多摩平和イベント実行委員会

多摩の市民グループが「戦後60年」を契機に地域の視点から、「戦後」「平和」「民主主義」を考える

ヒロシマからイラクへ「被爆医師 肥田舜太郎さん 多摩で初講演」

2009-01-19 23:36:57 | イラク戦争
多摩市永山公民館市民企画講座

ヒロシマからイラクへ…小児白血病・がんをもたらす”体内被曝”の脅威~

「被爆医師 肥田舜太郎さん 多摩で初講演」

 広島原爆による放射線障害と、劣化ウラン弾がもたらしたと考えられるイラクの子どもたちのがん・白血病。両者をつなぐキーワード“内部被曝”について肥田舜太郎さんにお聞きします。8月6日ヒロシマ、既に医師であられた肥田先生は、ご自身も被爆、薬品も資材も人手もない修羅の地獄の中、無我夢中で被爆者救急医療にあたりました。壮絶な体験談は息を呑みます。世紀の大虐殺、原爆地獄を生き延びて半世紀以上の間、多数の被爆者が自らの死を通じて教えてくれた「低線量放射線による体内被曝」の恐怖を次世代に語り継ぎます。今私たちは何をすべきか…。 日本イラク医療支援ネットワーク事務局長 佐藤真紀さんから劣化ウラン弾に苦しむイラクの子どもたち支援の活動報告もあります。


☆日時:2月8日(日)13:30~16:30
☆場所: ベルブ永山3F講座室
☆参加費: 300円(資料代)
☆定員: 48名 当日先着順
☆主催  多摩平和イベント実行委員会(090-1107-8264)

肥田 舜太郎(ひだ・しゅんたろう)先生   プロフィール
1917年広島生まれ。 
1944年陸軍軍医学校を卒業、軍医少尉として広島陸軍病院に赴任。
1945年広島にて被爆。被爆者救援にあたる。全日本民医連理事、
埼玉民医連会長などを歴任。
現在、全日本民医連顧問、日本被団協原爆被害者中央相談所理事長。
自身の被爆体験を原点に、被爆者治療と核廃絶運動に関わり続け、今もなお各地
での精力的な講演活動は続いている。
   著書 『ヒロシマを生きのびて』(あけび書房)『内部被曝の脅威』(共著、      ちくま新書)など。当日は書籍の紹介もあります。
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ガザの市民・子供たちを殺すな イスラエルはガザから即時撤兵を!

2009-01-17 13:05:30 | パレスティナ
■鎌仲ひとみさんからのメッセージ
 (映像作家、劣化ウラン廃絶キャンペーンのメンバー)

 土地を奪われ、封鎖され、世界史上これ以上ないほど
 蹂躙されてきたパレスチナの人々にイスラエルはあたかも
 病人に鞭をくれるように爆撃し殺戮をしている。
 現地にいるノルウェー医師のインタビューによれば子供たちや女性が
 多数命を奪われている。私たちの隣人が家族が同じ目に遭うことを
 想像してみよう。

 これを見過ごしていては私たちは人間として長く問われる事になるだろう。
 一刻も早く爆撃と攻撃をやめるようにあらゆる手を尽くさなければ・・
 出来ることは何でもやりましょう。

 私はまず、イスラエル大使館に抗議のメールを送り、現地に支援を送ろう
 というJVCに寄付金を送ります。
 何でもいいのです、何か行動を起こしましょう!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

----------------------------
■緊急行動にご参加・ご協力ください

 ガザの市民・子供たちを殺すな
 イスラエルはガザから即時撤兵を!

 1月18日(日)午後3時半~5時
 東京・銀座マリオン前で街頭アピールとカンパ(ガザ市民へ)
----------------------------

【場所】東京・銀座マリオン前(有楽町マリオン前)
    JR山手線有楽町駅、地下鉄銀座駅
【日時】1月18日(日)15:30~17:00
【主催】劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク(略称:NO DU市民ネット)
    (連絡先:(午後)TEL 03-3238-0056 ※たんぽぽ舎内)

緊急ですが、ガザの状勢の重大性にかんがみ、1月18日(日)午後、
1時間30分程度「アピールとカンパと署名」活動を行ないます。
心ある方の参加を呼びかけます。

 *以下を主催者で用意します
  マイク、ちらし、署名用紙 (豊田直己さんの写真を準備中)

 *参加される方、大歓迎
  アピールできるものを持参してもらえると嬉しいです(プラカードなど)


