小さい頃「人を馬鹿よばわりする人こそ本当の馬鹿だ」と言われて育ちました。
「路上の馬鹿」とはいささか下品ですが,馬鹿とまでいわなくとも少し困った人々がいるのも事実です。
道路は歩行者,自転車,バイク,自動車と様々な立場の人々が利用しており,その立場によって物の考え方や行動様式が異なるのが実情です。
私も歩行者,自転車乗り,自動車の運転手と3つの立場で道路を利用しています。
できるだけぶれのない考えを持って行動したいと自戒しながら私の見た「路上の馬鹿」を紹介します。
第1回目は「逆走する自転車」です。
自転車乗りなら遭遇したことがあると思いますが,自分の走路に逆走自転車が出現して驚くことがあります。
こちらに回避義務はないのですが,ぶつかるのは嫌なので「馬鹿ヤロ」とつぶやきつつ,こちらが車道側にはみだして歩道側を通らせてやります。
ところが「路上の馬鹿」はお礼をいうでもなく平然と通過して行きます。
こういう行動はママチャリのおばさまとか学生によく見られるという報告があります。
どうやら「自転車は車道の左端を走行する」という交通ルールを知らないわけではなく「自分の後ろから来る自動車が怖い」という心理が働いているようです。
後続車は前方をみていない可能性があるが,対向車はきちんと前方を見ているはずだというのは,逆走車の勝手な思いこみに過ぎません。運転手が居眠りや脇見をしていたら同じことです。
私だって後続車は怖いです。でも,前方を走る自転車を轢いてでも直進するはずがないと信じるしかありません。道路利用者が交通ルールを守るという相互信頼のもとに自転車は左側を通行するのです。
一度怖い目にあったら自分がいかに危険な行動をとっているか思い知るはずなのですが,有効な方法を思いつきません。
こちらが歩道側に停止し,相手に車道側を通らせるということも考えましたが,わざわざ自転車を停めるのも面倒です。
逆走自転車に迷惑しているのは自動車も同様です。「逆走自転車が来たのでクラクションを鳴らしながら突っ込んで行ったところ,自転車乗りは真っ青な顔で慌てて歩道にあがった」という大型車の運転手が書き込みを読んだことがあります。
少し乱暴だと思いましたが,しばらくは効果があったことでしょう。
ただでさえ自動車は自転車が邪魔だと思っています。逆走自転車のために自転車全部が邪魔者扱いされるのは迷惑です。「私は正面から逆走してくるあなたが怖い」と申し上げたいのです。
ごもっともな意見だと思います。
タダでさえ車道を走るのが怖いのに、さらに前からも自転車がやってきて、それをよけなければいけないなんて…
僕、つい最近ブログ始めました。
よろしければ、見て下さい。
http://blog.goo.ne.jp/yuuwa-mattyan