写真は「ヘクソカズラ」の花である。漢字で書けば「屁糞葛」となる。字面からはさぞや変な花だろうと想像されるが,案に相違して可憐な花である。名前は「屁」と「糞」という気の毒の二重奏なのだが,フリルのついた白い花弁と臙脂がかった紫の花芯が美しい。
名前の由来は葉や茎を折ると独特の臭気を発することにあるらしい。実際に嗅いでみると「屁」には近いけれどけっして「糞」の臭いはしない。
別名「ヤイトバナ」あるいは「オトメバナ」と呼ばれるらしい。「ヤイト」とは「お灸」のことで,落ちた花びらをひっくり返すとお灸のモグサを盛り上げた形に似ているからだろうと想像する。「オトメバナ」の方が「ヘクソカズラ」よりもイメージ的には良さそうだが,臭いの印象が強いのだろう。本当に可哀想な花である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/0b/32da7f72d380a2817d56cd66144ad896.jpg)
熟する前の「ヘクソカズラ」の実である。晩秋になると,熟して艶のある黄土色の実になる。冬場には野鳥の餌となる結果,種をまかぬのにあちこちで芽を出して繁殖する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/9d/29941f05aacd0d0cbc7f1af01f0276be.jpg)
(撮影場所:自宅の庭及び職場の生け垣)
名前の由来は葉や茎を折ると独特の臭気を発することにあるらしい。実際に嗅いでみると「屁」には近いけれどけっして「糞」の臭いはしない。
別名「ヤイトバナ」あるいは「オトメバナ」と呼ばれるらしい。「ヤイト」とは「お灸」のことで,落ちた花びらをひっくり返すとお灸のモグサを盛り上げた形に似ているからだろうと想像する。「オトメバナ」の方が「ヘクソカズラ」よりもイメージ的には良さそうだが,臭いの印象が強いのだろう。本当に可哀想な花である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/0b/32da7f72d380a2817d56cd66144ad896.jpg)
熟する前の「ヘクソカズラ」の実である。晩秋になると,熟して艶のある黄土色の実になる。冬場には野鳥の餌となる結果,種をまかぬのにあちこちで芽を出して繁殖する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/9d/29941f05aacd0d0cbc7f1af01f0276be.jpg)
(撮影場所:自宅の庭及び職場の生け垣)