多摩平和イベント実行委員会

多摩の市民グループが「戦後60年」を契機に地域の視点から、「戦後」「平和」「民主主義」を考える

憲法ミュージカル ロラ・マシン物語 多摩公演 満員御礼

2008-05-18 00:03:35 | 憲法
憲法ミュージカル ロラ・マシン物語 多摩公演 満員御礼

 会場は1400席、すべて埋まりました。
 それにしても、凄い。
 100人もステージにのぼると、パルテノン多摩がとても小さく感じられました。
 ロラ・マシン物語、初めての体験です。
 フィリピンで日本軍の慰安婦として自分の人生を破壊された一人の女性。
 人間としての尊厳を求めて戦後のフィリピンでたくましく生きる。
 歌と華麗なダンスで、力強くその生き様を描く。
 
 オーディションで選ばれた人々とはいえ、よくここまで。
 日々の練習の成果が観るものに伝わってくる。
 本当にお疲れ様です。

 またまだ公演は続きます。
 まだご覧でない方は、是非ご覧ください。



・‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥・
  LIVE!憲法ミュージカル in さんたま 2008年公演

          『ロラ・マシン物語』
     
           上演のご案内

   http://www008.upp.so-net.ne.jp/musical_in3tama/ 

・‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥・

  「 生きたかった・・・父のため、この子どもたちのために。」

13歳で「慰安婦」にされたフィリピンの女性
   トマサ・サリノグ(-愛称ロラマシン)の生涯を通じ
          人間の尊厳とは何かを問いかける物語を 
                 市民100人でおりなすミュージカル

それは尊厳を奪われた多くのロラたちへ 
          そして未来へ伝えたい 100人からのメッセージ

★日時・会場★━━━━━━━━━━━━━━★☆★☆★

■5月 5日【祝】 日野市民会館  *+満員御礼+*
 http://www.kousha.jp/shimin/framepage5.html
 開場13:00  開演14:00

■5月17日【土】 パルテノン多摩 *+満員御礼+*
 http://www.parthenon.or.jp/
 開場15:00  開演16:00

■5月18日【日】 福生市民会館
 http://www.city.fussa.tokyo.jp/guide/map/cultural/88vtda0000004446.html
 開場14:00  開演15:00

■5月24日【土】 立川市市民会館 
   ※立川市地域文化振興財団共催  
 http://www.m-net.ne.jp/~amyu/
 開場17:00  開演18:00
              

■5月25日【日】 立川市市民会館
   ※立川市地域文化振興財団共催
 http://www.m-net.ne.jp/~amyu/
 開場13:00  開演14:00     

★チケット★━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★☆★
 大     人 :¥2,500
 高校生・大学生    :¥2,000
 中学生以下・障がい者 :¥1,500
 
 ※1歳以上保育あり 1週間前までに要予約 保育料500円
 ※全公演手話通訳あり

 チケットのご注文は、下記お問い合せ先または
 公式HPの注文フォームからお願い致します。

☆主催☆━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★☆★

  LIVE!憲法ミュージカルinさんたま実行委員会
 http://www008.upp.so-net.ne.jp/musical_in3tama/

 この国には憲法があります。

 そこには誰もが自由に表現し学びあい、
 そして一人ひとりが大切にされなければならないことが
 書かれています。

 私たちはできるだけ多くの人と
 一緒に表現し、学びあいたいと思いました。

 しかもできるだけ楽しく!

