺めつつ、ニセコ昆布温泉に向かいます。本日2湯目は、ニセコグランドホテルにします。フロントで700円払って奥の浴場に進みます。入り口から見たら規模は大きくないホテルImg_3366に思えたのですが、服を脱ぎ浴場に入って驚きました。大きい!*そして大庭園!そして誰もいない。お湯が流れる川の上で真っ裸で仰向けになって、次第に傾いてゆく夕日を眺めていました・・・。しばし幸福感に浸ります・・・。

Img_3367*露天風呂は5つあるそうで1つは女性専用。それ以外は混浴のようでしたが、入っていたのは私ひとり(嬉しいような、悲しいような)

ホテルの前にはわき水が・・・。昭和天皇が行幸された折、口にされ「甘露であった」と言われたことから甘露水と名づけられています。わたしも、口をつけてみて思わず「甘露であった」と叫んでしまいました。

Img_3380 いろいろ寄り道をしたため、洞爺湖温泉の宿に着いたのは、日もとっぷり暮れた頃。

今夕は悲しいかなコンビニ弁当とビールをいただきます。サッポロCLASSICなのがせめてもの慰め・・・・。

こうして非鉄な日(安息の日)は終わりを告げました・・・・。


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