多摩平和イベント実行委員会

多摩の市民グループが「戦後60年」を契機に地域の視点から、「戦後」「平和」「民主主義」を考える

洞爺湖サミットでの過剰警備に抗議

2008-07-06 02:27:30 | アピール
 7月5日、札幌で「チャレンジ・ザ・G8サミット 1万人のピースウォーク」が開催され、日本だけでなく世界各地の市民グループが集まり、環境破壊、格差社会、戦争犯罪など先進国によるグローバル化による地球破壊に抗議する声をあげました。しかし、ロイターの記者など4人の逮捕者を出す騒動となりました。

 北海道新聞社のウェブサイトの報道によれば、「途中、機動隊員とデモ参加者の一部が進路の規制などをめぐって小競り合いになり、道警は、警察官に対してトラックをぶつけたり、違法なデモを扇動したなどとして、公務執行妨害や札幌市公安条例違反容疑で四人を逮捕した。うち一人は英国の通信社ロイターのカメラマンで、道警の調べでは、警察官の腰をけって公務を妨害した疑い。」 また、「新千歳空港で札幌入国管理局千歳苫小牧出張所に入国を拒否された農民運動団体の韓国人十九人は五日、退去命令を受け、ソウル行きの国際便で帰国した」との報道もありました。

 今回のサミットについて、日本国政府は、テロ警備のためと称し、日本国憲法が保障する言論・表現の自由を認めない過剰な警備を行っています。韓国の農民運動団体のように入国を拒否された例や、入国に際し、目的、期間、反対運動に参加するかどうかをの確認を求められ、入国審査で期間を短縮されるケースも出ています。
 デモは平和裏に行われており、逮捕劇となったシーンではデモの先頭を走っているトラックの進路をめぐっての規制に端を発しているようですが、危険なデモとは見えず、警察の挑発行為が大と考えられます。

 地球温暖化は加速度的に進み、グリーンランドや北極海の氷が想像以上のスピードで溶け出している、というニュースもあり、今回の洞爺湖サミットでは全世界の住民がその動向に注目しています。

 北海道警ならびに警察庁は、市民に対する過剰警備を直ちに止めるよう強く抗議します。特にジャーナリストの逮捕は許されることではありません。断固として抗議します。


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