 そんな思いを込めて、今年もここ三多摩で
 憲法ミュージカル公演を行います。

 みなさんと一緒に
 憲法の息吹を感じることができたら、
 と思っています。

★お問い合わせ★━━━━━━━━━━━━━★☆★☆★
 
 LIVE!憲法ミュージカルinさんたま実行委員会事務局
E-mail:kp-musical@mbr.nifty.com
TEL 042-513-4048 FAX 042-513-4588
 (電話は平日11時~17時にお願いします)
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憲法ミュージカル ロラ・マシン物語 5月17日(土)多摩公演 本日です

2008-05-17 01:19:50 | 憲法
チケット購入者1200人を超えました。
スタッフの皆さんの熱い想いが広がりつつあります。1週間で2倍もの伸びです。

憲法ミュージカル ロラ・マシン物語 5.17パルテノン多摩公演はいよいよ本日です。当日券もあります。是非、パルテノン多摩にいらしてください。

5月17日(土)開場15時 開演16時
パルテノン多摩(京王線多摩センター駅下車)

 一般2500円 高・大学生 2000円、中学生以下・障害者 1500円


主催 LIVE憲法ミュージカルinさんたま

http://www008.upp.so-net.ne.jp/musical_in3tama/
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13歳で慰安婦に 日本軍占領下のフィリピンを舞台に  ロラ・マシン物語5.17日に多摩公演

2008-05-14 23:52:51 | 憲法

憲法ミュージカル ロラ・マシン物語 5.17パルテノン多摩公演

5月17日(土)開場15時 開演16時
パルテノン多摩(京王線多摩センター駅下車)

 一般2500円 高・大学生 2000円、中学生以下・障害者 1500円


お申し込みは下記実行委員会まで。

主催 LIVE憲法ミュージカルinさんたま

http://www008.upp.so-net.ne.jp/musical_in3tama/

 かつて日本軍の占領下にあったフィリピン。
 そこで13歳で慰安婦にされた少女
 日本の敗戦と同時に解放されても
 彼女の「戦争」は終わっていなかった
 目の前で見た父の死、人々の差別の目。
 母の形見のミシンと、叔父さんの子どもたちがいたから
 彼女は強く、そしてやさしく生きることができた。
 この物語は人間の尊厳とは何かを問いかける。

必見のミュージカルです。
一般公募で集まった三多摩地域の高校生、大学生、障害者、とにかく老若男女約100人がステージ狭しと歌い踊りまくる。

ステージと観客のコラボレーションが閉塞状況の日本の今を撃つ。
あなたも是非、観客として、感動の渦に入ってください。

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憲法ミュージカル ロラ・マシン物語 5.17パルテノン多摩公演

2008-05-14 00:53:42 | 憲法
憲法ミュージカル ロラ・マシン物語 5.17パルテノン多摩公演

5月17日(土)開場15時 開演16時
パルテノン多摩(京王線多摩センター駅下車)

