多摩平和イベント実行委員会

多摩の市民グループが「戦後60年」を契機に地域の視点から、「戦後」「平和」「民主主義」を考える

長編ドキュメンタリー「ひめゆり」 JCJ特別賞を受賞

2007-07-31 00:03:13 | 沖縄
長編ドキュメンタリー「ひめゆり」 JCJ特別賞を受賞

 柴田昌平監督そしてひめゆり同窓会の皆さん、日本ジャーナリスト会議(JCJ)特別賞受賞、おめでとうございます。
 8月11日(土)、JCJの贈賞式が、日本プレスセンターホール(東京・内幸町)で「市民とジャーナリズムを結ぶ集い」として行われます。柴田監督もひめゆり同窓会の皆さんと共に表彰式に出席されます。そこで、2回目上映の監督トークは、ビデオ出演をお願いすることにしました。3回目の監督トークは、受賞の喜びも兼ね監督ご本人が多摩永山に来られます。上映終了後、多摩永山で受賞祝賀会を開催します。

多摩平和イベント実行委員会として、今回の受賞は本当にうれしい。3年前、フォトジャーナリストの綿井健陽さんの「リトルバーズ」が、やはり、日本ジャーナリスト会議の大賞を受賞し、監督トークの時間を前後に変更したことを思い出します。

 今回の受賞は、柴田監督とひめゆり学徒の皆さんの共同受賞です。監督が13年にわたり、「ひめゆり」学徒の皆さんを取材され、人によっては思い出したくない過去の傷に自身と直面しながら、貴重な証言をかめらの前で話されています。
 「ひめゆり部隊」が、なぜ、結成され、米軍の猛攻を受け、日本軍の兵士たちの救護にあたり、医薬品と食料が途絶する中で、どのような行動をとり、また、軍により壕から出された後、悲惨な最後を辿った経緯を明らかにしていきます。
 必見の映画です。
 
 まだ、ご覧になっておられない方は、多摩永山にお集まりください。

日時: 2007年 8月11日(土曜日)
会場: 多摩市立永山公民館5階ベルブホール  
交通 : 京王線・小田急線永山駅下車徒歩5分

上映スケジュール
1回目 開場10:45/上映11:00~ 映画「ひめゆり」
2回目 開場13:30/上映13:45~ 映画「ひめゆり」
トーク16:00~(40分) 柴田 監督によるビデオトーク
3回目 開場17:15/上映17:30~ 映画「ひめゆり」
トーク19:45~(40分) 柴田 監督本人が話します
鑑賞券
前売券 大人 1000円/18才以下 500円
当日券 大人 1200円/18才以下 700円
※当日券は、残席がある場合のみ販売
チケット販売
永 山:ベルブ永山3F「あしたや」(はらっぱ内)
諏 訪:「あしたや」(諏訪商店街)
多摩センター:福祉ショップ(バスロータリー)
桜 ヶ丘:ヴィータ7F喫茶「風」

チケットネット予約申込 へ

http://taenoha.com/tamaheiwa

 先日、プレイベントで沖縄県議会が満身の怒りを込めた意見書提出への経緯を聞くことができました。「集団自決」は軍による関与があった、との証言に一切、耳を傾けない、安倍政権。教科書から歴史的事実を消し去り、軍隊を美化しようとする動きの先にあるもの。「戦後レジーム見直し」を掲げる安倍政権に胡散臭さを感じる人々が多かったということでしょう。
 今回の参議院選挙で示された民意には、このような姿勢をとり続ける自民・公明の与党への「NO」という声すがあったことも事実でしょう。

 多摩市民9条の会ブログで「ひめゆり」とプレイベントの紹介があります。
是非お読みください。

http://tama9-jo.at.webry.info/200707/article_2.html




《JCJ特別賞》

受賞作 〈ドキュメンタリー映画〉『ひめゆり』(製作プロダクション・エイシア)
受賞者  監督 柴田昌平(しばた しょうへい)、共同製作 財団法人沖縄県女師・一高女ひめゆり同窓会
受賞理由 沖縄戦から60年以上を経たが、10代の少女期に従軍看護要員として地獄を経験したひめゆり学徒隊の生存者たちは、語れない、語りたくない記憶を抱えている。それを元NHKディレクターの監督が13年かかって聞き出した証言の映像。「集団自決」問題などで歴史の改ざんが行われようとしている現在、意義深い作品というべきだ。

《JCJ賞》

受賞作 〈新聞長期企画〉『挑まれる沖縄戦/「集団自決」問題キャンペーン』(沖縄タイムス)
受賞者 沖縄タイムス「集団自決」問題取材班
受賞理由 沖縄戦での住民「集団自決」は「軍命令によるものではではなかった」とする策動に対し、沖縄タイムスは取材班を組んで、反撃。策動派は「大江健三郎・岩波書店」を告訴し、文部科学省は教科書検定で介入したが、同紙の長期キャンペーンは沖縄県「島ぐるみ」のたたかいをリードしている。


