ユスラウメとベニバナトキワマンサク

 
春が来て嬉しい。
嬉しいついでにまたまた花の写真である。
ユスラウメ（梅桃、山桜桃梅樹）はせいぜい２～３ｍくらいの低木。よく見かけるのはピンクの花だが，白色もあるらしい。花の数だけ実を付けるので直径５ミリ程度の実がたくさん成っているのは見ているだけで楽しくなる。桃の実のようにかすかな縦割れがあり、表面には毛がない。 小さなネクタリンみたいな実である。
田舎の近所の家に植えてあった。隙を見て食べたことを思い出す。


ベニバナトキワマンサク（紅花常盤万作）は，最近生け垣でも見かけるようになった。原産地は中国とある。日本古来の製紙原料とされるマンサク（万作）は落葉性で，花色は黄色い。ベニバナマンサク（紅花万作）はマンサクの変種でくすんだ紅色をしている。
ベニバナトキワマンサクの花弁はリボン状で４枚あり，春風に吹かれるとひらひら動いて可憐である。冬でも落葉しないことから「トキワ」は「常葉」あるいは「青葉」らしい。花色の鮮やかさに惹かれて，家の庭にも２株植えてある。