*共同主催になっていただけるグループ、団体を募集中
*当日のカンパはパレスチナ子どものキャンペーンに託してガザへ送る予定
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白血病やがんで苦しむイラクの子どもたちに「限りなき義理の愛大作戦 2009」

2009-01-17 09:36:18 | イラク戦争

 2月14日は聖ヴァレンタインズデー。日本中が義理も含めて愛でいっぱいになります。そんな愛を少しだけイラクの白血病やがんの子どもたちに分けてあげませんか?多摩平和イベント実行委員会でも扱っています。

■ 限りなき義理の愛大作戦 2009

 「限りなき義理の愛大作戦」は、一口500円の寄付をしてくださった方に、チョコパッケージのお返しをするという、今回が4度目になる、イラクの子どもたちの絵とチョコレートを介した募金キャンペーンです。JIM-NETでは、このキャンペーンを通してイラクの子どもたちへの医薬品購入のためのご寄付を皆さまにお願いしております。

■ チョコ募金のお申し込みは、電話とファクスとメールで受け付けています。

 一つ(1冊)500円の内訳は、チョコレートなどのコストが約100円、残りの400円が子どもたちの一日の薬代です。

 イラク国内の治安はいっこうに回復せず、市民生活は困窮をきわめるばかりです。特に医療の現場は、保健行政の停滞や海外NGOの相次ぐ撤退などキビシイ現実が取り巻いています。
  しかし、支えなければならない子どもたちはまだまだたくさんいます。その子どもたちのための抗癌剤のリクエストが、イラクの病院から今日もJIM-NETのアンマン事務所に届きます。保健行政の停滞が医薬品の流通を直撃している現在、イラクのがんや白血病の子どもたちに必要な抗癌剤の約3分の1がJIM-NETから供給されています。
  イラクの保健行政が正常に機能するまで子どもたちの命は待ってくれません。皆様の協力が必要です。

  ● 電話:03-5816-3721
  ● ファクス:03-5816-3723   
  ● 09giri@jim-net.net

多摩平和イベント実行委員会では400セット(2000個)のチョコレートを販売しています。最寄の実行委員会メンバーにお問い合わせください。

電話 090-1107-8264
 

  
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スピークアウト&デモ:イスラエルは占領とガザ侵攻をやめろ!

2009-01-11 00:12:32 | パレスティナ
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スピークアウト&デモ:イスラエルは占領とガザ侵攻をやめろ!
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日時:1月11日(日)
14時開場/14時30分開始(14時から映像上映あり)
16時45分終了(デモ出発は17時00分)

場所:四谷地域センター・多目的ホール(12階)
地下鉄丸ノ内線「新宿御苑前」駅より徒歩5分(四谷方向に向かってまっ
すぐ歩き、右手/新宿区内藤町87番地)
http://www2.odn.ne.jp/~hao65350/page002.html

■アピール:
阿部浩己さん(国際人権法/神奈川大学法科大学院教授) 
鵜飼哲さん(ティーチイン沖縄/一橋大学教員) 
小倉利丸さん(ピープルズプラン研究所/富山大学経済学部教員) 

■リレーアピール: 
国富建治さん(新しい反安保行動をつくる実行委員会) 
杉原浩司さん(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン) 
園良太さん(憲法カフェ)
北林岳彦さん ほか 
※当日の飛び入りアピールも受け付けます。

■デモ:
四谷地域センターを出発し、新宿方向に向けてデモを行います。
※出来るだけ、各自で手作りのプラカードなどを持参して下さい(主催者
側も用意します)。

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イスラエルはついに地上戦を開始しました。40年以上も占領を続け、人権
を侵害して苦しめてきた人々を逃げ場のない空間の中で追いつめて殺すと
いう、こんな酷い行為は一刻も早く止めさせなくてなりません。

イスラエルを非難する国際的な声は鈍く、多くのマスコミはイスラエルと
ハマースの「暴力の応酬」という構図を作り上げて事態を矮小化し、イス
ラエルの占領行為を免罪しています。しかし2006年のレバノン戦争と同様
、イスラエルが「自衛」戦争を演出し続けなくてはならないような事態を
作り出したのは、他でもないイスラエルによる占領です。