下記は柴田監督のプログです。

http://www.himeyuri.info/kantoku_blog/2007/07/jcj-prize.html
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長編ドキュメンタリー映画「ひめゆり」上映会

2007-07-18 00:50:47 | 沖縄

長編ドキュメンタリー映画「ひめゆり」上映会

 多摩平和イベント実行委員会が2007年の8月に多摩市で開催する平和イベントです。8月11日(土)に映画「ひめゆり」を上映します。ひめゆりの学徒として、生き残った方々が重い口を開き語っている証言集です。12年もの間、柴田監督が丹念に取材してきたものです。あまりにむごい体験が22人の人々の口から語られます。是非、ご覧ください。チケット購入ご希望の方は、下記サイトで購入できます。

日時: 2007年 8月11日(土曜日)
会場: 多摩市立永山公民館5階ベルブホール  
交通 : 京王線・小田急線永山駅下車徒歩5分

上映スケジュール
1回目 開場10:45/上映11:00~ 映画「ひめゆり」
2回目 開場13:30/上映13:45~ 映画「ひめゆり」
トーク16:00~(40分) 柴田 監督
3回目 開場17:15/上映17:30~ 映画「ひめゆり」
トーク19:45~(40分) 柴田 監督
鑑賞券
前売券 大人 1000円/18才以下 500円
当日券 大人 1200円/18才以下 700円
※当日券は、残席がある場合のみ販売
チケット販売
永 山:ベルブ永山3F「あしたや」(はらっぱ内)
諏 訪:「あしたや」(諏訪商店街)
多摩センター:福祉ショップ(バスロータリー)
桜 ヶ丘:ヴィータ7F喫茶「風」

チケットネット予約申込 へ

http://taenoha.com/tamaheiwa


 7月14日には、プレイベントとして、元日本テレビ・ディレクターの森口 豁さんの二つの作品をビデオ上映しました。一つは、「ひめゆり戦史 いま問う 国家と教育」1979年/43分 です。

 なぜ、女子生徒らによるひめゆり部隊が結成されたのか。また、圧倒的な火力と物量の前に北部の壕に追い詰められ、ひめゆり部隊にも解散命令が出された時、壕を放棄したのは、日本軍の指示によるものだったのか、日本軍に壕から追い出されたひめゆりや沖縄の人々。集団自決に追いやられたのは、何故なのか、
 ビデオは、ひめゆり部隊の結成を考えたのは、日本軍によるものなのか、沖縄県の指示によるものか、学校長の判断によるものか。取材は、当時の参謀本部につとめていた将校、また、当時の沖縄県庁の役人、さらに当時の学校長や教員をあたる。
 当時の校長は、今は、東京の杉並で暮らす。立派な門構えの家に校長は住んでいた。インタビューにあたり、校長は、テレビカメラを止めるよう求める。沖縄県の担当者は、日本軍の指示により、県と日本軍との契約を取り交わしたと証言する。一方で、参謀本部の将校は、これは、県から申し入れられたこと、と話す。
 しかし、インタビューの問いかけと応答を見ていると、軍の関与は、明らかだったように感じる。それにしても、ぬくぬくと「平和」を享受しすぎだろうと思うのは、私だけではあるまい。
 
 「空白の戦史 沖縄住民虐殺 35年」は、日本軍が沖縄の人々をいかに差別していたか、沖縄の方言を話すものは、スパイ。当時の日本軍が沖縄の人々をどう見ていたのか、このビデオは、事実をあますことなく明らかにしている。当時の日本軍通信兵が、謝罪の旅に訪れる。虐殺の地に、ひれ伏す。日本刀での惨殺、銃剣による刺殺。あまりにむごい。
 上原 成信さん(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)からは、沖縄の基地の今、特に辺野古の海上基地建設への反対運動や教科書から消された「集団自決」をめぐる真相など、いまの沖縄が抱える問題についてもお話いただいた。



コメント (2)
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「ひめゆり戦史」 「沖縄住民虐殺」 貴重映像で歴史が蘇る

2007-07-14 00:41:54 | 沖縄

★「ひめゆり」上映プレイベント情報★

「沖縄」「ひめゆり」「辺野古」のいま

日時:7月14日(土)18:30~21:00
場所:ベルブ永山4階 視聴覚室
   (京王線・小田急相模原線永山駅下車徒歩5分)
参加費:300円

観る ●ひめゆり学徒隊や沖縄住民虐殺に関する1970~80年代制作の貴重な   ドキュメンタリービデオを上映します。

聴く ●沖縄・一坪反戦地主会(関東ブロック)の上原成信さんに、沖縄の基地と   の闘い、特に最近の辺野古の海上基地建設反対運動や教科書から消される沖   縄戦の真相など、今日沖縄が抱える問題について話していただきます。

話す ●時間は限られていますが、討議の場を設けます。

主催:多摩平和イベント実行委員会
連絡先:090-4179-2632


以下は、多摩平和イベント メンバーの感想です。
是非、ご覧になってください。


「空白の戦史 沖縄住民虐殺 35年」、観ました。

どうも、このタイトルはセンセーショナル過ぎて、観た印象と
はちょいとズレると感じるのは、私だけなのかどうか…?

