B級会社員のOFF日記(現在無職です)

尻毛助左衛門と尻毛又丸の珍道中の日記を公開しています。

定年サラリーマンのOFF日記もあります。

「尻毛兄弟はQちゃんを応援するぞ会」を立ち上げる・・・岐阜ハーフマラソン(上)

2017-07-31 23:18:20 | ボランティア

「尻毛兄弟はQちゃんを応援するぞ会」

 

2017年4月23日 日曜日

岐阜ハーフマラソンが行われた。

 

この日よりさかのぼること約半年。

助左衛門は密かに考えていた。

・・・ハーフマラソンに出場したいが、この年、この足。無理である。・・・

しかし、ボランティアなら参加可能ではないか。

その条件を見ると・・・

 

申し込み条件・・・「小学生以上であること」

 

拙者は考えた・・・「これなら参加できる。拙者も又丸も北方小学校卒である。」

 

(又丸) 「Tシャツがもらえるではありませんか」

(拙者) 「申し込みには、個人または団体となっていますね」

(又丸) 「そして そのこころは・・・」

(拙者) 「二人の名前で団体を作り、参加しました。」

(又丸) 「私の承諾無しに参加の申し込みをしたのですか」

(拙者) 「どうせ、暇でしょ」

(又丸) 「残念ながら、その日はデイトの約束はありませんが・・・」

(拙者) 「Qちゃんに会えるかもしれませんよ」

(又丸) 「しかし、その・・・『尻毛兄弟はQちゃんを応援するぞ会』では、相手はひきますよ、きっと。」

(拙者) 「そうかな?」

 

(次回へ続く)

 

 

 

 

 


絶滅危惧種の路線バス・・・毎月18日1便(下)・・・たにぐみ33マップを購入し、寄り店この店

2017-07-29 21:55:19 | 小さな旅

絶滅危惧種の路線バス(下)・・・たにぐみ33マップを購入し寄り店この店

 

観光案内所に近い「萬屋(よろずや)」さんで「たにぐみ33マップ」を購入した。

これは300円するが、なかなかのマップである。

拙者と又丸には谷汲の地図など不要でござる。

しかしこのマップには主な参道のお店の商品を100円で購入できるクーポンがついている。

100円のクーポンが3枚。

13のお店の一部を紹介します。

 

① みたらし団子 2本

② おでん 2本

③ 揚げたて豆乳ドーナッツ

④ 牛肉コロッケ

⑤ 季節の甘味菓子

⑥ おかき詰めあわせ

⑦ 絵葉書

⑧ コーヒー

などなど。

谷汲に来た時は必ず購入し 必ず迷う、二人である。

拙者はおでん2本にしたが、又丸はコーヒーである。二人で相談し 土産にみたらし団子2本を買う。

本堂に急ぐ又丸はいつもの行動を起こす。

手ぬぐい収集の又丸である。

(拙者) 「また買うんですか」

(又丸) 「手ぬぐい 命」

(拙者) 「何枚持っているんですか」

(又丸) 「70枚から80枚ありますよ。目指せ100枚です。助左衛門さんのブログに紹介してくださいよ。」

(拙者) 「検討しておきましょう。お詣りをして温泉に行きぞ」

(又丸) 「そうだそうだ。満願温泉ですよ」

 

拙者と又丸は参拝を済ませ、参道を下りる。

バスの停留所を過ぎ、山門を抜けると、満願温泉はすぐそこ。

弱アルカリの温泉。地下1300mから湧き出す温泉。

そして温泉の受付の場所から必ず聞かされる古い歌謡曲。

20代30代の人なら絶対知らないような歌謡曲である。

今日は美川憲一の「柳瀬ブルース」である。

「🎶あ~あ~あ~ 柳瀬の~夜に~泣いてい~る🎶」

(又丸)「昔の歌を聴いている時ではありませんよ。バスの時間、バスの時間ですよ」

(拙者) 「『時間ですよ』か。昔そんなテレビ番組がありましたね。銭湯のホームドラマで・・・」

(又丸) 「浅田美代子が歌い、若い女性の胸がポロリと出る番組でしたね。」

(拙者) 「あの頃は、真剣な顔をしてポロリを見ていた好青年でしたよ。」

(又丸) 「どこが好青年ですか。急ぎますよ。」

 