 一般2500円 高・大学生 2000円、中学生以下・障害者 1500円


お申し込みは下記実行委員会まで。

http://www008.upp.so-net.ne.jp/musical_in3tama/

主催 LIVE憲法ミュージカルinさんたま

 下記は日野公演の感想です。

・「すばらしい内容でした。今後の成功を祈ります」(60代以上、男性)
・「重たいテーマですが、皆がちゃんと認識しなければいけないこと、ミュージカルにしてくださったことに感謝します。」(40代、女性)
・「すごい!!」
・「とてもよかったです。最初から最後まで感動しっぱなしです。みんなで作り上げる感が素晴らしいなと思います。自分の知らない過去の出来事について考えさせられます。これからも応援しています」(20代 女性)
・「すごくおもしろかったです。こういう問題を知れてよかった。勉強になった。」
・「見ていて出演者の一生懸命さが伝わってきた。日本人のしてきたこと、いろいろ考えさせてもらいました。」(20代 女性)
・「すばらしかった。きれいだった。表現不能に近いような事柄をすっきりとわかりやすくまとめている。ふれたくないような、考えたくないようなことを、美しいもの、見たい者に近づけているのがすごい。また見たいと思いました。涙がでそうなシーンがたくさんありました。」(40代 女性)
・「ロラの生き様に感動。このテーマに皆さんが正面から取り組んだことに感動。そして、舞台の輝きに感動。」
・「感動しました。とても重いテーマをしっかりとアピールしていたし、大きく大きくとらえていてすごいと思いました。「人間の尊厳」の言葉の中身が豊かにされた気がします。」(60代男性)
・「舞台が狭いのでは?と思うほどのエネルギーでしたね。やっぱり最後は泣いてしまった・・・」(50代女性)
・「すばらしかったです。皆さんの力一杯の演技、感動しました。他の公演をお友達に勧めたいと思います。頑張って下さいね!」(50代 女性)
・「皆さん本当に素晴らしかったです。感動しました。戦争のむごさを改めて感じます。二度と起こしてはならないと思います!」
・「よかったです。最高!」
・「大変素晴らしい公演でした。背筋がゾクッと来ました」
・「来年出演したいです。」(50代 女性)
・「とても素晴らしかった。特に踊り。主役はもちろんとして、その場でおりなす会話等、練習の成果がいかんなく発揮されていた」(60代 男性)
・「とても楽しく見させて頂きました。音楽を趣味でやっているのですが、みるよりもやる方がたのしいと感じました。機会があればやってみたいと思いました。」(30代 女性)
・「ただ敬服のみ。勇気と感動をありがとう。感謝!」(60代 男性)
・「深刻なテーマを楽しく明るく描き、その意味がよく分かった。憲法を未来に向けて生かすことが大切。」(50代 男性)
・「もう最高でした。皆さん動きにメリハリがあり、素晴らしかったっです。2500円、高くありません。次回も期待しています。」(50代 女性)
・「完成度の高さにびっくり!!照明、音楽、振付ともに素晴らしかった。憲法ミュージカルという名前から正直あまり期待していなかったけれど、新しい気づきと考える機会をもらいました。本当にありがとう」
・「とても重い問題ですが、見る人は深刻さだけではなく、ミュージカル仕立てでロラが生き抜いたたくましさというのがとてもよく表現されていました」(40代)
・「とにかくエネルギッシュで、すごく元気いっぱいの舞台でした。100人以上の出演者で本当に大きな「劇」だったと思います。ianfuの問題を大きく取り上げていて、戦争が生む悲劇や苦しみを、また一つ知ることができました。感動をありがとうございました」
・「すごいエネルギーに圧倒されてしまいました!色がとってもきれいで、明るいながらもテーマを含んで鳥肌立ちっぱなしでした。照明効果と色彩がとても印象に残っています。心にガツンとくる舞台でした!」(10代 女性)
・「テーマが難しかったと思います。ロラさんたちの悲しみや苦しみをもっと深く掘り下げて欲しかったです。舞台でやるのは難しいですね。戦争の犠牲者たちの叫びをもっともっと表現できたらよかったと思いました」(40代)
・「素晴らしい迫力に圧倒されただけではなく、平和を愛する気持ちを出演者と観客が共有できたように思います。」(60代 男性)
・「素晴らしいの一言です。ストーリーも歌もダンスも素晴らしい。それを市民の参加で取り組んだのはもっと素晴らしい。憲法の精神が生きています」(50代 男性)
・「とても感動しました。素敵でした。ありがとう」(30代 女性)
・「同じ日本人として、申し訳なさで胸が痛くなりました。ありがとう。すばらしかったです」
・「作、演出、音楽、振付、照明など素晴らしい。台詞がちゃんと伝わってきました。これまでに仕上げた皆様の努力に拍手!!。重いテーマを明るく描いてあるのが素晴らしいです」
・「とても素晴らしかったです。皆さん表情が生き生きしててすごく楽しそうでした。ソプラノサックスがとても素敵でした。」