ガザのむごい光景は、私たちの無惨な日常生活の延長上にあります。アメ
リカのイラク占領を支援するためイラクに自衛隊を送り、インド洋で給油
活動を続けることでアフガニスタン攻撃を支えて来た日本。目先の「安全
」や政権の安定を得るために「対テロ」の名目で人を殺すことが当たり前
のようになっている世界。もうこりごりです。
この日本社会の中から、今こそ戦争と占領をやめろ!という声を大きく響
かせましょう。

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主催:「スピークアウト&デモ:イスラエルは占領とガザ侵攻をやめろ!」
実行委員会

<連絡先>
メールアドレス:speakout.demo@gmail.com 
電話:090-6498-6448
郵便物送付:〒162-0823東京都新宿区神楽河岸1 - 1 東京ボランティア
・市民活動センター メールボックスNo.114 ミーダーン〈パレスチナ・
対話のための広場〉気付 
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■□ ガザの大量殺傷と破壊に対する抗議行動□■「イスラエルによるガザ侵攻を考える」

2009-01-08 22:56:23 | パレスティナ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■□ ガザの大量殺傷と破壊に対する抗議行動□■
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

【ガザに光を! 即時停戦を求める ピースパレード&シンポジウム】

■開催日:2009年1月10日(土)

■プレイベント
13:00 上映会『パレスチナ1948NAKBA』(計画中)

■ピースパレード
15:30 「芝公園23号地」集合(東京タワーのふもと)
16:00 出発、パレード開始
17:30 「六本木三河台公園」にてパレード終了

■シンポジウム
【時間】 18:30~20:30 
【会場】 聖アンデレ教会(港区芝公園3-6-18 東京メトロ日比谷線「神谷町」
    駅から徒歩10分)
【内容】 ・トークリレー 
    池田 香代子さん(『世界がもし100人の村だったら』再話者)
    広河 隆一さん(ジャーナリスト) 
    パレスチナに関わるNGOのアピール 他
    現地の声(電話録音) 予定

■ 主催: 1・10 ガザに光を! ピースパレード実行委員会
■ 呼びかけ団体:特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク、社
団法人アムネスティ・インターナショナル日本、特定非営利活動法人日本国際ボ
ランティアセンター(JVC)、日本山妙法寺、日本聖公会東京教区「エルサレム教
区協働委員会」、日本パレスチナ医療協会、日本YWCA、特定非営利活動法人
パレスチナ子どものキャンペーン、パレスチナの子供の里親運動、ピースボート、
平和をつくり出す宗教者ネット、『1コマ』サポーターズ






東京外国語大学・中東イスラーム研究教育プロジェクト

緊急集会「イスラエルによるガザ侵攻を考える」

 昨年12月27日にイスラエル軍が開始したガザ地区への攻撃が激しさを増して
います。1月3日からは地上侵攻も始まり、6日現在でパレスチナ側には600人を
超える死者と3000人近い負傷者が出ています。パレスチナにおけるこの事態を
受けて、東京外国語大学中東イスラーム研究教育プロジェクトでは緊急ワーク
ショップを開催します。中東地域・パレスチナに長年関わってきた学内外の研究
者を中心に、今の状態を招いた背景と今後の展望、訴えていくべき内容や取る
べき行動について考えます。
皆様のご来場をお待ちしております。


日時 1月11日(日) 11:00 ~ 14:00(11時開場、11時15分開始)

会場 如水会館 1階 如水コンファレンスルーム(参加費:無料、最大100名まで)
東京都千代田区一ツ橋2-1-1(Tel 03-3261-1101(代))
アクセス http://www.kaikan.co.jp/josui/company/access.html
・地下鉄東西線 竹橋駅下車 1b出口 徒歩4分
・地下鉄半蔵門線・三田線・都営新宿線 神保町下車 A8・A9出口 徒歩3分

講演者 酒井啓子(東京外国語大学・教授)
臼杵陽(日本女子大学・教授)
川上泰徳(朝日新聞・編集委員)
飯塚正人(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・教授)
黒木英充(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・教授)
山本薫(東京外国語大学・助教)
錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・非常勤研究員)

問合せ先 東京外国語大学中東イスラーム研究教育プロジェクト事務局
Tel &Fax 042-330-5568/5618






戦争反対――――――占領終結

ガザ攻撃に抗議する

イスラエルによるガザ攻撃が世界を驚かせ、震撼させています。おびただしい命
が奪われ、暮らしが破壊されています。世界の平和団体が抗議の声をあげ、日
本でも数々のアピールが出されています。下記の緊急集会を開催します。アー
ス・ビジョン組織委員会のご協力で映画「レインボー」を上映し、現代アラブ文学
研究者の岡真理さんに講演していただきます。ぜひともご参加ください。