バス停に戻ると14時にはまだ少し時間があった。

(夫C) 「あの娘たちはまだ戻っていませんよ。」

(妻D) 「そんな心配はしなくて良いのですよ。本当に!」

(老人E) 「向こうから走ってきましたよ、可愛いね。」

(老婆F) 「今日のお父さんの鼻の下は長いね。嫌になっちゃう。本当に。」

娘たちは笑顔で走って戻ってきた。

(娘A) 「横蔵のミイラ、私初めて見ました。怖かった~わ」

(娘B) 「私も怖かった~あ。ほかの仏像ほとんど見ずに帰りました。若い僧のミイラですよね。」

(妻D)  「若い娘は若い僧侶に夢中になるものですよ。今も昔も。おじさんに関心はありません。」

(老婆F) 「お父さん、残念でしたね。いい気味だわ。」

(拙者) 「高山樗牛の『滝口入道』もそんな話だったかなあ。」

(又丸) 「聞きたいなあ、その話」

(拙者) 「その話はまた後で。」

 

今日は秋空の良い一日であった。

(運転手) 「14時ちょうどの岐阜駅前行きのバスにご乗車のお客様、発車の時刻になりました。」

(又丸) 「まだあの一人参加の人がいますか。」

(拙者) 「停留所の隅で待っていますよ。昔の私みたいです」

 

 ぶるんブルンぶるんとバスは音を確かめ走りだした。

 一人朝の乗客ではない谷汲地区のおばさんが最後に乗車してきた。

(老婆G) 「岐阜まで980円かね」

 (運転手) 「今日は一日限定の500円切符が買えるひですから、500円でよいですよ」

(老婆G) 「あらまあ。よろしいのですか。助かります。孫に土産をもう1つ買えますよ。」

(拙者) 「又丸殿。機転のきいた運転手ですね。」

と同意を求めると又丸殿は鼾をかいて寝ていました。

又丸殿はどこでも睡眠をとれる豪の者と拙者はいつも思っています。

帰りのバスは黒野での渋滞がなく、岐阜市内を軽快に走り予定時間よりも少し早く岐阜駅に到着した。

どの乗客も運転手に「ありがとうございます。」と感謝の意を述べた。

(下)

 

 大切なお知らせ・・・この500円の一日限定の切符は「春」と「秋」限定の季節切符です。この秋発売されるかは7月30日現在 未定 です。


絶滅危惧種のバス路線・・・毎月18日1便のみ(中)

2017-07-27 22:52:37 | 小さな旅

絶滅危惧種のバス路線・・・毎月18日1便のみ(中)

 

バスがやってきた。

乗客はゼロに近いと危惧していたが、安心した。

約20名。西国三十三か所巡りの結願札所の谷汲山だから、白装束の人を期待したが、いない。

ご年配のご夫婦、女性のグループが主で、明らかにバス趣味のおじさんが一人、そして拙者と又丸。

JRの岐阜駅前では4,5人の乗客が増えた。

岐阜市内の停留所にはどこにも停車しない。なかなか気持ちが良い。

西野町から忠節橋を渡り、則武から左折する。

黒野地区は城跡があり、良き町ではあるが、道路は狭い。

バスが止まり、クラクションを鳴らす。一般道にはみ出して駐車している車がある。

もう一度鳴らす。しかし迷惑駐車のドライバーは戻らない。

(拙者) 「どうしたんだろう」

(又丸) 「呑気な、迷惑駐車の運転手ですな。」

(拙者) 「そこの喫茶店にいますよ。きっと。」

(又丸) 「ズバリ的中ですね。頭を搔きながら、運転席に入り別の場所に移動はじめました。」

(拙者) 「道が狭いと、かえって寂れて行きますね。」

(又丸) 「北方の旧市街も寂れて、駐車場が増えています。」

 

バスは黒野で時間を食ったが、御望野(ごもの) 文殊(もんじゅ)を過ぎ、本巣縦貫道に入ると、スピードを上げた。

(拙者) 「上の句ができましたが、・・・」

(又丸) 「どんな句ですか」

(拙者) 「谷汲へ 黒野にバスは 行き悩み」

(又丸) 「大した句じゃないですね。では終点に着くまでに この又丸が下の句を作りましょか」

(拙者) 「お願いします。実は、この歌には 引き歌があります。」

(又丸) 「引き歌はカンニングの一種じゃないですか。」

(拙者) 「後でお話しますが、全然別な句になっています。谷汲に通じる赤い橋が見えてきましたよ。」

(又丸) 「団子食べたし・・・・後が続かない・・・・」

(拙者) 「そこの交差点を右に曲がると終点です。ちょうど一時間です。できましたか」

(又丸) 「できたできた。下の句は   太鼓見ながら 団子食べたし  」

(拙者) 「それは句でなく願望ですね。」

 