・「踊りが素晴らしかった。色彩もよかったです。重い内容を、笑いも誘いながらの構成はなかなかです。」
・「素晴らしかったです。泣きっぱなしでした。平和を考えていきたいです。ありがとうございました!!」
・「とてもいい内容でした。ダンス。音楽、内容全てよかったです。是非日本中の人たちに見て欲しい。あるいは全国各地の人々の手で上演できればと思いました」(50代 女性)
・「すばらしい。難しい問題を後味よく、でも後で考えさせられるものでした。演出も素晴らしい」
・「はじめの侵略軍の占領シーンは想像するだけで舞台は見ていられませんでした。涙が止まりませんでした。9条を持っている私たち。二度とこんな事をしないで済むよう努力しないといけないと思います」
・「避けて通りたい重い内容でした。華やかで楽しいではいけない。ミュージカルを媒体としてこの問題を知って欲しいというところでしょうか」(40代 女性)
・「熱意が伝わってきた。ただ、強姦の場面の歌は兵隊はいないほうがよい」
・「ロラさんたちの思い、胸が締め付けられる思いで涙しました。戦争は、人間を狂わすことだとつくづく胸にしみました。出演者たちにも熱く感動しました。ブラボー!!(50代、女性)
・「オープニングから感動しっぱなしでした。慰安婦の存在・・・恥ずかしながら今まで知らず、今回のミュージカルを見て、自分が日本人であることを少し恥ずかしく思えました。このことを知らなかった自分にも・・・。今日、見に来て本当によかったです!!もっともっと多くの人に知ってほしい。このミュージカルを見てほしいと思いました。今後の公演も頑張って下さい」
・「実に素晴らしい!残る公演も大成功間違いなし!」(50代 男性)
・「憲法ミュージカルが市民の手でこれだけ素晴らしい舞台ができるのに驚きました。フィリピンのことをミュージカルのかたちで伝えられるのはとても大切です。沢山のロラたちの痛みを忘れないで、9条を守りたいと思います」(50代女性)
・「祖父から戦争の話をよく聞いていたが、この公演を見て改めて考えさせられました。とても完成度が高く、市民ミュージカルとは思えなかったです」
・「ストーリーもよく、音楽、振付も最高でした」
・「びっくりして、怖くなったけど、見られてよかったと思いました。他の人にもこのミュージカルを見てほしいと思いました」
・「とてもよかった。涙と感動でいっぱいでした。私の聞き知っていることばかりで、しっかりとあと20年位を生きなければと思いました(60代以上 女性)
・「今日、はじめて知った歴史の数々。いまだにいえていない傷あと。過去を、そして現在をしっかり見据えていかなくてはいけないこと、改めて痛感しました」(40代 女性)
・「出演者の一人ひとりがとても生き生きと演じていてよかったです。最後まで引き込まれてしまいました。有馬さん素晴らしかったです」(40代)
・「歴史の真実に向き合った「ロラ・マシン物語」のような作品をもっと作ってほしい。もっと他の地域でも見られるようになってほしい(他県でも)。母が見たがっていたので」(20代 女性)
・「悲惨な歴史を正確に伝えながら、出演者の踊り、歌で明るく伝えていることに感動した。踊りも歌もプロ顔負けの演技で、ただただ感動しました。音楽、サックスもとても合っていました」(50代)
・「大変重いテーマを、このような形で表現された皆様の熱情と努力に驚いています。舞台には緊張感と連帯感がひしひしと伝わってきました。かなり練習を重ね、心を一つに努力された様子がうかがえて、素晴らしかったと思います」(50代 女性)
・「音楽よかったです。ダンス、演技素敵でした。日本軍恐ろしかったです。ロラマシンを慰める年配のおばあさま方の様子に共感、涙があふれました。語り継がなければ。」
・「日本政府はきちんとフィリピンをはじめアジア諸国に謝罪しなければなりません」
・「ブルーに入ってしまう内容ですが・・・広めなくてはいけないことだと思う。何故今なのか?という疑問が、今日来て、分かったような気がする。戦争は悲しみしか生まないということをもっと人々に知ってほしいと思った。内容としてはもう少しストーリーがあるとよいと思った」
・「従軍慰安婦問題をどう取り上げ、出演者がどう理解し表現するか非常に注目して観劇した。観客全ての人の心をよくつかみ、傷つけ、揺さぶらせた。前回キジムナー以上によくまとまり、難しいテーマを思い切ってめいっぱい表現できていたと思う。オーボエ、ミシンなど小道具表現もいいし、布、色彩の使い方でまたまた圧倒させられた。ありがとう」(30代、女性)
・「戦争反対、平和維持、とても心にしみました。これをもっともっと訴えていかなければならないと思いました。公演はとても素晴らしかったです」(30代 
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憲法ミュージカル ロラ・マシン物語 5月17日(土)多摩公演のお知らせ

