多摩平和イベント実行委員会

多摩の市民グループが「戦後60年」を契機に地域の視点から、「戦後」「平和」「民主主義」を考える

2008年8月15日、63年目の終戦記念日に

2008-08-14 23:28:46 | アピール
 また、私たちは8月15日を迎えます。
今日、この瞬間でも世界のどこかで戦火により人々が倒れています。
何が平和の祭典か、と叫びたくなる国家発揚の場としてのオリンピックが北京で開かれています。
 そのオリンピックのさなかに、ロシアとグルジアは戦争状態に入り、ロシアは、主権国家の内陸深く、軍を進め、多くの市民を空襲や銃撃で殺しています。グルジアも、銃口の力により、政府を維持しようとしています。その背後には米国の影がちらつきます。新聞報道に寄れば、ブッシュ米国大統領は北京五輪の開会式でプーチン露首相に「今回の暴力は受け入れられない」と伝えたとか。イラク戦争を起こした張本人にこのような発言を述べる資格はない、と思いますが。
 私たちは、いついかなるときでも「国家」が暴力装置を発動することに絶対反対です。国家の体面と体裁を維持するための示威のため、死の商人が潤うため、資源争奪のため 多くの尊い血が流れることは許すことができません。

 今日、8月15日、私たちは改めて、そのことを確認したいと思います。
 鎌田 實さんはブログhttp://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/の中で「信教ウイグル自治区の西部にあるカシュガルで警察官16人がテロで殺された。独立派の五輪妨害かと報道されていたが、民主化した人たちの過激な民主化運動ととらえていいと思う。なぜこんなことがおきるかというと、中国最大の天然ガスと油田が眠っている。中国政府は絶対に独立を認めないのである。チェチェン紛争がどんなに激しくなっても、ロシアがチェチェンの独立を認めないのは、明らかにヨーロッパに通じる石油のパイプラインがチェチェンを通っているからだ。この7-8年のロシアの繁栄を支えている命綱を、ロシアはどんなことがあっても放さないだろう。スーダンで非人間的な虐殺の試合が行われているのも、実はスーダンにアフリカ有数の石油が眠っているからだ」と述べられています。
 全くその通りと思いましたので、勝手に転載させていただきました。お許しください。

 さて、左に掲載したポスターは「Translating War Into Peace(戦争から平和へ)」を描いた作品です。

また、ヤフーでは「ネットでふれる、感じる終戦特集」を組んでいます。
http://weekly.yahoo.co.jp/73/

 

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