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しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

てんこ盛りさぬき路

2009-03-01 23:10:46 | 旅行記

更新だいぶお休みしました。

11月に入手した40Dですが、まだ慣れているとは言えません。年明け早々の九州ブルトレ撮影時においては、肝心なところで使いこなす事が出来ずに悔しい思いをしてしまいました。本日、高松に行く用が出来たので、行きがけの駄賃ということで高松を10時過ぎに出る、新居浜行き貨物列車を撮影することにしました。撮影場所は、国分駅西方の国道11号線オーバークロス地点。11月に手に入れた40Dですが、まだまだ使いこなせているとは言えません。この機会にいろいろと試してみることにしました。まずは全自動モードに設定。しばらくすると

Img_7786Img_7787  遠くから桃太郎が牽引するコンテナ列車の姿が近づいてくるのが見えます。ファインダー中心より少し手前のポイントからシャッターを切りはじめます。サーボ機能が働き1秒間6枚半の能力を生かし、チャンスを完全にモノにするはずでした・・・。が、2度目のシャッターはImg_7803_2下りない。何故だ・・・・。パニックに陥りますが、再度シャッターボタンを押しても切れない。と3~4秒(長かった)ほどして、唐突にシャッターが切れました。でもその頃には機関車は、ほとんど画面から外れかけていました。その上側面が電柱に被っています。後でマニュアルを確認したら全自動モードでは失敗を防ぐためにドライブの制限がかかりますと小さな文字で、書かれていました。<初めてのことをする場合は、差しさわりの無いもので練習すること>との教訓を得ました。おかげで、その後の列車は上手に撮れました。でも、自分が本当に上手に撮影したかったのは、失敗した貨物列車だったのですが・・・。

この後、

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パノラマカーへの長い道(2)決戦!島氏永

2008-12-23 00:00:01 | 旅行記

12月14日(日)

前夜遅くに浜松から名古屋まで戻ってきました。1時前に尋ねた金山駅前のカプセルホテルは満室。仕方なく同じビルのサウナの休憩室で夜を明かします。混雑したした大部屋で「眠れるわけないやろ!」と思いながら、暗澹たる気分で、休憩室にあるベッド(椅子に近い)に身を横たえます。が、予想に反してあっという間もなく深い眠りに落ちます。夢も見ることなく5時起床。テレビの天気予報は昼から晴れマークが付いていますが、一歩外を出ると雨・・・。

天候がこれでは仕方ありません。パノラマカー撮影を諦め、乗り鉄に徹する事にします。中部Img_6527Img_6535国際空港に向かいます。2005年開業の空港線は未乗です。 中部国際空港は、同じ海上空港の関空を思 わせる造りでありますが、後から出来ただけあってか、構内が分かりやすい気がします。ターミナルもクリスマスの飾り付けが整い、華やいでいます。空港のイメージキャラ<なぞの旅人フー>のクリスマス風巨大ぬいぐるみが旅人を見下ろしています。スカイデッキからはいろいろな国の飛行機が見えます。さすが国際空港。ひとしきり歳末の空港風情を楽しんでから、電車で名古屋方面に向かいます。

Img_6632Img_6657Img_6642神宮前まで戻ってくると、ホームの端に同業者が群がっています。間もなくパノラマカーが入線する様です。本日のパノラマカー撮影は諦めていましたが、スタンバイする同業者の姿を見て消えていた闘志が沸々と沸き出します。予定を変更し、電車を降ります。そのまま、同業者サン達の後ろについてパノラマを待ち受けます。入線したパノラマカーを1カット撮影した後、駅で停車したその電車に乗り込みます。乗り込んだのは、パノラマカー最後部展望席!そこに腰を下ろすと、前面いっぱいに広がる名古屋の町が遠ざかっていきま す。これぞ、パノラマの醍醐味!幸せ気分で犬山線の旅を続けます。岐阜県 に入ると先ほどまでの雨は嘘のように晴れ上がってきました。パノラマカーを乗り継ぎ犬山遊園に来ました。パノラマカーと同時に無くなるモンキーパーク行きのモノレールを撮影Img_6698する同業者も結構います。私は、これから国宝「犬山城」を目指そうとしてここまで来ました。目前には小山に建つ立派な天守閣の姿が見えています。駅から天守閣に登って見て帰ってくるまで、2時間弱かかるでしょう。それで、本日の予定は終了してしまいます。もし、今から島氏永を目指せば、充分パノラマカーを撮影できます。犬山城訪問も捨てがたいですが、パノラマカー撮影は私にとって今回がLASTチャンスです。駅からお城まで50m歩いたところで、引き返します。