2008-05-12 23:35:10 | 憲法
憲法ミュージカル ロラ・マシン物語
5月17日(土)多摩公演のお知らせ

      主催 LIVE!憲法ミュージカルinさんたま

5月17日(土)開場15時 開演16時
パルテノン多摩(京王線多摩センター駅下車)

 100人もの人々がステージ狭しと踊りまくる
 チケット販売中です。必見のミュージカル 

かつて日本軍の占領下にあったフィリピン。
 そこで13歳で慰安婦にされた少女
 日本の敗戦と同時に解放されても
 彼女の「戦争」は終わっていなかった
 目の前で見た父の死、人々の差別の目。
 母の形見のミシンと、叔父さんの子どもたちがいたから
 彼女は強く、そしてやさしく生きることができた。
 この物語は人間の尊厳とは何かを問いかける。
 

申し込みは下記のサイトにどうぞ。
http://www008.upp.so-net.ne.jp/musical_in3tama/
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おめでとう。60年還暦の日本国憲法。私たちは憲法を誇りに思っています。

2007-05-04 01:32:32 | 憲法
 一昔前だったら、赤いちゃんちゃんこを着せたんでしょうね。日本国憲法にはお似合いかもしれません。しかし、残念なことに、ゴールデンウィークの連続休暇の陰に隠れ、5月3日が何の日なのか、特に記憶にない方も多いのではないでしょうか。本来、憲法の大切さ、重要性を説かなければならない立場の方々の中に、日本国憲法に敬意を払わない方が多くなってきたのではないでしょうか。
 憲法99条には、公務員、政治家は、憲法を遵守しなければならない、という遵守義務が明記されています。国民投票法に関する国会の論議で摩訶不思議なのは、安倍首相が「憲法改正」を参議院選挙の争点としたい、と発言し、そのことを誰も不思議に思わないことです。憲法を改正する際に必要な手続きを定めた国民投票法案が必要としても、何のために、手続き法案を策定するのか、改定する必要がある、との立場からしか、手続きを整備したい、との発想は出てこないでしょう。
 昨年、結党60年を迎えた自民党は、改憲案を公表しましたが、杉浦正憲・憲法調査会座長は「読売新聞試案で、例えば基本的人権の由来・特質は基本的人権のところへ入れたらどうかとか、あるいは前文に入れたらどうかとか、公務員の遵守義務なんかは前文に書いたほうがいいのではないかと、要するにことさらにこういうことを改めて書いたのはいかにも占領憲法的な色彩が強い。お説教されてるような感じがする。公務員の憲法遵守義務は当たり前であって、わざわざ書くことがどうかと思う」と発言しています。 当たり前にしては、憲法を邪魔者のように扱ってきた政党と政治家は、どなただったのでしょうか。
 憲法は他の法律とは違います。政府の圧力や国家権力に人々の権利が蹂躙されないための、いわば国民の側の盾でもあるのです。
 時代に合わないから、実態に合わないから、といって、簡単に変えていい、というものではありません。国家による戦争によって、国民が、他国の人々も含め、再び惨禍を繰り返さない、という強い決意を込めて制定されたものであり、この精神は、絶対、変えてはならないものだと思います。
 憲法を改正するという手続きがどうしても明文化される必要があるというのであれば、国民にとって改正へのハードルは高ければ高いほどいいはずです。権力にある者が権力にとって都合よく解釈するために改憲したい、という理屈は、私たち市民はよく分かっています。改憲するに必要な最低投票率や得票率の明記もない、手続き法案は、国民を愚弄している、と言って間違いありません。
 日の丸・君が代への忠誠心を入学式・卒業式に、あそこまで厳しく求めるのであれば、憲法への遵守義務も強く求めたいと思います。愛国心を試したいというのであれば、崇高な憲法の理念を踏みにじっていい、という論理は成り立ちません。
 軽々しく憲法改正を口にする政治家は、憲法への遵守義務を欠いた政治家として、厳しく処分されてしかるべきでしょう。
 