(運転手) 「ご乗車ありがとうございます。終点谷汲山です。お帰りは14時です。遅れないようにお願いします。」

(娘A) 「運転手さん。横蔵寺行きのバスはここらかですか。」

(運転手) 「横蔵寺行きは別会社ですから・・・責任は持てませんが・・・」

(又丸) 「この場所以外に、他にバス停がある訳ないではありませんか」

(拙者) 「あそこの柿色の名阪近鉄バスが待っていますよ」

(娘B)  「おじさん。ありがとうございました」

娘二人は次のバスめがけて走った。

拙者は思う。「走る必要はない。田舎のバスの運転手は大切な乗り継ぎのお客さんを忘れない。」

(夫C)  「若い娘はいつ見ても良いもんだ」

(妻D) 「若い娘を見ると夫はいつもだらしない顔に・・・」

(老人E)  「帰りのバスには間に合うのか心配だなあ」

(老婆F) 「あなた!! 若い娘のことなんか心配いないで、私のことを心配して頂戴。」

(拙者) 「どこの夫婦も同じですな」

(又丸) 「あの娘たちはよく調べて旅行してますね」

 

あの娘たち以外の乗客は、参道の坂道をゆっくり上っていった。

 

(次回へ続く)

 

(註) 引き歌・・・

  源氏物語 朝顔の巻

   光源氏は紫の上と昔や今の話をしています。月がますます澄み渡り、静かで美しく冴えかえっています。紫の上は詠います。

  「氷閉じ 石間の水は 行きなやみ 空済む月の 影ぞ流るる」

  (張りつめた 石の間の遣水は 流れ行きなやみ 空に済む月影は よどみなく流れゆく)

  空を眺めて、少し首をかしげていらっしゃる紫の上のお姿は、似るものもなく愛らしいかぎりである。

 

 拙者の上の句とは、出来が全然違います。失礼しました。

 (参考) 「源氏物語 巻四」瀬戸内寂聴 訳 講談社

 

 

 大切なお知らせ・・・この500円の一日限定の切符は「春」と「秋」限定の季節切符です。この秋発売されるかは7月30日現在 未定 です。

 

 

 

 

 

 

 

 


絶滅危惧種のバス路線・・・毎月18日1便のみ(上)

2017-07-27 22:44:29 | 小さな旅

絶滅危惧種のバス路線の旅

 

この路線は又丸殿からはじめて知る。

電車ばかりではなく、バスにも詳しい又丸殿である。

 

(拙者) 「一日乗車500円とは、安い料金ですな」

(又丸) 「あの路線は乗れるだろうか。乗れるかもしれない。」

(拙者) 「あの路線とはどこの路線ですか」

(又丸) 「谷汲山の路線ですよ。岐阜駅前から毎月18日のみ運行される朝10時のバスですよ」

(拙者) 「そんな路線があったんですか」

(又丸) 「助左衛門さんは 転勤生活が長かったので知らないのですね。18日が土曜日または日曜日になれば良いのである。」

(拙者) 「9月18日は日曜日ですよ」

(又丸) 「決定ですね。」

(拙者) 「まさに絶滅危惧種ですなあ」

(又丸) 「上手いこと言いますね。絶滅危惧種の路線バス。」

 

2016年9月18日 日曜日

午前10時ちょうど。名鉄岐阜駅バスセンターからJR岐阜駅前を経由して終点を目指す。

ノンストップで走り、目指すは谷汲山である。

拙者は小さいころ両親と 谷汲に行く場合は 名鉄の北方東口から 「普通 本揖斐行」に乗り 

「黒野」で 「普通 谷汲行き」乗り換え 終点 「谷汲」で降りる。

駅からテクテクと歩いたものである。

 

大好きだった名鉄 「揖斐線」「谷汲線」がなくなり、車がなければ、わが町 北方町から

谷汲山に行くには大変な亊になっている。今では助左衛門の 「軽のポンコツ車」で行くことにしている。

 

