しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

名残りの381系(3)最後は迷走 国鉄色を追う

2015-10-21 22:17:10 | 鉄道写真
12日(月)体育の日
福知山線<多田踏切>での撮影を終え、当初の予定は終了。目標にしていた俯瞰、カーブ、直線の3カットが撮影出来たので帰宅しても良かったのですが、まだ午後1時を過ぎたところです。帰るには少し早すぎます。昼飯代わりの焼き栗を牛乳で流し込みながらプランを考えます。
 先ほど<こうのとり>を撮影していて気がついたのですが、一方の先頭車はグリーン車クロ381をつないでいます。私は、最近でこそ走行写真を撮影する事が多いのですが、前世紀中は形式写真ばかり撮影してきました。381系は<しなの>時代から一形式毎に写真を撮って来ました。塗色や改造車が出る度撮影してきました。もちろんクロ381もマリンブルーのくろしお色、紫色のやくも色を撮影した事はありますが、国鉄色は撮影していません。おまけに福知山電車区に所属する381系は1000番台という新区分になっています。形式写真は駅撮りが基本です。ホームから撮影可能で長時間停車する駅といえば始発駅!近隣で撮影に好条件な駅としては天橋立が思い浮かびます。今から行けば折り返し待ちの2編成の381系が構内で待機しています。先ほどは突然の曇りに泣かされましたが、形式写真撮影にとって影が出来ないうす曇りは最高のコンディションです。気持ちを切り替え一路宮津方面へ車を進めます。
 1時間ほどで天橋立駅前にやってこれました。撮影条件は実にすばらしいものがありました!駅には2本の381系が居るのが確認できます。早速車を停めて駅構内に突入したいところですが、そうは問屋が卸しません。3連休の天橋立駅周辺には、全国から来た、たくさんの観光客と車がひしめいており私の車も思うように進むことが出来ません。付近の駐車場も混みあい、簡単に車を停める事は出来そうにありません。ここでの撮影を諦め、隣の宮津駅で撮影することにします。特急<はしだて>は当駅で方向転換するため停車時間も長くとります。
 宮津市の中心駅とは言え、人影も少なく撮影も楽勝と思ったのですが、現実は甘くはありません。お目当ての特急<はしだて>は3番線ホームに到着するので、向かいの4番線から撮影するのですが、そこは宮福線普通列車専用ホームで長さが短い!すなわち向いの特急の中間を撮影するのが精いっぱいで、両端の先頭車(私の一番撮影したかったクロ381は撮影不可能・・・。わざわざ高速道路を飛ばしたのが無駄となった瞬間でした・・・。

115系の珍車クモハ114-6000番台との並びを撮影出来たのが救いです・・・。
時刻は15時15分。日暮れまでに、あと1カットの走行写真にチャレンジします。場所は山陰本線上夜久野-梁瀬にある跨線橋。そこからの俯瞰写真にチャレンジします。一般道で大江山を越え、1時間ちょっとで到着。ここはもう兵庫県です。和田山とは至近距離です。9月のお立ち台通信に紹介されていたポイントで、たくさんの同業者が待機していると想像していましたが、先客1名のみ。さみしいものです・・・。とは言え、雲から夕陽が顔を覗かせ、斜光を秋の野にそそいでいます。良い塩梅です。上りの新型車両には、綺麗に光が当たっています。

目的の<こうのとり15号>が大阪方面からやって来ます。残念なことに、悔しい事に、無情にも、陽は数分前に山の陰に隠れてしまいました。先ほどの輝きは消え去り、薄い闇が一面を覆います。ここに来るのが1週間遅かったという事なのでしょう。

多くの残念なこともありましたが、381系国鉄色=国鉄色定期特急車両(はまなすは考えない)の引退に立ち会えたことは幸いでした。
蛇足ではありますが、焼きたての丹波栗のほくほく感は、打ちひしがれた私にささやかな幸福感を与えてくれました。

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