すでに「やま」さんの桜開花報告がありましたが,通勤途上にある山裾に山桜が咲いているのに気づいたのが2月26日。アングルの関係でその桜は撮していない。写真の桜は逆方向にある別の山の桜である。
昨日まで緑の木々しかなかった山肌に灯りが点くように突然桜が咲く。それは春を実感させ,今年も咲いてくれたかと感謝の念さえ湧いてくる。
日本人ほど桜を愛する国民は世界でも珍しいらしい。欧米人にとって桜はすべて「チェリーブロッサム」でしかない。平安時代には紅梅をたたえた清少納言がいる一方,有原業平が「世の中に たえて櫻の なかりせば 春の心は のどけからまし」と詠んだようにかなり古くから桜の花見が盛んだったようすがわかる。
室町時代の僧侶であり歌人でもあった西行法師は「願わくば桜の下にて春死なむ その如月の望月の頃」と詠んでいる。「桜の木の下には死体が埋まっている」という俗信は案外この歌に由来するのかもしれない。
現代植栽されている桜のほとんどはソメイヨシノという品種で,江戸末期に他の桜と分離され,1900年(明治33年)「日本園芸雑誌」において「染井吉野」と命名されたとあった。
昨日まで緑の木々しかなかった山肌に灯りが点くように突然桜が咲く。それは春を実感させ,今年も咲いてくれたかと感謝の念さえ湧いてくる。
日本人ほど桜を愛する国民は世界でも珍しいらしい。欧米人にとって桜はすべて「チェリーブロッサム」でしかない。平安時代には紅梅をたたえた清少納言がいる一方,有原業平が「世の中に たえて櫻の なかりせば 春の心は のどけからまし」と詠んだようにかなり古くから桜の花見が盛んだったようすがわかる。
室町時代の僧侶であり歌人でもあった西行法師は「願わくば桜の下にて春死なむ その如月の望月の頃」と詠んでいる。「桜の木の下には死体が埋まっている」という俗信は案外この歌に由来するのかもしれない。
現代植栽されている桜のほとんどはソメイヨシノという品種で,江戸末期に他の桜と分離され,1900年(明治33年)「日本園芸雑誌」において「染井吉野」と命名されたとあった。