最近は、コロナワクチン接種のための準備や患者さんへの説明に追われています。
わが新潟市もコロナ感染が広がって、来週からは「飲食店の時短要請」が始まります。
ヒタヒタと迫るコロナ感染の足音を感じます。
医療に従事するものとして、
「医療崩壊」が一番気になっていました。
そう簡単には起こらないだろうとは思っていましたが、緊急事態宣言を早めに解除した
大阪で変異ウイルスの流行が加わって、予想外の短期間で「医療崩壊」に陥りました
(
http://www.pref.osaka.lg.jp/default.htmlから引用)
可能性は感じていましたが、現実に起こるとは
大阪のコロナ診療の最前線で治療に立ち向かわれている医療従事者のご苦労は
いかばかりか、心が痛みます。
それ以上に気になるのは、政治家やマスコミの発言がこの医療崩壊に対して
危機感が薄いことです。
「身の回りのコロナ感染者がいないので実感がない」とか「若い人は軽症だから
自分は怖くない」というコメントを目にすると、感染予防に努力しない人がいて
感染が止まらずに、コロナ医療の最前線で危険を感じながら診療を続けている
スタッフがどんな気持ちになるのか、考えて欲しいです。
医療現場の苦境を知らないコメンテーターの発言で心が折れている医療スタッフが
いないか心配です。
新潟市も感染増で緊迫していますが、医療スタッフと住民の認識共有があまりないのが
心配です