紀伊半島一周の旅行・・・青春18きっぷシリーズ(その5)・・・那智の滝は厳かなれど
那須駅到着 1540

那須駅は無人駅 バス停には誰もいません。
不安になります。すると年配の方がベンチに座る。いつものバスを待っているような雰囲気に安心する。
そして熊野交通のバスが空気を乗せてやって来た。終点は那智山であるが、あえて手前の大門坂にした。
20数年前の記憶が蘇る。あの時は天王寺から通称「はやたま」と呼ばれた普通 夜行列車で那智に降りた。
一番バスに乗り那智山をめざした。荘厳な滝が私を迎えてくれました。
バスは3人の乗客を乗せて走りだしました。
大門坂から那智山は「熊野古道」です。わずかな距離ですが、急な坂で40分近くかかりました。

那智山に到着。人影はまばら。店はすべて閉まっていた。
ゆっくり参拝する。

滝は20数年前と同じであるが、拙者は年を重ねた。残念ながら若い時のような感動が沸いてこない。
帰りの最終バスの時間が近づいている。
ここ那智山は西国三十三所巡礼の一番札所である。しかし幸か不幸か、社務所閉まっている。
御朱印帳はあきらめた。
暗がりのバス停には7,8人が待っていた。
熊野交通 那智山 1805発
バスは那須駅に停車したが、誰も下りなかった そして誰も乗らなかった。
ほとんどの人は終点の紀伊勝浦駅まで乗車した。
紀伊勝浦駅 1830着
ホテルへ チェツク・イン
(拙者) 「夕食はマグロ尽くしだ」
(又丸) 「ホテル代の支払いを考えると、贅沢はできません」
(拙者) 「紀伊勝浦まで来て、いつもの牛丼では寂しいでですよ。」
(又丸) 「案内のチラシを見ても、牛丼並みのマグロの店はどこのもありませんよ。少し歩きますか」
(拙者) 「🎶🎶 知らない町を旅してみたい。どこか遠くへ行きたい。🎶🎶」
(又丸) 「いい歌ですね。」
(拙者) 「永 六輔 作詞 中村 八大 作曲 デューク・エイセスが歌いました、旅番組のテーマソングですよ」
(又丸) 「お店がなくなりましたよ。来た道を戻り、適当なお店にしましょうよ」
(拙者) 「了解。了解。」
了解したお店のマグロ定食です。1500円。

(註) 刺身は少し食べてしまいました。失礼しました。
ホテルに戻り、部屋に案内される。紀伊勝浦駅に到着する列車が良く見ることができる。
電話で予約したときに、列車が見える部屋をお願いしました。
その通りになりました。
19時以降の新宮方面の列車は6本。上りです。
1916発「くろしお17号」・・・これは1515新大阪発の特急。新宮行き
1929発 普通 ・・・・・・・・これは1652紀伊田辺発 新宮行き
・・・・・・・・20時台の列車はありません・・・・・・・・・
2109発「くろしお21号」・・・これは1715新大阪発の特急。新宮行き。
2123発 普通・・・・・・・・・これは1846紀伊田辺発 新宮行き
2236発 普通・・・・・・・・・これは2028紀伊田辺発 新宮行き
2334 「くろしお25号」・・・これは1915新大阪発の特急 新宮行き
一方 下りは以下の通りです。
1939発 普通・・・・・・・・・これは1907新宮発 紀伊田辺行き
2032着 特急「ワイドビュー南紀83号」・・・これは1645名古屋発 紀伊勝浦行き つまり紀伊勝浦止まりです。
2216発 普通・・・・・・・・・これは2154新宮発 紀伊田辺行き
列車の来ない時間を利用して風呂に入る。
又丸は無料のコーヒーを飲みながら列車を眺める。
拙者も無料のコーヒーを飲みながら、ホテルで仕入れた旅情報で明日の計画を練る。
本数が少ないので少し残念な気持ちで床につき・・・計画を練るも寝る。
(次回へ続く)