『船、山にのぼる』上映会のお知らせ
船頭多くして「船、山にのぼる」話じゃなくて、村人の気持ちが一つになることで「船、山にのぼる」を実現した話。
…たくさんの木が船になって、森に帰っていく。
地域の人々の想いもゆっくり引越して、村の真ん中の樹齢500年の大きな木も大移動。ダム水没地で繰り広げられた12年に及ぶ森の引越しプロジェクトを描く…
「故郷が水没する」という圧倒的なマイナス状況の中で、コミュニティや環境に対し、アートに何ができるか?
空撮フンダンの壮大なドキュメンタリー映画。三多摩では初上映。ダム建設の是非は別途問題あり、ですが、この日は爽やかな秋の一日、ゆったりとしたひと時をお楽しみください!
■9月23日(火・休)
①11:00~12:30
②14:00~15:30
各回開場15分前
各回上映終了後、本田孝義監督トーク
■ベルブ永山ホール(多摩市永山公民館5F)
■前売り券 800円(当日券 1,000円)
小中学生 500円
全席自由、未就学児無料
■上映作品の詳細、チケットのネット前売予約は
http://www.taenoha.com/fune/fune.html
■前売チケット販売店
・多摩センター:福祉ショップ「きずな」
・永山:ベルブ永山3Fはらっぱ内「あしたや」
・聖蹟桜ヶ丘:ヴィータ7F「風」
・鶴牧商店街:「カフェ・ドゥードゥー」(落合側)
<解説>
近年、日本でもアーティストの活動を描いたドキュメンタリー映画が多数製作されるようになってきた。本作は、広島県北東部・灰塚を舞台にした壮大なアート・プロジェクトを描いた作品である。美術家と写真家と建築家からなるユニット・PHスタジオ。1984年に発足した彼らは、「家具」「家」「都市」といった既成の枠組みを「棲む」というキーワードでそれらの解体と再読を試みてきた。その中でも、1994年~2006年に取り組んできた、森の引越しプロジェクト「船をつくる話」は、最も長期にわたるプロジェクトとなった。
監督は自らの故郷、岡山県の山陽団地を描いた『ニュータウン物語』の本田孝義。(『ニュータウン物語』は2004年、パルテノン多摩にて1週間ぶっ通し上映)
<あらすじ>
1965年、広島県旧三良坂町、吉舎町(現三次市)、総領町(現庄原市)にまたがる灰塚で、ダム建設計画が起きた。以後、15年以上にわたって反対運動が続いたが、1984年に建設を受け入れた。その後、水没予定地の住民は水没地の近くに生活再建地(その一つが“のぞみが丘”)を作り、1993年から移転を開始した。
その頃、1994年にダム周辺環境を自然と文化の調和が取れたエリアとするため灰塚アースワークプロジェクトが始まった。
PHスタジオは、ダム工事に伴い20~30万本の木が伐採され森林が水没するという話を聞いたことから、「森の引越し」をテーマとしたプランを発表。具体的には、伐採される木を使って、全長60メートルの巨大な筏状の船を作り、ダム完成時に行われる試験湛水(最高位まで貯水する)の際に船を移動させ、その後の水位低下を利用して山の頂上にのせる、という壮大な計画であった。この計画は、「船をつくる話」と名づけられた。
当初、半信半疑で話を聞いていたのぞみが丘の人々も、PHスタジオの人々の地道な活動を見聞きするうちに、計画の実現を信ずるようになっていった・・・。
船頭多くして「船、山にのぼる」話じゃなくて、村人の気持ちが一つになることで「船、山にのぼる」を実現した話。
…たくさんの木が船になって、森に帰っていく。
地域の人々の想いもゆっくり引越して、村の真ん中の樹齢500年の大きな木も大移動。ダム水没地で繰り広げられた12年に及ぶ森の引越しプロジェクトを描く…
「故郷が水没する」という圧倒的なマイナス状況の中で、コミュニティや環境に対し、アートに何ができるか?
空撮フンダンの壮大なドキュメンタリー映画。三多摩では初上映。ダム建設の是非は別途問題あり、ですが、この日は爽やかな秋の一日、ゆったりとしたひと時をお楽しみください!
■9月23日(火・休)
①11:00~12:30
②14:00~15:30
各回開場15分前
各回上映終了後、本田孝義監督トーク
■ベルブ永山ホール(多摩市永山公民館5F)
■前売り券 800円(当日券 1,000円)
小中学生 500円
全席自由、未就学児無料
■上映作品の詳細、チケットのネット前売予約は
http://www.taenoha.com/fune/fune.html
■前売チケット販売店
・多摩センター:福祉ショップ「きずな」
・永山:ベルブ永山3Fはらっぱ内「あしたや」
・聖蹟桜ヶ丘:ヴィータ7F「風」
・鶴牧商店街:「カフェ・ドゥードゥー」(落合側)
<解説>
近年、日本でもアーティストの活動を描いたドキュメンタリー映画が多数製作されるようになってきた。本作は、広島県北東部・灰塚を舞台にした壮大なアート・プロジェクトを描いた作品である。美術家と写真家と建築家からなるユニット・PHスタジオ。1984年に発足した彼らは、「家具」「家」「都市」といった既成の枠組みを「棲む」というキーワードでそれらの解体と再読を試みてきた。その中でも、1994年~2006年に取り組んできた、森の引越しプロジェクト「船をつくる話」は、最も長期にわたるプロジェクトとなった。
監督は自らの故郷、岡山県の山陽団地を描いた『ニュータウン物語』の本田孝義。(『ニュータウン物語』は2004年、パルテノン多摩にて1週間ぶっ通し上映)
<あらすじ>
1965年、広島県旧三良坂町、吉舎町(現三次市)、総領町(現庄原市)にまたがる灰塚で、ダム建設計画が起きた。以後、15年以上にわたって反対運動が続いたが、1984年に建設を受け入れた。その後、水没予定地の住民は水没地の近くに生活再建地(その一つが“のぞみが丘”)を作り、1993年から移転を開始した。
その頃、1994年にダム周辺環境を自然と文化の調和が取れたエリアとするため灰塚アースワークプロジェクトが始まった。
PHスタジオは、ダム工事に伴い20~30万本の木が伐採され森林が水没するという話を聞いたことから、「森の引越し」をテーマとしたプランを発表。具体的には、伐採される木を使って、全長60メートルの巨大な筏状の船を作り、ダム完成時に行われる試験湛水(最高位まで貯水する)の際に船を移動させ、その後の水位低下を利用して山の頂上にのせる、という壮大な計画であった。この計画は、「船をつくる話」と名づけられた。
当初、半信半疑で話を聞いていたのぞみが丘の人々も、PHスタジオの人々の地道な活動を見聞きするうちに、計画の実現を信ずるようになっていった・・・。