日時:1月18日(日)午後2時~5時(開場1時30分)

会場:ラパスホール(東京労働会館ホール)

http://www.ne.jp/asahi/kyokasho/net21/gyojimap_rapasuhoru.htm

    東京都豊島区南大塚2-33-10

    電話03-5395-3171

       JR大塚駅南口徒歩7分

       地下鉄丸の内線新大塚駅徒歩7分

参加費:500円

映画:「レインボー」

講演:私たちに何ができるか  

   岡真理さん(現代アラブ文学、京都大学准教授)

http://www.h.kyoto-u.ac.jp/staff/223_oka_m_0_j.html

主な著書:

* 『記憶/物語』(岩波書店、2000年)
* 『彼女の「正しい」名前とは何か――第三世界フェミニズムの思想』(青土
社、2000年)
* 『棗椰子の木陰で―第三世界フェミニズムと文学の力』(青土社、
2006年)
* 『アラブ、祈りとしての文学』(みすず書房、2008年)

研究テーマ:

エドワード・サイートが「オリエンタリズム」と命名した、世界を「西洋」と
「西洋」ならざる世界に二分し、両者のあいだには本質的かつ絶対的差異(世界差)
があるとするような思想を批判し、こうした「世界差」が例えば第一世界における第
三世界の女性をめぐるフェミニズムの言説や、文学作品における第三世界表象、
そして第三世界の文学作品の読みという具体的実践においていかに生産・再生産
さら,、いかなる政治的効果を発揮しているか、そうした認識や実践が植民地主義の
歴史とどのように関係しているかについて分析、考察する。また、パレスチナ問題
について、ガッサーン・カナファーニーをはじめとするパレスチナの作家の思想をプ
リーモ・レーヴィなど西洋の作家たちの思想に接続することで、「難民」を近代の思
想問題として捉え直すことで、「パレスチナ」を普遍的な思想的課題として考究する。

 「パレスチナで起きていることを私たちは知らないわけではない。知ろうと思えば
いくらでも知ることができる。世界の無関心がパレスチナ人に対する殺戮を可能に
しているのだという言葉は、単にパレスチナ人が殺されるのを世界が放置している
というだけでなく、このような歴史的文脈において、より根源的に解されねばならな
いだろう。他者の命に対する私たちの無関心こそが殺人者たちにシニシズムを備
給し、彼らが他者を殺すことを正当化し続けるものとして機能しているのである。/
だとすれば、パレスチナ人が人間の尊厳を否定され、日々殺されゆくことの『あって
はならなさ』を描くとは、このシニシズムに抗して、世界に抗して、人間一個の命の
大切さを語ることにほかならない。」(岡真理『アラブ、祈りとしての文学』より)


私も呼びかけます:

秋元理匡(弁護士)阿部浩己(神奈川大学法科大学院教授)安藤博(非暴力平和隊
・日本)五十嵐正博(神戸大学大学院国際協力研究科教授)池田香代子(翻訳家・
世界平和アピール七人委員会メンバー)井上正信(弁護士)きくちゆみ(著作・翻訳
家/環境・平和活動家)北村肇(「週刊金曜日」編集長)清末愛砂(島根大学教員)
栗田禎子(千葉大学教授)黒木英充(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研
究所)佐原徹哉(明治大学教員)田中利幸(広島平和研究所教授)俵義文(子どもと
教科書全国ネット21事務局長)新倉修(青山学院大学教授)松宮孝明(立命館大学
教授)村井敏邦(龍谷大学教授)

主催:平和力フォーラム

192-0992 

八王子市宇津貫町1556 東京造形大学・前田研究室

   電話 042-637-8872  メール maeda@zokei.ac.jp

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イスラエルはパレスチナ自治区ガザへの侵攻を中止し、直ちにあらゆる戦闘行為を中止せよ

2009-01-05 00:34:10 | パレスティナ
イスラエルはパレスチナ自治区ガザへの侵攻を中止し、直ちにあらゆる戦闘行為を中止せよ。

 イスラエルはパレスチナ自治区のガザへの地上戦闘に踏み切りました。
下記の共同通信ニュースによれば、主要都市ガザ市を包囲した、とのことです。かなりの死傷者が出ているもようです。
 