ただし、軍隊が(具体的な)住民を守るために存在するのでは
ない、という点は確かなことだし、その視点で製作はされてい
る。

日本軍の機密文書のことがチラリと出てくるのだが、そこにも
っと焦点を当ててほしかった気がする。

戦後35年から、その後27年。

旧「日本軍」の悪いイメージを消し去り、「自衛軍」は住民を
守るために、というキャンペーンを展開するには、十分な時間
が経ってきているわけで、ついこの間まで世間一般に当然なこ
ととして、私たちが捉えてきたことが、今では少数派の認識と
なりつつあることに、ある種焦りを感じる。

衝撃を受けるというよりも、「今」を考えるには適したビデオ
といえます。

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7月7日、多摩永山で「戦争をしない国 日本」を上映

2007-07-03 22:49:02 | 戦争体験

 東都生活協同組合多摩ニュータウン支部は、盧溝橋事件から70年を迎える7月7日、東京都多摩市のベルブ永山でピースフェスタを開催します。

7/7ピース・フェスタ

盧溝橋事件(日中戦争が本格化したきっかけ)    
70周年のこの日、平和を祈って企画!
☆映画とお話 ベルブ永山3F講座室

「戦争をしない国 日本」

 学校ではほとんど教わらない、戦後の日本の政府(吉田首相から安倍晋三首相まで)と戦争大国アメリカとの関係、平和のためにわたしたちの先輩がどんな努力をしてきたか、憲法9条の存在意義等々がとてもよくわかる映画。
 監督・脚本 片桐直樹。06年12月。 

 上映は3回
 ①10:30~12:00
 ②13:30~15:00
 ③18:30~20;00
 
 15:30~17:30
 作道好男さん(91才)の中国での戦争体験の話。

 作道さんは、多摩市百草に在住。
 1916(大正3)年愛媛県生まれ。盧溝橋事件の直後「補充兵」として中国戦線へ。盧溝橋事件は1937(昭和12)年7月7日、北京郊外の河にかかる盧溝橋付近で、日本軍が夕方からしていた軍事演習を終えた直後、一発の銃声が響いたことから起こった日本軍と中国軍の衝突。
 当時の日本政府はこれを戦争ではなく「事変」と呼び、早期に終結させるつもりでしたが、南京大虐殺の報が中国全土に伝わり、中国民衆の怒りが高まって中国側が結束、日本は戦線を北へ南へと拡大せざるをえなくなりました。
 当日は、このようなお話を中心に体験談を語っていただきます。

 ※非組合員の方は、参加費300円。

☆試食会  ベルブ永山4F調理室
  戦争にまきこまれないためには、自前の食糧を確保して、戦争好きの国の言うなりにならない態勢が必要!国産材料にこたわった試食会を企画中!時間帯は11時は半頃~6時頃を予定していますが、多少変更の場合があります。時間帯・メニュー等くわしくは東都生協多摩ニュータウン支部ニュースをご覧ください!
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7.14 「沖縄」「ひめゆり」「辺野古」のいま 貴重ビデオを公開

2007-07-02 00:33:45 | 沖縄
 かつての戦争に関する記述で、教科書から、沖縄で起こった、日本軍に自決を迫られた悲惨な事実が、検定で消されるという事態が発生しました。沖縄県議会はじめ、各地方自治体議会で、「日本軍が関与」した事実は、歴史から消せない、と抗議の意思を表明しています。今回、上映するビデオは、沖縄戦の渦中、事実として、あったことを当時の人々の証言により、明らかにしている貴重な映像です。
 是非、ご覧ください。


★「ひめゆり」上映プレイベント情報★

「沖縄」「ひめゆり」「辺野古」のいま

日時:7月14日(土)18:30~21:00
場所:ベルブ永山4階 視聴覚室
   (京王線・小田急相模原線永山駅下車徒歩5分)
参加費:300円

観る ●ひめゆり学徒隊や沖縄住民虐殺に関する1970~80年代制作の貴重な   ドキュメンタリービデオを上映します。

聴く ●沖縄・一坪反戦地主会(関東ブロック)の上原成信さんに、沖縄の基地と   の闘い、特に最近の辺野古の海上基地建設反対運動や教科書から消される沖   縄戦の真相など、今日沖縄が抱える問題について話していただきます。

話す ●時間は限られていますが、討議の場を設けます。

主催:多摩平和イベント実行委員会
連絡先:090-4179-2632
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