淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 「冤罪犯」 翔田 寛

2018-02-14 08:16:53 | 棚の上の本

 

内容が幼女連続殺害事件とは知らんやっとです。
あんましこの手の事件は好かんです。
ばってん冤罪犯と言う題名で選んだけん読んでしもうたとです。

物語は
昨年の平成29年、千葉県内で7年前に起きた幼女殺人事件に酷似している事件が発生したとです。
その時の犯人は冤罪ば訴えたとばってん死刑判決後、拘置所で自殺してしまっていたとです。

ばってん
今度の事件現場から7年前の事件解決の決め手となった物証と同じ物が出てきたとです。

やっぱ7年前の事件は冤罪だったのか?
だったら真犯人がいて今度の犯行も・・・?
それとも模倣犯? そしたら何で同じ物証が出てきたとかりで

当時、捜査していた刑事たちへの不信が疑問に・・・・・・。

警察小説としては 面白かったです。
少々それは無かでしょうと思うところもあるばってん
小説やけんと言う事で"(-""-)"。

 

 

 

 


読 「四十九日のレシピ」 伊吹 有喜

2018-02-13 06:43:17 | 棚の上の本

前作のトリック本で頭がガバイ痛くなったオイやけん
今度は直木賞候補作品「彼方の友へ」で好きになった伊吹さんの本ば読んだとです。

物語は
後妻の乙美さん72歳ばを亡くしたばかりで落ち込んでおる旦那さんの良平の家へ
乙美さん義理の娘である百合子もご主人の浮気と相手の女性の妊娠が発覚して
百合子は離婚届ば置いて実家に帰って来たとです。

そげな暗か家に以前、乙美さんが勤めておった養護施設の教え子の女の子が訪ねて来たとです。
生前の乙美さんが作っていたあるレシピ ば持って・・・・・・。

う~~~ん
出てくる人が皆よか人ばっかりで
多分、登場人物がここで泣くだろうと思って
本当に泣かれたらやっぱし・・・と思う自分がイヤになってきたとです。

そんでも読み終えて思う事は
奥さんから先に逝かれた旦那は哀れかです。
今、奥さんとケンカしているご主人にこの本ばお薦めしたかです"(-""-)"・・・・。


読 「ミステリークロック」 貴志 裕介

2018-02-12 08:28:11 | 棚の上の本

4つの密室殺人事件

最初の本物のピストルば水鉄砲にすり替えるトリックは何じゃ軽いトリックやんかと
次の章の鏡の迷路ば読んだら何じゃこりゃ!!トリックが明かされても
オイには何が何が分からんとです図面があっても余計分からんごとなるとです。

ケッ!と思うて次の時計ば使ったトリックは今でも思いだす頭が痛くなるとです。
最後の章は海の底から湧き上がる物体のトリックには、ハイハイそうですか、そうですね
作者の先生の頭脳はオイとは全然違い過ぎるとは分かっとるばってん

自分の考えたトリックに酔っているとか言わんばってん(言うとるばってん)
そこまでして複雑かトリックば使っても結局ばれるとなら
次回は水鉄砲ぐらいのオイにも理解できるトリックで・・・・

ばってんそいじゃトリックにはならんたいね"(-""-)"。


読 「タルト・タタンの夢」 近藤 史恵

2018-02-07 08:09:11 | 棚の上の本

小さかフランス料理店に来るお客さん達が抱えとる苦悩の原因ば
シェフの料理で解き明かす短編集です。

軽いミステリーがフランス料理とワインで美味しく描かれとります。

ばってん名前も知らんし食べた事も無か料理が出てきても
イマイチ旨さが伝わらんオイが淋しくなったとです(笑)。

次作は是非、オイの好いとる丼物ば・・・・"(-""-)"。



読 「AXアックス」 伊坂 幸太郎

2018-02-05 07:47:25 | 棚の上の本

裏社会では「兜(かぶと)」と呼ばれとる凄腕の殺し屋の正体は
恐妻家で毎日奥さんの顔色ばっかし窺っとる
文具メーカー営業部に勤める普通の会社員だったとです。

奥さんの機嫌ば損なわない為に帰りが遅くなった夜中は
気付かれないように音の出ない魚肉ソーセージばかじり
日常会話には全神経ばすり減らす日々ばってん
高校生になった克己との三人家族への愛情が深くなるほどに
早く足ば洗いたいと思う「兜」ばってん・・・・

可笑しくて切なくて、よか本でした。


読 「儚い羊たちの祝宴」 米澤 穂信

2018-02-04 07:34:42 | 棚の上の本

ガバイ金持ちの家の夢見る文学少女である5人のお嬢様と
そのお嬢様たちの身のまわりの世話ばする5人の娘たちの連作短編集です。

お嬢様の家で起こる不幸な事件の数々・・・・・
お話はすべて最後の一行で真相が明かされゾワッとなるブラックミステリーやったです。

少々ブラックやけんキツイとこもあったばってん
今度のラストはどげんなるとかいな?とページばめくる手ば急いだとです。
面白かったです。


 

 



 


読 「金魚鉢の夏」 樋口 有介

2018-02-02 11:26:09 | 棚の上の本

最近お気に入りで数冊読んどる樋口有介さんの本ばってん
今回はお隣の国からミサイルば日本に打ち込まれて国が大きく変わると言う近未来のお話です。

刑務所への入所者は大金ば払わんと入れない
払えないなら自給自足の島流し
生活保護は打ち切り等々
大胆な経費節減の結果、日本は好景気になるとです。

ばってん、貧困者たちは「希望の家」という施設に入れられるとです。
その「希望の家」で老婆の転落事故が起こるとです。
警察から委託された元刑事「一ノ瀬幸佑」が事故か犯罪かば調べるために施設に来るとです。
やがて「一ノ瀬幸佑」は転落死ば調べるうちに施設内の不穏なものば感じとるとです・・・。

ミサイル発射から始まるお話で国策が変わる設定は面白かばってん
色々あり過ぎて
誰が主人公じゃろか?一番、言いたかものは何じゃろか?と思ったばってん

よーと考えたら、そいは読者の勝手な言い草でもあるけん
そいに最後まで楽しく読んだ本やけん、オイはそいでよかたいと思ったとです(^_-)-☆。