【エルサレム4日共同】イスラエル軍は3日夜(日本時間4日未明)イスラム原理主義の強硬派ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザに地上部隊による侵攻作戦を始めた。軍は4日、高台や主要幹線道路など戦略拠点を制圧し、ガザ地区を南北に分断、主要都市ガザ市を包囲した。ハマスと軍の激しい戦闘が各地で発生し、民間人も含め少なくともパレスチナ人40人が死亡したもようだ

 わたしたちは、今回のイスラエルによるパレスチナ自治区の主権を無視し、巨大な武力による抹殺行為を許しません。ガザでのハマスの勢力の拡大やロケット弾攻撃が理由のようですが、武力侵攻に結びつくものと全く思えません。憎しみは新たな憎しみを生みます。
 直ちに地上戦闘を中止し、軍を即刻、引き上げることを強く求めます。新しい年を迎えた年末から新年にかけての空爆で、非戦闘員を含め多くの人々が尊い命を落としています。多くの家族と子どもたちが空爆の犠牲となり、亡くなったり傷ついています。既に死傷者の数は中東戦争以来、最大の規模となっています。
 
 地上戦闘により、さらに多くの人々の暮らしと命が危機に瀕しています。

 イスラエルは直ちに戦闘を中止するよう強く求めます。

 繰り返します。憎しみによるぶつかりあいは憎しみと復讐の怨念を子々孫々、伝えていくだけです。イスラエル政府は、自国民の命を危機にさらしているのと同じです。イスラエルの民とパレスチナの民とが共存すべく努力している多くの人々の想いが、今回の暴挙により無となってしまいます。

 イスラエルは直ちにあらゆる戦闘行為を中止してください。

                              2009年1月4日
                        多摩平和イベント実行委員会
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転載  ガザ空爆― 「報復の連鎖」「暴力の応酬」ではありません!イスラエルに猛抗議を!!

2009-01-04 00:43:58 | パレスティナ

転載します。 パレスチナ連帯・札幌からの緊急アピールです。

ガザ空爆―中高生・若者のみなさんへ

「報復の連鎖」「暴力の応酬」ではありません!
―抗議すべき相手は、だれか?―

 2008年も終わる12月27日午前11時半、世界第4位の軍事力を持つイスラエル軍は、世界一の人口密集地ガザ市に60機のF16戦闘機による無差別爆撃を開始しました。(※ガザは全体でも365平方キロ。札幌市の市街区全体の三分の二程度ですが、ガザ市はさらに151平方キロで札幌市中央区の三倍程度しかありません。ガザ150万人の大半がイスラエルの建国や第3次中東戦争で追放されたり避難してきた人たちです。しかも半数は子どもです。)

 ここに第一波100発の爆弾を投下しました。大学、モスク、放送局、病院、警察署、刑務所!、内務省・文化省・首相府ビル、市庁舎、税関、入国管理事務所、慈善協会ビル、UNRWA施設などの目標に95%が命中したといいます。これらは軍事目標ではありません。150万人ガザ市民の生活インフラそのものの破壊です。この空爆はジェット戦闘機に加え地対地ミサイル、無人偵察機、ミサイル搭載のアパッチヘリも動員してすでに4日間も続いています。イスラエルはさらに攻撃をエスカレートさせるため地上軍をガザ周辺に配備しています。パレスチナ人の死者は、おおみそか31日現在で公式発表390名に達し負傷者は1800人を越えたといわれています。

 人口密集地に爆弾が投下されミサイルが着弾するとどのようなことになるでしょうか。以下、現地からの速報の一部を並べてみます。
「爆撃を受けた場所には死体の山ができていた。映像を見ていると、何人か、まだ生きている若者がいるのがわかった。手を上げる者、頭をもたげる者。でも、彼らもまもなく死んだはずだ。全身が焼けただれ、大半が手足を失っていた。腸がはみ出して垂れ下がっている者もいた。全員がおびただしい血の海に転がっていた。」
「ガザで最も大きい2つの大学のすぐ近くにある私の家の前で、ミサイルが、学生たち大勢の若者が集まっている中に撃ち込まれた。学生たちは、標的になりやすいから集団にならないようにと注意されてはいたが、その時は帰宅するためにバスを待っているところだった。7人が死んだ。4人は学生で、3人は近所の子供。レイエス家の少年たちで、とても仲のいい3人だった。これを書いている今、外を通っていく葬列の音が聞こえる。窓から覗いてみると、レイエス家の3人の少年の葬列だった。生きている時、この3人はいつも一緒だった。3人は一緒に死に、そして今また一緒に同じ葬列の中にいる。」
「下校途中の高校生の姉妹2人が、空爆を受け死亡。学校から帰る途中の、今は死者・負傷者となった大勢の子供たちが、ハマースの武装メンバーだというのか?」
「最初の空爆から30分ほどたったころ、帰宅中の3人の女の子が、通りの少し手前にある警備隊司令本部の前を通りかかった。その時、司令本部にミサイルが撃ち込まれた。少女たちの体はバラバラに引きちぎられ、通りの端から端まで飛び散った。通りにも死体が、腕が、脚が散らばっている。靴をはいている足、はいていない足。ガザ市全域が恐怖とパニックと混乱に包まれている。」
「病院の廊下はまるで屠畜場だ。いかなる想像も及ばない、どんなホラー映画もしのぐ光景。床は一面、血の海で、負傷者は壁にもたせかけられたり、死んだ人と隣合わせで床に寝かされたりしている!」