 戦争放棄をうたい、平和と人権を尊ぶ、日本国憲法はまさに日本の宝です。この最高の商品価値を持つ、日本国として、堂々と世界のマーケットで通用する、常に新鮮な、価格のつけようのない、まっこと優れた商品なのです。
 
 
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断固、抗議する 国民投票法案の審議入りを許すな 

2007-03-07 23:26:23 | 憲法

 共同通信の配信では、安倍首相は7日午後、「象徴的に憲法記念日までに上げることが大切という気持ちがある。ある意味で当然だ」と述べ、憲法施行60年を機に成立を図る考えを強調しています。

 市民運動の一部に国民投票法はあってしかるべき、との論があるようですが、今の自民党原案は、改憲ありき、であり、審議できるベースの法案ではありません。何と言っても、総有権者でなく、投票総数の過半数で改憲できる、とあっては、有権者1割の賛成で9条改憲が現実のものとなってしまいます。また、公職選挙法をベースにしているだけあって、既存政党の賛否の意見だけで、市民の声を反映できる仕組みになっていません。もし、仮に百歩譲って、憲法改正論議をするのであれば、子どもも大人も、全ての人々が参加し、意見を言い合える環境がなければなりません。何と言っても最高法規の憲法を変えようと言うのですから。原案では選挙公報あるいは政見放送のようなもので、お茶を濁しておけばいい、という発想です。しかも、既存政党のみが、広告を出稿できるといった内容です。
 なぜ、改憲なのか、安倍首相自ら、「象徴的」といっている通り、祖父のなしえなかったことを実現したいという、感情でしかないのです。そんな感情論で改憲されたのでは、たまったものではありません。

 衆議院憲法調査特別委員会での中山委員長の職権による審議入りに断固、抗議します。

 なお、安倍首相に関連し、ニューヨークタイムズが下記のような社説を掲載しました。記事は産経新聞のものです。参考までにお流しします。


慰安婦問題 下院非難決議案 NYタイムズ社説、米中韓が“反日連帯”
2007年3月7日(水)15:55

 【ワシントン=山本秀也】いわゆる慰安婦問題に関する米下院での対日非難決議案について、米紙ニューヨーク・タイムズは6日の社説で、「日本に全面的な責任受諾を迫る国は米国にとどまらない。韓国、中国も日本のあいまいな姿勢に長年憤っているのだ」と主張した。慰安婦に関して、ここまで明確に米中韓の“反日連帯”を主張したケースはリベラル系メディアでもまれだ。
 「慰安ではない」と題した社説は、書き出しで慰安婦問題を「日本軍の性的奴隷」と言い換え、日本統治下の朝鮮半島で兵士との性行為を提供するよう求められていたと断言。こうした性行為は「売春ではなく、連続レイプだった」と指摘した。
 そのうえで、慰安婦問題で強制性を裏付ける証拠はなかったとした安倍晋三首相の発言については、「首相は傷ついた日本の国際的な声望を修復するよりも、あの恥ずべき行為が民間の営利活動だったとする自民党内右派にすり寄っているようだ」と激しく非難する社説を掲載した。
 社説は「恥ずべき過去を乗り越える最初の一歩」として、(1)日本の国会による公式謝罪(2)生存者に対する公的な賠償金支払い-を要求している。


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