せっかく自然がいっぱいあるところに住んでいるので家にばかりいてもつまらない。
3月20日,持ち帰り仕事はさておいて外に出て春の味覚を探しに行きました。
まず向かったのは海です。宇検村焼内湾の浜辺では「アオサ」がとれます。緑の海草がアオサです。
遠目には食べ頃のように見えたのですが,ピークを過ぎており肉質が消失し繊維だけになっていました。やはり2月中旬頃までが旬です。
それでもいいところを探してようやくこれだけ獲りました。
海岸の崖のほうに目をやるとツワブキが生えていました。
茎や葉裏に産毛が残っているものを選んで獲りました。本土と比べて生長が早いのか,葉が大きく開いたものばかりです。
次は山に向かいます。山菜の王者と呼ばれる「タラの芽」です。中心の若芽を収穫します。
新芽をまるごと摘んでしまうとこのようになり,木が枯れてしまいかねません。若葉の部分だけを摘み取るというマナーを守って欲しいものです。
海と山で食材を調達し,自宅に帰りました。以前にも紹介したとおり,近くを流れる川にはクレソンが自生しています。これも収穫することにしました。
本日収穫した春の味です。
左からクレソン,タラの芽,ツワブキで,皿に入っているのがアオサのりです。
家人が天ぷらをつくりました。
上:竹輪入りアオサの天ぷら
左:クレソン
右:タラの芽
アオサは海の香り,クレソンはさわやかな緑の香り,タラの芽はほろ苦さを味わえました。自然が身近にあることの幸せをつくづく感じた一日でした。ツワブキは皮むきが間に合わず,後日実家から送ってきていた孟宗竹の竹の子と一緒に卵とじで食べました。