 これは大量無差別殺戮、ジェノサイド以外のなにものでもありません。ひとつの社会が丸ごと崩壊しつつあるのです。南京でもアウシュビッツでもヒロシマでもあった光景です。人間を人間として見ない人種差別の考えがなければできることではありません。すでにガザには、食料も電気もガソリンも医薬品も欠乏している状態が1年以上続いています。金融から食料・医薬品にいたるまで封鎖し兵糧攻めにしたあげく無差別に殺戮したのです。

 どうしてこんなことを平気でできるのでしょう?何か大きな後ろ盾がなくてはできないことです。じつは、こうしたイスラエルの悪魔のような所業を許し後押ししてきたのは、米欧日の「国際社会」なのです。

 今回イスラエルは、「ハマースがイスラエルへの攻撃をやめないから」攻撃したといいます。ハマースは、「イスラエルが軍事占領と不当な経済封鎖をやめないから」攻撃したといいます。イスラエルも悪いが、ハマースも悪い。武力に訴える双方が悪いのでしょうか?若いみなさんは目の前にある現象の背後に、それをもたらした歴史や構造がどのような力関係によって織り成されてきたかを探る努力が必要です。とりわけ力の弱い人々が、彼らは何と闘い何を獲得しようとして闘っているのか、それを注視しなければなりません。

 まず「国際社会」は、05年の非常に民主的な選挙で選ばれたハーマス政権を認めませんでした。そしてイスラエルの占領地パレスチナ社会にたいする経済制裁を支持してきました。さらに昨年6月ハマースがガザ地区の実権を握って以来1年半にもおよぶ違法なガザ封鎖(じっさいには2000年以来)による兵糧攻めという集団懲罰を「国際社会」は容認してきました。

 軍事占領下に生きるということは、生活の隅々まで軍事支配に干渉されるということです。占領下のパレスチナ人は、たとえ抵抗しなくともフツーの生活を送るのは困難なことなのです。彼らは、口で抵抗したら逮捕され、石で抵抗したら殺されます。さらに土地強奪、家屋破壊、農地破壊、指導者の暗殺・不当逮捕、収監、拷問、強姦、買収などあらゆる手段で占領下の抵抗を日常的に抑圧・弾圧しパレスチナ社会を破壊してきました。

 振り返ってみると、建国後の60年間、あるいは軍事占領後の41年間、イスラエルの悪行を「国際社会」は正面から批判・告発・制裁することはほとんどありませんでした。土地と家屋を奪われたままの難民問題、ジュネーブ条約にも違反する入植地の問題、国際司法裁判所からも違法のレッテルを貼られている分離壁の問題、なによりも軍事占領してはならないという国連決議。これら一切をイスラエルは履行することなく国連加盟国であり続け、「国際社会」から本格的な制裁を受けたことが一度もないという特殊な国なのです。第2次大戦後の国際正義は、その多くはイスラエルの存在によって破壊されてきました。

 これに対し、軍事占領と闘っているハマースは、貧しい人々のための診療所や学校、病院、職業訓練学校を開設し、この経済封鎖のなかで食糧援助や福祉計画によって民衆を支えてきました。私服を肥やしているファタハの幹部と違って、ハマースの指導者は一般の人々とともにつつましい生活を送ってきました。だからパレスチナ民衆に根強い支持があるのです。イスラエルや欧米の言いなりになり譲歩に譲歩を重ねてきた自治政府とファタハが残してきたものとは、政治腐敗と土地を奪われ虫食い状態にされた西岸地区だったのです。「軍事占領している限りイスラエルを認めない」というハマースは、公正というパレスチナ民族の大義のために闘ってきたといえるのです。