「もう迷わない。昨日のリベンジだアー!」

島氏永には昨日より早く到着しました。天気は昨日より少し雲が多いか・・・。昨日ひどい目にあった架線柱を外すポジションに陣取り、静かに白帯編成を待ち受けます。やがて昨日と同じ光景が繰り返されます。遠くから赤い点が見え、やがて塊となってどんどん近づいてきます。今度は絶対外さないと、心に誓いながらシャッターを切ります。

Img_6724Img_6731Img_6732Img_6725 白帯車は名鉄車独特のミュージックフォンを鳴らしながら駆け抜けていきました・・・・。

昨日と同じ島氏永駅のホームのベンチに座り昨日と同じように先ほど撮影したカットをチェックします。撮影した写真には正直、不満も残ります・・・。が、自分の中でやるだけやったという満足感も残りました。

Img_6728Img_6733  「ありがとう、パノラマカー・・・」

というセリフを自然と口ずさんでいました。

これから一宮に出てJRに乗って帰路につきます。今からだと9時過ぎには自宅に戻れるかな・・・。久々の達成感ですこし心も軽くなっているようです。

                                                                                                   


パノラマカーへの長い道(1)友よ、ありがとう・・・

2008-12-21 22:58:52 | 旅行記

12月13日(土)

前日の深夜に徳島を出たバスは、早朝5時過ぎに人気のない名鉄バスターミナルに到着。パノラマカー引退まで2週間となった今頃になって、ようやく名古屋の地を踏む事が出来ました。これから2日間、我が国の鉄道史に残る名車、名鉄7000系パノラマカーの姿を写真と自分の記憶に焼き付けようと思います。

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名鉄名古屋駅(私には、新名古屋という呼び名がぴったりするのですが)の窓口で2DAYフリー切符を購入。本線東側のパノラマカーの運用を追いかけ東岡崎まで足を伸ばします。薄暗い東岡崎のホーム端で目当ての電車を待っていると目一杯ライトをハイビームにした7000系パノラマカーが進入してきます。撮影したカットは予想通りつぶれています。パノラマカー撮影としてはおそらく最後となる今回の撮影行の初っ端がこれでは先が思いやられる。暗澹たる気分に陥りそうになりますが、ここでめげている暇はありません。幸い当列車は、長時間停車の後、伊奈行きの各停に変わります。先発電車で出来るだけ先行して、次なるポイントで待ち受けねばなりません。とは言え、どImg_6206こで撮影して良いか見当も付いてはいなかったのですが・・・。本宿で同業者数人が下車するのを見て、私もその跡を追います。ここの名古屋よりホーム端でスタンバイしていると、子供の頃から絵本や図鑑で知っている赤い電車がやって来ます。ようやく1枚まともなカットを撮影出来ました。

次は、名古屋方面に引き返します。岡崎公園下車、徒歩5分ほどの国道248号橋上からねらいます。長い国道橋の歩道上には数人の同業者が等間隔で岡崎方面から来る電車(先ほどの伊奈行きの折り返し)を待ち受けます。やがて4両編成の短いパノラマカーは静かに、滑るように鉄橋を渡っていきます。ファインダー越しに映る華麗な姿に思わずみとれてしまいます。

Img_6295 Img_6298_2                                                                 Img_6302Img_6312撮影したカットは、もう少し電車を下にして、空を広くすべきだったと反省しましたが、これで良 しとしましょう。あんまり突き詰めると胃が痛くなるから・・・

Img_6344急行で名古屋方面に向かいます。先ほど撮影した電車を途中で追い抜きましたので、先回りする事にします。今度は犬山線に入ります。布袋駅で下車して先ほど追い抜いたパノラマカーを待ち受けます。

