ボンタン漬けをもらいました。鹿児島で生まれ育った人の中にも「ボンタン漬け」は「漬物」だと思っている人がいるから驚きです。
ボンタン漬けはボンタンの産地,阿久根市で製造されているものが多いです。30年ほど前でしたか「アクネ うまいネ 自然だネ」のロゴとキャッチコピーが選定されました。阿久根市の特産品に印刷あるいはシールとして貼られ,当時は斬新なアイデアでした。
中味です。ごらんのとおり漬物ではありません。ボンタン漬けはボンタンの皮のスポンジ状の部分または未熟な果実を加工したお菓子です。ソーダを利用して独特の苦みを抜いたあとに砂糖で煮詰め,グラニュー糖をまぶしてあります。
最近は個別包装で高級感を演出しています。おみやげ用だからでしょう。
こちらは「青切り」といいます。摘果した未熟果をスライスして作ります。青果として食べるのは成熟した中心部分です。
こちらは「舟切り」といいます。上下逆さのほうがわかりやすかったですね。一見するとカズノコです。成熟した果実のスポンジ状の部分(「青切り」の写真では果実と緑の皮の間の部分)です。だから本来食べる房は一切使っていません。
中味はどうするのでしょう?加工用に使われたり,中味だけ売ってあると聞いたことがあります。
久しぶりに食べてみました。甘いです。砂糖で煮てあるから当然ですね。舟切りはジェリービーンズのような食感です。
まだ食べたことがない人はお試しあれ。
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