毎月18日の「谷汲山の観音様の日(弘法大師の月命日)」 ご年配の方はどうしているのであろう。

息子や孫の車で行くのであろう。

 

名鉄電車がなくなり、岐阜バスは県と市からの補助金を利用して路線バスを運営している。

バスのお客様を増やすために 祝日、土曜日 日曜日に限り 「一日乗車券」を発売した。

高速バスには使えないが、一日乗り放題のバスである。

片道岐阜駅前から谷汲山まで980円。約1時間の旅である。

しかし、1コインの旅ができる。

(次回へ続く)

 

 

 大切なお知らせ・・・この500円の一日限定の切符は「春」と「秋」限定の季節切符です。この秋発売されるかは7月30日現在 未定 です。

 

 

 


私の通帳と印鑑を返せ

2017-07-22 23:09:18 | 介護

実母は大正14年 生まれ 92歳

 

先日母が急に・・・

(実母) 「通帳と印鑑がない。盗んだ通帳と印鑑を返せ」

(息子) 「お母さんの印鑑と通帳なんて知りませんよ」

(実母) 「いつもの場所に通帳と印鑑がない。わたしにはお金がなくなりました。」

(息子)「お母さんのお金を盗むはずはありません。」

(実母)   「誰かが、盗んだに相違ない。」

(息子) 「明日、銀行に行って、残高がなくなっているか確認に行きましょう。」 

(実母) 「恥をかきに行くだけですよ。馬鹿馬鹿しい」

(息子) 「・・・・・・・・・・・・私は身の潔白を見せたいのです。・・・」

 (実母) 「尻毛家の恥になるだけ。行員さんにもきっと笑われまよ。」

 

・・・・・翌日・・・・・

(息子) 「銀行に行きますよ」

(実母) 「今日行くのですか」

(息子) 「先日、言いましたよ。新しい後期高齢者の保健証が届きましたので、持って行きますよ」

(実母) 「息子に金を取られて 金はなし。通帳も印鑑もなしでは、私は生きていけません。」

(息子) 「今日は残高の確認と相談です。三文判を持参しましょう。」」

(実母) 「ああ嫌だ。嫌だ。私は死にたい」

(息子) 「それは残高を確認してからにしてくだい。」

 

・・・・・・銀行にて・・・・・・・

(行員) 「おばあちゃん、今日は息子さんと一緒ですね」

(息子) 「通帳と印鑑をなくして、残高の確認と再発行の手続きに来ました。」

(行員) 「本人確認書類はありますか」

(息子) 「新しい後期高齢者の保険証明とマイナンバーの通知を持ってきました。」

(行員) 「ちょっと拝見します。この保健証は来月から有効のものです。現在お使いの保健証はありますか」

(実母) 「誰かに盗まれたのではないでしょうか」

(息子) 「お母さん。その話はまた後で。」

(行員) 「今持ってきてください。手続きしますから。」

(息子) 「面倒くさいなあ。わかりました。取りに帰ります。(大きな声で母に)帰りますよ」

(実母) 「耳が遠いから、まったく聞こえない。嫌だ嫌だ」

(息子) 「帰りますよ」

 

・・・・・・・家に帰り、今の保険証を探す・・・・

(実母) 「確か、保険証は仏壇の引き出しの中。」

(息子) 「早くしてください。」

(実母) 「この中にあるはず。・・・・・・・・どうしてここに通帳と印鑑が?・・・・」

(息子) 「あるではありませんか。それを持って直ぐに銀行へ行きますよ」

(実母) 「・・・・・わかりました。すみません。・・・」

 

・・・・・・・再度、銀行にて・・・・

(息子) 「通帳と印鑑ありました。お手数かけました。」

(行員) 「先ほど、通帳の再発行の手続きをしましたので、再発行の手続き中止申請書を書いていただく必要があります。残高は変わりありませんよ。」

(息子) 「分かりました。」

(実母) 「どう書いて良いかわからないので、書けま・・・せ・・・ん」

(息子) 「住所と名前だけですよ」

(実母) 「どこですか」

(行員) 「ここに・・・ご住所。ここに・・・お名前」

 

 実母は通帳と印鑑は見つかりホットした。

 息子は泥棒扱いにされずに、ホットした。。