正面に光が当たっていない中途半端なカットになりましたが、これで良しとしましょう。あんまり突き詰めると胃が痛くなるから・・・

本線に戻り、Img_6372Img_6392須ヶ口駅にて岐阜方面からやって来る白帯編成を待ち受けます。特急運用時代を思い起こす凛々しい姿です。「今度はこの編成の走行写真をモノにしてやるぞ!」と決意新たに向かったのは、島氏永駅徒歩3分のポイント。お立ち台通信掲載の撮影地だけあって、大混雑。後から来た私は、同業者の肩越しに遠慮がちにレンズを向けます。やがて、正面にばっちり光の当たった白帯車がやって来ます。バス一台分の人数のカメラマンが一斉にシャッターを切ります。私も心の中で「やったー!」と勝利の凱歌をあげます。お目当ての白帯車が遠ざかると、同業者さん達は、皆さん満足した表情で去っていきます。わたしの表情もその時は、朗らかだったImg_6434のでしょう・・・。島氏永駅のホームのベンチに座り先ほど撮影したカットをチェックするまでは。本日のベストカットの右隅に黒い縦線が入っている。何だろう?と目をこらします・・・。

<があーん!>架線柱に這わしている黒いケーブルがはっきりと・・・。

本来なら最高のカットになるはずが、ほんのわずか、レンズを左に向けていたらこんな悲惨な結果にならなかったのに。実に中途半端なカットになりましたが、今回ばかりは、これで良しとは出来ません。納得出来ません。今度ばかりは本当に胃が痛くなってきました・・・

ショックのあまり電車が来てもベンチから立ち上がる事が出来ませんでした。天気の良い午後だと言うのに、ひとりでホームに佇み続けました・・・。

                                                                                                                                                                                                      

あたりはもう夕闇に包まれようとしています。気を取りなをして直して、名鉄電車で東に向かいます。豊橋からはJRに乗り換え、浜松駅の一駅手前の高塚駅で下車します。そこで浜松在住のE上氏(大学鉄研同期)と1年数ヶ月ぶりに再会します。

前回の浜松訪問記→http://blog.goo.ne.jp/hally583/d/20071005

今回も彼の推薦する鰻の店に連れて行ってもらいます。今度の鰻も美味でした。値段も高かったですが・・・。

Img_6500鰻をつつきながら、E上氏が私に問います。「パノラマカーてのは、そんなに良いものなんかい?」と。私は「パノラマカーと言うのは鉄道趣味の世界で例えるなら、君が大学時代、青春を捧げていたおにゃんこクラブの会員番号4番から14番*位に匹敵するモノだから、追いかける価値はあるんだよ!」と主張すると、学生時代に鉄道趣味をキッパリやめて、以後鉄道趣味に批判的な氏があっさり納得します。「ほなけんが、そう言うのやから値打ちあるんやろう」と言ってくれます。E上氏が鉄道マニアの行動を理解する事は極めて珍しく、私は昼間の撮影失態の痛手を多少なりとも忘れる事が出来ました。友よ、ありがとう・・・。

そして、次に浜松に来たときは、浜松新名物の餃子を食べさせてね・・・・!

*E上氏は会員番号14番の熱烈なファンであった事を、その時不意に思い出した為で、他意はありません。学生時代、私は彼の隣の部屋に住んでいました。彼の部屋からは、朝から晩までおにゃんこクラブを中心とするアイドルの音楽が流され、知らず知らずのうちに憶えていきました。まさに<門前の小僧経を読む>状態でした・・・・。そんなわけで今でも19番目ぐらいまでは間違わずに言えます。言えても何の役にも立ちませんが・・・。


秋旅(5)あこがれの温泉宿は(ほとんど)夢の中

2008-10-23 22:57:59 | 旅行記

10月13日(月)のつづき

Img_5430返却期限2分前レンタカーを戻し、魚津駅から電車で宇奈月温泉に向かいます。黒部から少し山間に入ると地鉄と交差する付近で北陸新幹線の新駅を建設しています。新幹線が出来るとこの地方の交通体系も変貌を遂げるでしょう。地鉄も恩恵を受けられたら良いのですが・・・・。

宇奈月で黒部峡谷鉄道Img_5506に乗り換え最終列車(といっても15時40分)で黒薙へ向かいます。Img_5510 20分ほど走り、山深い黒薙駅を下車。ここから今夜の<宿黒薙温泉旅館>へは600m。駅から続く急峻な山道を上がります。

