しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

波乱の一日(1)天理臨583系撮影

2015-10-25 17:40:33 | 鉄道写真
2015年10月24(土)


午前9時前に滋賀県の安土駅に降り立ちます。本来なら今頃は広島の「JR貨物第22回 JR貨物フェスティバル」に向かっていたはずですが、急遽この予定をキャンセルしてここに来ました。数日前、大阪在住ドラえもん氏から「583系が東海道を下ってくるらしい。但し、本当に走るかどうかの裏が取れていない。」とのメールをもらい、心に留めていたのですが、当日が近づいてきても、情報が漏れてこない・・・。これはガセ情報と判断し広島行きの準備をしていると、掲示板で天理臨が東海道を下っている目撃情報が上がり始め、急遽目的地を変更する事に。
<このチャンスを逃すと、次は無い!次に583に会う時は、博物館で剝製となった姿でしか会えない・・・。生きている姿を撮るなら今しかない!>
相当な決意を抱き、深夜2時55分徳島港発<南海フェリー>に乗船し、和歌山港から南海電車で新今宮に出て、JRを乗り継いでここまでたどり着きました。撮影予定地は駅の東側1㎞ほど。十分に歩ける距離ですが、通過時間がよくわからない以上一刻も早く現地に到着したい。辺りを見回すと駅前商店でレンタサイクルをやっています。ここは安土城跡観光の最寄り駅で、新快速こそ停車しませんが、観光客をサポートするアイテムが揃っています。受付のおばちゃんは「あんたも、電車の撮影かいな?駅の東・西、どっちに行きはるの?」と聞いて来ました。どうやらレンタサイクルを借りて撮影に出かける方は他にもいるようです。2時間500円でママチャリを借り、駅前と反対側に線路を渡り、東側に自転車をこぎます。10分足らずで目的地に到着。撮影ポイントを間違う心配はありません。既に田んぼと小川の間の畦道に沿って黒山の集団が三脚を立てて一列に並んでいます。20人程でしょうか。遠慮がちに集団の外側に三脚を立てさせていただきます。9時台はまだ遠方に霧が掛かっており心配していましたが10時過ぎには消え去りました。
やがて遠くのトンネルから3つのヘッドライトを輝かせた583系が顔を出し、ゆっくりと我々の方に近づいてきます。一同、無言でスタンバイ。私もこの<2度目は無い>チャンスに賭けるべく、シャッターを切り続けます。





通過後、皆さん一斉に歓喜の声を上げます。満足いく結果が出たようです。その余韻が収まらない、列車通過1分後に陽に雲が掛かり薄暗くなります。そうすると<我々は運が良かった!助かった>とさらに大きなどよめきが起こります。<今日はついてる>とここにいた皆さん感じていた事でしょう。私もそう思っていました。そしてこのツキが終日続くのだろうと、その時は・・・。
まだ時刻は10時30分を少しまわったところです。1日は始まったばかりです。

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