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B級会社員のOFF日記(現在無職です)

尻毛助左衛門と尻毛又丸の珍道中の日記を公開しています。

定年サラリーマンのOFF日記もあります。

南九州への旅(その14)・・・・・・少し小さいが我慢しなさい

2016-04-29 10:47:04 | 南九州への旅

南九州への旅(その14)・・・・・・少し小さいが我慢しなさい

平成28年4月22日(金)

いよいよフライトの日である。礼服姿の又丸がやってきた。

下着と靴下以外は助左衛門のお古である。やはり少し大きい。

少し大きいことなど全然気にしないで笑顔を見せている。

(拙者) 「その蝶ネクタイどうしたんだ」

(又丸) 「へへへへ。朝一番で近所の100円ショップで買ったんだ。」

(拙者) 「なかなか蝶ネクタイが似合うぞ。」

(又丸) 「言いにくい話なんですが、靴はありますか」

(拙者) 「靴もないのか。拙者は24・5。大丈夫かな」

(又丸) 「助左衛門さんは小さな足ですね。おいらは25」

(拙者) 「二人の足のサイズが逆なら良いが、・・・・・・・・」

心配した汲おばあさんがやってきた。

(汲)  「又丸や。少し小さいが我慢しなさい。」

(又丸) 「0・5の差なら許容範囲です。」

又丸は私の靴は履いてみる。

(又丸) 「お!  ぴったしカンカンです。」

(汲)  「二人とも、飛行機に乗り後れますよ。早く行きなさい。」

拙者と又丸はいつもの汲の心配性が又始まったと思いながら、家を後にした。

 

 

 


南九州への旅(その13)・・・・・・少し大きいが我慢しなさい

2016-04-28 20:42:56 | 南九州への旅

南九州への旅(その13)・・・・・・・少し大きいが我慢しなさい

平成28年4月21日(木)

出発を明日に控え、助左衛門は午前中、又丸の母、汲おばあさんにメールをする。

 

(汲)    「又丸! 助左衛門さんからメールが届いているよ。読んでごらん。」

(又丸)  「どれどれ、・・・・・私の若い時のYAサイズの服はどうでしょうか。・・・・・なるほどこれで問題は解決だ」

(汲)   「又丸 お金は大丈夫かい?」

(又丸)   「OKBのお姉さんの銀行からカードで預金を引出し、旅行の資金はこれで完璧!」

汲は使い古した財布から札を少し又丸に手渡す。

(汲)    「助左衛門さんから離れないで、迷子にならないように、行くのですよ」

(又丸)  「わかりました。しかしこの又丸は乗り物のプロですよ」

(汲)    「又丸は乗り物だけのプロですね。」 

(又丸)  「その言葉、棘がありますよ。」

(汲)    「それはそうと、助左衛門さんは遅いね」

(又丸)   「あ! 助左衛門さんのポンコツ車の音がする。」

 

 

(拙者)  「今晩は。助左衛門です。」

(又丸)  「待っていました。大統領!」

(拙者)  「大統領ではなく、B級社員です。」

(又丸)  「それは兎も角。服を見せてください。」

助左衛門は自宅の部屋から古い礼服を持ってくる。

(拙者)  「この礼服はいかがですか」

又丸には選ぶ余地はなかった。

(汲)    「馬子にも衣装だね。少し大きいが又丸我慢しなさい。」

(又丸)  「私は孫ではありませんよ。息子ですよ。子と孫の違いもわからないのですか。母上は」

(汲)    「安心しなさい。まだボケていません。又丸には本当にガッカリしますよ」

(又丸)   「・・・・・・・・・・・明日は宮崎だ」

因みに拙者は身長168センチ体重61キロ。一方又丸は身長160センチ体重52キロ。

明日の夜は信じ難いことに、宮崎である。

 

(次回へ続く)

 

 

 


南九州への旅(その12)・・・・・・又丸、服装に悩む

2016-04-27 22:13:13 | 南九州への旅

南九州への旅(その12)・・・・・・又丸、服装に悩む

平成28年4月20日(水)

