B級会社員のOFF日記(現在無職です)

尻毛助左衛門と尻毛又丸の珍道中の日記を公開しています。

定年サラリーマンのOFF日記もあります。

28日は月命日・・・濃尾震災は今年125年目。

2017-08-30 20:50:20 | 雑感

28日は月命日・・・濃尾震災は今年125年目。

拙者は岐阜市のメディア・コスモスをぶらぶらしていた。

平成29年8月15日午前中のことである。

午後は仕事があるが、午前中は仕事をしていない身である。

その日は歴史講座が開かれていた。

講師は岐阜大学 田澤 晴子 先生。

題目は岐阜県の近現代史。濃尾震災について。

高校時代の日本史の授業の中で、近現代史はよく解らなかった。。

仏像の名前は覚えたが、現代史はよくわからず、受験に突入。

・・・・中略・・・

明治24年10月28日6時38分。濃尾震災。

岐阜県本巣郡根尾村(現本巣市)に発生。

マグ二チュウードは8.4。

日本の陸域で発生した地震として観測史上最大。

死者 7273名。

・・・中略・・・

平成29年8月28日

ここは岐阜市若宮町2丁目10番

濃尾震災紀念堂。

事前予約する必要があるが、知らずに訪問。

法要に参加し、茶菓子の接待をうける。

参加者は15名。

写真は濃尾震災紀念堂

今年は125年目。震災の法要が続いていることを知りませんでした。

 

 (完)

 

 


連歌(その六)・・・真夏の夜の夢

2017-08-28 00:15:38 | 連歌

連歌(その六)・・・真夏の夜の夢

拙者はこの真夏の夜、寝苦しくて、このような夢をみた。

 

時は元禄。ところは平和な西美濃の禅寺に助左衛門は従者の又丸と来ていた。

(拙者) 「拙者でござる、助左衛門でございます。門番殿、ご開門をお願いします。」

(門番) 「なに用でございます。こんな朝早く。」

(拙者) 「寺女様にこれを。」


(門番) 「この付け文は何ですか。怪しいですな、殿にご報告せねば。」

(拙者) 「付け文ではなく、付け句でござる。」

(門番) 「付け文ではなく、付け『く?』でござるか。ますます、怪しい。」

(拙者) 「致し方ない!  この通りでござる。」

    「あられがち みやまのかげに やどをとり

(門番) 「くずした文字ですな。門番には読めない字ですな。」

 

 

(寺女) 「何ですか。門のあたりが騒々しい。」

 

(門番) 「寺女様。怪しい男が寺女様にこれを」

(寺女) 「それはなんですか。」

(門番) 「付け『く』とか申していました。」

(寺女) 「それはつけ句ですよ。」

(門番) 「はあ、付け 句? ですか。わかりませんなあ」

(寺女) 「そのお侍様はどうしました。」

(門番) 「この棒を上にあげまして、追い返しました。」

(寺女) 「・・・どうしましょう。・・・」

 

そのころ拙者と家来の又丸は、這う這うの体で逃げ帰った。

後日、助左衛門の家に知らせが入る。

(寺女) 「応募していただき、ありがとうございます。」

    「全て、かなですので、みゆきは深雪が良いと思います。」

    「先日の句と二句いただきます」

 

 目覚まし時計が朝の六時を告げる。

(拙者) 「今の夢は正夢か? 確か 『あられがち・・・・・・・』と言っていたような。次が思いだせぬ。・・・」

 

そしてなんとか、思いだしたのが、「あられがち 深雪のかげに 宿をとり」である。

 


連歌(その五)・・・掻けば垢(あか)が、叩けば埃(ほこり)が

2017-08-27 05:22:21 | 連歌

(寺女)  「助左衛門さん、少し垢ぬけましたね。」

(拙者) 「いいえ、なかなか、垢ぬません。」

(寺女) 「垢ぬけましたよ。!」

(拙者) 「拙者、掻けば垢が、叩けばほこりが、出てきます。そして頭は抜け毛とふけが落ちます、この通り。」

    拙者は寺女さんの前で、頭を掻いて、証拠の抜け毛とふけを見せた。」

(寺女) 「きやー。やめてください。何をされるんですか」

(拙者) 「・・・拙者はこんな男です。・・・」

(寺女) 「句の話をしましょう。 句の・・・話を・・・」

(拙者) 「そうです、句の話をお願いします。」

(寺女) 「雪深み 山道遠く あと消えて・・・前句によく付いていますよ。」

    「囲炉裏端 生姜湯すする しわ増えて・・・深刻な句は使いません。和語で景色を読みます。良い句ですから、取っておいてください。」

    

(拙者) 「一勝一敗ですな。」

(寺女) 「宜しくお願いします。」

 

拙者は手を頭の上に置いて、掻きはじめようとしたが、すぐにやめて、辞した。

 

 


連歌(その四)・・・「薄雲」と陽水より

2017-08-26 18:52:48 | 連歌

「薄雲」と陽水より

今は真夏の真っ盛りである。

冬が思い浮かばない。

どうしよう

さて、どうしよう。

冬と言えば・・・源氏物語「薄雲」

これを読んで、季語を考えよう。

すると「雪深み」という言葉が目に入る。

この季語を使い、山深い西美濃の情景を句にしました。

雪深み 山道遠く あと消えて

 

 

もう一句は陽水の歌より

拙者は今の人の歌は全然わからない。

若いころの歌なら理解することができる。

大学時代。

友人の車に乗ると、井上陽水の歌が流れていた。

「人生が二度あれば」

 

「父は今年二月で六十五

 顔のしわは増えていくばかり

 仕事に追われ

 このごろやっとゆとりが出来た

 父の湯飲み茶碗は欠けている

 それにお茶を入れて飲んでいる

 湯飲みに写る

 自分の顔をじっとみている

 人生が二度あれば

 この人生が二度あれば」

 

陽水の歌を参考にして

囲炉裏端 生姜湯すする しわ増えて

 

 


連歌(その三)・・・駄目出し二連発

2017-08-25 22:42:35 | 連歌

もう一句なかなか出来ない

頭はパンクしそうである。

そして秋が終わり稲刈りが済んだ田を想像して

おにやんま かりほのいほへ 牛追いて

牧歌的な句がとりあえずできた。

棗ふく いにしえ思う 野点にて

こちらは茶道の稽古を始めて、句にしました。

この二句を

寺女さんに見せますと


(寺女) 「揖斐川町文化協会の付句に参加していただきありがとうござます。」

「『野点にて』ですが、『て止め』は結構ですが~、差し障りがありますよ。『いにしえ』は述懐になりますので、折表第三には相応しくありません。」

「『おにやんま』の句ですが『おにやんま』は秋の句ですよ。おにやんまが冬に飛んでいますか? 冬か雑にしてください。」

 

そして・・・もう一度お考えください、と。

 

駄目出し二連発 出直しでござる。