 しかし9・11直後のアメリカによって「国際テロ組織」の汚名を着せられ、「国際社会」は「反テロ戦争」の名のもとにハマース=パレスチナ民衆を敵視してイスラエルを何がなんでも支持し続けているのです。イスラエルは国連加盟の国家で国防軍をもっていますが、パレスチナは「国家」さえもありません。不当な軍事支配に対する抵抗運動は、民衆の中から湧き起こるが故に民衆全体を抑圧し弾圧しなければなりません。ですから、イスラエルは建国以来「集団懲罰」という卑劣で野蛮な方法でパレスチナ支配、中東支配を貫いてきました。今回のようなことは、いまに始まったことではないのです。

 それに対して、インティファーダなどパレスチナ側の抵抗運動が激しくなるたびに、本来イスラエルが履行しなければならない矛盾の根源に立ち返ることなく、むしろ設定される土俵が「暴力の応酬」「報復の連鎖」という非常に不公正(アンバランス)な対比が世界中で喧伝・利用されてきました。

 今回もまた、TV,新聞などのメディア報道はいっせいに「暴力の応酬・報復の連鎖を懸念」と報道し始めました。そればかりでなく、国連事務総長や各国政府、アムネスティやNGO諸団体の声明もおなじく、イスラエルの空爆中止と並行してハマースの迫撃砲攻撃をやめることを要求しています。喧嘩両成敗というわけです。

 そこでは明白な非対称があえて不問にされています。死者数が300:1という事実もありますが、武器弾薬の質と量、兵員数と総合兵力を較べてみると1000:1、1万:1と考えてもいいのです。イスラエルが200発以上の核ミサイルを保有していることはここでは除外しても、軍事力の点で比較にならないことは明白なのです。なのにあたかも喧嘩両成敗というロジックが一見成立するような見かけを与えるのは、「不当な軍事占領下の抵抗運動」という冷厳で最重要な事実を捨象しているからなのです。

 どうしてこのような意図的な捨象が「国際社会」にまかり通っているのでしょうか?どうしていつも「どっちもどっち」のような錯覚した印象を与えるのでしょうか?それはわれわれをふくめた「国際社会の常識」が不当なイスラエルの軍事占領支配を「いいことだ」と容認しているからなのではないでしょうか。私たちは、イスラエルや米欧政府が信じ込ませようとしているこの奇妙な「国際的常識?」すなわち「反テロ戦争の常識」から解き放たれる時期ではないでしょうか。世界の民衆の切実な声に耳を傾けることなく、この奇妙で野蛮なレトリック(トリック)から解放されることはないでしょう。

 今回のような出来事に接すると、まずイスラエルと「国際社会」に抗議し空爆の中止を求めることが必要のようです。すでに日本国内でもパリやロンドンやワシントンでもその声があがっています。さらに私たちにできることはないでしょうか?私たちに身近なところに、抗議し批判すべき相手はいないでしょうか?あなたが考えたことを、家族や友人・知人あるいはメディアの人々に伝えることも大事なコミットメントではないでしょうか?

 いま日本は、不況の最中にあっても軍事費を削ることなく日米同盟の絆をいっそう深くし、「戦争をできる国」から「戦争をしたい国」へと転換し、イスラーム世界への軍事進出を虎視眈々と準備しています。「反テロ戦争」は、つまるところイスラーム第三世界への欧米資本主義諸国による支配の強制戦略なのです。イスラエルは欧米が打ち込んだ楔です。イスラエルと闘っているパレスチナ人は、米欧日の「国際社会」が喧伝しているこの「反テロ戦争」の最前線で苦闘しているのです。世界や日本の報道する「暴力の連鎖」という常套句は、この「反テロ戦争」を永続させる標語なのです。私たち自身を縛っているこのレトリックと闘うことが、パレスチナの人々に想いを寄せ、彼ら彼女らの死を無駄にしないことではないでしょうか?

 これ以上、最前線で闘っているパレスチナの子どもや若者、女性を見殺しにしてはなりません。
 これ以上、ガザ市民をいけにえにしてはなりません!

                         2008年12月31日                     パレスチナ連帯・札幌  松元保昭
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