たけのこ山となんでもやってみるもん

「国道10号自転車通勤」,「奄美の自転車オヤジ」から3度目のタイトル変更です。主夫をしながら竹林整備を始めました。

シバグリ(柴栗)を食べる

2010年10月06日 | オヤジの食卓
秋の味覚である栗をもらった。栽培種の丹波栗ではなく,野山に自生しているシバグリ(柴栗)である。山里に育った私には懐かしい。小学校の頃,この時期になるとまっすぐに帰宅せず,あっちの山,こっちの山と栗を採りながら帰った。ゆでて食べるのは普通だが,田舎の少年は生栗もかじっていた。また,薪風呂を焚きながら熱くなった灰に埋め,焼いて食べることもあった。しかし,昔話の「さるかに合戦」にもあるとおり,灰の中ではぜて行方不明になることもあるので油断はできなかった。
シバグリの甘さは丹波栗以上である。問題は小さいということである。ゆでても鬼皮をむくのが面倒なので,小さい頃はそのまま口に入れ,かみ砕いた後に鬼皮を吐き出していた。ちょっと品がないので,今回は煎ってたべることにした。
右側5個の大きいのが丹波栗でその他がシバグリである。比較するために並べてみた。








日に干した後にフライパンで炒る。













できあがり。
どれくらいの時間炒るのかわからなかったので適当なところで炒るのをやめる。









剥いてみた。鬼皮は実から離れてうまく剥けるが渋皮は実にひっついてうまく剥けない。天津甘栗のようにはいかなかった。天日で乾燥させる時間が足りなかったか?

食べてみる。甘い!
風呂の焚き口にすわり,缶詰の空き缶で炒って食べた味と同じである。
家族に同じ体験をしたことのある者がいないので一人昔を懐かしむオヤジであった。
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4 コメント

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栗の皮むき器を (やま)
2010-10-06 21:02:37
買いました、Rが菓子作りの為セッセ、セッセと剥いております。ネットでくぐってみると鬼皮と渋皮を同時に剥ぐ商品もある様です。 
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経験ありますよ (焼酎学生)
2010-10-06 21:22:52
僕は戦争末期に縁故疎開で、1年半ほど伊勢の山奥生活をしました。
風呂の水汲みから風呂焚き、そしてシバグリの生食いなど、チャリ通オヤジさんと似たような経験を想い出しました。
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やまさん,コメントありがとうございます (チャリ通オヤジ)
2010-10-07 12:25:13
皮むき器を買うほどの量でもないです。ただ親指の爪を痛めてしまいました。
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焼酎学生さん,コメントありがとうございます (チャリ通オヤジ)
2010-10-07 12:27:48
苦労があったとはいえ,田舎での経験は懐かしいことでしょう。この時期,子ども達のポケットは栗,椎の実などで膨らんでいました。
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