登山道から峡谷鉄道を下を見下ろすと、欅平方面から満員の観光客を乗せた列車が、下界へ下っていくのが見えます。

Img_551215分ほど歩いて、あこがれの黒薙温泉へ到着。 

昔、見たTV番組ナイナイサイズ!「夏限定! 究極の秘湯に行く」 (2002.7.13OA)で青空の下、黒薙温泉の広ーい露天Img_5515風呂に一人で大の字Img_5520 になって幸せそうに寝そべっている矢部っちの姿が印象に残っていました。「いつか自分もいってみたーい!きっと幸せな気持になれるに違いない」そう思って6年3ヶ月・・・。ついにその日が来ました!期待でわくわくします。

宿から2~3分ほど歩いてその露天風呂がありました。 服を脱ぎ、畳み28畳敷き程の広さの湯船に躰を浮かべます。何も考えず、時間だけが過ぎていく感覚を楽しみます。見渡す限りの視界は、壁のように立ちはだかる山々が遮っています。わずかに上方の空だけが、世界を開いています。 大自然に抱かれているような、入浴体験の感動は素晴らしいものでしたが、悲しい事に一人旅では体験を他の誰かと共有できない・・・。少し寂しい気持を抱いて風呂から上がります。

既に、あたりは暗くなっています。宿に戻ると、  今年初めて、ストーブに火がついているのを F1000123_2 F1000122_2F1000120目撃・・・・。下界より1ヶ月は季節が進んでいるようです。

食事の前に宿のご主人から、軽いレクチャーがあります。「お酒を飲むのは構いませんが、量はほどほどに。万一倒れられた場合、昼間でか好天の場合はドクターへりで数十分(準備を入れて)で富山の病院に搬送出来ますが、夜間や風のある日はへりが飛べませんので、峡谷鉄道に電話して臨時のトロッコ列車列車をチャーターしなければなりません。時間は掛かるし、列車のチャーター費は37万円ほど後で請求されます掛かりますので、 気をつけて下さい。」

極めて有益かつ事務的な説明が終わり、料理をいただく。きのこ料理、イワナの塩焼き、昆布じめ、ホタルイカやらで<富山の味覚全員集合>状態のお品書きでした。当然ビールも美味でしたが、今晩は地ビール1缶のみ頂く事にしておきます。油断して37万円請求されてはこまりますから。食事の後、露天風呂に再度入るつもりが、睡魔に襲われ気が付けば朝・・・。もう一つあった露天風呂は入れず仕舞・・・。すこし残念・・・。

夢のような黒薙温泉の一夜でありました・・・・。いやほとんど夢の中であったような・・・・。

正直なところ、これほど熟睡出来たのは久しぶりのことでした・・・・。これも温泉の効果でしょうか・・・。

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10月14日(火)

黒薙温泉旅館を後にして、峡谷鉄道で黒部川を上ります。

Img_5582Img_5584終着、欅平に到着。15分ほど歩いて名剣温泉に到着。入浴させてもらいます。山の湯を堪能。

列車で鐘釣へ移動

F1000114Img_5638鐘釣駅から、河原に湧いている温泉まで断崖を下ります。 温泉の周辺はツアー客(アジア系のお客さん多数)が多すぎ、服を脱いで湯船に浸かっている勇気のある方は一人もいません。 ここでの入浴は、残念ですが、諦めます。代わりに靴下を脱いで、川の中に足を入れると温かい・・・。即席の足湯ですが、それでも気持ちよい・・・・。

このお湯が、この旅行最後の温泉となりました。

トワイライトな峡谷鉄道

沿線の電力施設には列車でしか資材を運べないためが、現在でも貨物輸送が盛んです。

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発電所には線路が引き込まれています。建物内にまで線路が延びていたりします・・・。中はどうなっているのだろう?

貨車天国な峡谷鉄道

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Img_5706有蓋車・無蓋車・長物車・大物車などいろんな種類の貨車が現役で頑張っています。ナローゲージとは言え立派な車両達ばかりです。 

トロッコ列車で宇奈月まで戻り、地鉄・JR乗り継ぎで富山まで戻ります。富山からサンダーバードで一路大阪を目指します。4泊5日の旅行ではありましたが、少々いろいろな楽しみを詰め込みすぎた様な気もします。が、休暇の過ごし方に正解も不正解も無いと思います。今度はどこに行こうか・・・・。まだまだ飽きることがない自分がいます。