宮崎へ行くのを明後日に控えて、又丸と母汲の騒々しい会話が聞こえてる。

(汲)  「又丸! 宮崎へはどんな服装で行くのかね。」

(又丸) 「いつもの普段着で行きますよ。」

(汲)  「普段着は駄目。母に恥をかかせるのかい。昔作ったスーツがあったでしょう。」

(又丸) 「そうだ。そうだ。あのスーツがあった。」

(汲)  「何から何まで、いつまでも。死ぬまでも、又丸は心配ばかりかける息子だよ。」

(又丸) 「大丈夫。まだまだ死なないと思いますよ。」

(汲)  「又丸! 母さんの歳を知ってるかい?」

(又丸) 「92歳ですね。」

(汲)  「違いますよ。まだ91ですよ」

(又丸) 「そんな年の話よりも、このスーツ虫だらけで、下のシャツが見えますよ。やはり普段着が一番。」

(汲)  「どうしましょう」

(又丸) 「あきらめましょう」

暫く考えている親子であった。

 

(汲・又丸) 「困った時は助左衛門さんだ。そうだ。そうだ、」

 

(又丸) 「助けてください。服を貸してください!」

(拙者) 「又丸とはサイズが違うよ。」

(又丸) 「サイズなんかどうでも良いです。」

さてさて、又丸殿の服装はどうなるだろうか。

次回へ続く。

 


南九州への旅(その11)・・・・・・飛行機に変更せざるを・・・

2016-04-26 21:11:30 | 南九州への旅

南九州への旅(その11)・・・・・・飛行機に変更せざるを・・・・

平成28年4月16日(土)みやざき中央新聞社より電話がありました。

(松枝) 「尻毛様のお宅ですか」

(拙者) 「はい。尻毛ですが、・・・」

(松枝) 「助左衛門さん、松枝です。熊本で地震がありましたけれど、宮崎は大丈夫ですよ。ぜひ来てください。」

(拙者) 「宮崎県は熊本県・大分県の隣ではありませんか。それを考えると、とても心配でござる。」

(松枝) 「飛行機の券を送りますので、ぜひ来てください。」

(拙者) 「又丸殿が、飛行機は大の苦手で・・・・・又丸殿に替わります・・・」

     拙者はとても自分が飛行機が大の苦手なことは言えなかった。バスも飛行機がだめなら、飛行機しかなさそうである。

     そうだ、フェリーがあるはずだと思案していると、・・・・・

(又丸) 「おいらは乗り物すべてオッケーですよ」

(松枝)  「了解しました。時間がありませんので、至急航空券を送りますね。届いたら連絡ください。」

(又丸) 「ありがとうございま~す。航空券待っていま~す」

(拙者) 「あの~   あの~」

     拙者は情けない声を出すだけであった。

 

平成28年4月17日(月)

会社から帰ると、みやざき中央新聞より速達の封書が届いていた。

開封するとANAのインターネット国内線予約サービスの「eチケットお客様控え」が往復・二人分が同封されていた。

又丸は嬉しそうな顔をしているが、

拙者は自分の顔が強張っているのが判る。

 

平成28年4月18日(火)

以下の予約していた分をキャンセルする。

4月21日 名古屋から熊本までの高速バス

4月22日 鹿児島市内の1泊3500円の安ホテルの宿泊

4月24日 拙者も又丸も楽しみにしていた肥薩線の「しんべい2号」と「SL人吉号」

       こちらは購入していたので、キャンセルをするために駅へ行く。

4月24日 熊本から名古屋までの高速バス

 

又丸の母である「汲」の心配が日ごとに増す。その顔を皆様にお見せしたいものである。

 

 


南九州への旅(その10)・・・・・熊本・大分大地震の被災者へ・・・私は僅かな募金しかできません

2016-04-24 23:43:20 | 南九州への旅

南九州への旅(その10)

熊本・大分大地震の被災者へ・・・・・

私はブログにありますように、B級社員です。総務課一筋の会社員です。特殊な技能はありません。

収入は少なく、蓄えもありません。

僅かな募金をするだけです。

ボランティアとして行っても何もできません。

 

しかし宮崎県には「みやざき中央新聞」という今年創立25周年を迎えました新聞社があります。

(株)宮崎中央新聞社 郵便番号880-0911 宮崎県宮崎市田吉6207-3

TEL 0985 53-2600

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この新聞社は 「宮崎発夢未来~感度の共感を境に」をテーマにして新聞を発行しています。

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