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B級会社員のOFF日記(現在無職です)

尻毛助左衛門と尻毛又丸の珍道中の日記を公開しています。

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紀伊半島一周の旅・・・青春18きっぷシリーズ(付録)・・・お薦めはしない弾丸列車の旅 名古屋発ゼロ泊一日の旅

2017-08-11 23:13:47 | OFF日記

御薦めはしない弾丸列車の旅・・・名古屋発ゼロ泊一日の旅

  平成29年6月の時刻表より

 

名古屋発 0539 0617 大垣着

大垣   0620 0656 米原

米原   0703 0836 大阪

大阪   0839 1014 和歌山

和歌山  1016 1148 御坊

御坊   1150 1257 紀伊田辺 

紀伊田辺 1311 1611 新宮

新宮   1613 1920 多気

多気   2018 2110 亀山

亀山   2132 2241 名古屋

 

鞄にいっぱいの本を詰め込んで、旅にでる。

読んでいない、読みたい本を 静かに読むのも旅の楽しみ

車窓は時々眺める、人家のない風景が心地良い

それは山でも、海でも良いが、誰もいない、そして誰も乗り降りしない駅はさらに良い

私以外の乗客は失礼ながら、いない方が良い  (こもよ みこもち氏と又丸は例外)

しかし、運転手と車掌さんはいてほしい

残念ながら、そのような列車に乗ったことは今のところない。

 

 

 

 


紀伊半島一周の旅・・・青春18きっぷシリーズ(その八)・・・最後のラストスパート

2017-08-11 20:07:28 | OFF日記

紀伊半島一周の旅・・・青春18きっぷシリーズ(その八)・・・最後のラストスパート

 

昼食をまだ食べていない二人であった。

財布の中を確認して最後の贅沢の昼食をする。

「すしとそばの定食 1000円」

そばとすしの組み合わせが気になったが、思い切って暖簾をくぐる。

清潔感のあふれる店内に、清潔感に程遠い二人のおっさんが入る。

(拙者) 「定食を2つ お願いします。」

拙者は高い店に入って「しまった!」と考えた。

又丸もおとなしい。拙者と同じ気持ちであろう。

暫くして、料理が運ばれてきた。

静かに食べる。

一口食べた瞬間に、「これは美味しい、しかし、お金大丈夫であろうか」と

店の看板には確かに「定食1000円」と書いてあったはずだが、

しかし、この定食は2000円くらいの価値がある。

2000円以上だと、困る財布の中身である。

けれども、二人は食べてしまった。

(拙者) 「御馳走さまでいた。おいくらですか」

(おかみさん) 「一人1000円です。」

(拙者) 「とても美味しかったです。」

(又丸) 「食べたことがないような美味しさ。御馳走さまでした。」

(おかみさん) 「そんなに 喜んでもらいまして、ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。

店をでて、ホットする二人であった。

新宮から名古屋方面へ行く列車は少ない。

 

普通の人は特急で行くだろう。高速バスで帰るだろう。

しかしこの二人にはその金はなかった。あるのは青春18キップのみ。

14時台の特急に乗車すれば、名古屋には17時台に帰ることができるが、二人は15時30分発の普通列車を選んだ。

 

二人の考えは共通している。

「新宮・名古屋間は特急料金4180円乗車券3210円。 合計7390円を出しても3時間しか乗車できない。」

「青春18きっぷは1日あたり2370円。一日何時間でも列車に乗ることができる、夢のキップである。」

 

後は自宅に帰るだけである。

 

1530 新宮発 普通 亀山行き 

主な途中駅は 

熊野市16時00分着  同05分発

16時34分尾鷲着   同36分発

17時23分紀伊長島着 同24分発

18時37分多岐着   同43分発

18時56分松坂着   同58分発

19時01分 津着   同02分発

19時41分亀山着

写真は亀山駅ホーム

 

乗り換え

1951分亀山発 普通 名古屋行き 

20時25分四日市着

 

乗り換え

20時36分四日市発 快速みえ26号 名古屋行き

20時46分桑名着 同46分発

21時12分名古屋着

 

乗り換え

21時30分名古屋発 新快速米原行き 

2157分  穂積着

 

(完)

 

 

 


紀伊半島一周旅行・・・青春18きっぷシリーズ(その七)・・・陽気な香港の若者が

2017-08-11 19:54:03 | OFF日記

紀伊半島一周の旅行・・・青春18きっぷシリーズ(その七)・・・陽気な香港の若者が

0844 権現前 乗車 

熊野交通のバスは走る。

前方の料金表はタクシーのメーターのように、上がってきた。

 

拙者は途中で「あ!!ここだ」と気づいた。

行きたかった「つぼ湯(註)」である。

このバス停で降りたい、降りたいと思うが、予約をしている訳ではないので、あきらめる。

つぼ湯を通過して10分あまり、バスは本宮に着いた(0959)。

料金 1540円也。

 

参詣を終える。僅かな賽銭の二人ずれにご利益は程遠いだろう。

帰りのバス

本宮11時00分発。新宮駅前行き。

拙者は、帰りのバスで考えていた。

「・・・もう一度本宮へ来ることは、難しいだろう。・・・」

感傷にふけっていた。

 

すると、旅人が話かけてきた。

(香港若者)  「ニーハオ。私、香港から、2年前日本に来ました。日本、良いところ。」

彼は顔を赤くしていた。酒は、あまり飲めない助左衛門に缶ビールを渡す。

彼の憎めない笑顔に負けて、缶ビールを頂く。

(拙 者) 「日本はそんなに、良い国ですか。」

(香港若者) 「何より、安全な国ですね。戦争、紛争がない。」

時折、英語を織り交ぜ、片言の日本語で話す。

(拙 者) 「行きたい観光地はどこですか」

(香港若者) 「高山です。」

(又丸) 「高山は良いですね~。家族で行きましたよ。台風の中。」

(拙者) 「楽しみにしていた朝市が中止され、ガッカリでしたね。」

(又丸) 「女性連中は、高山の町に大騒ぎ、小さな旅館を一日借り切ったような旅行でしたね。」

(拙者) 「借り切ったとは大袈裟な表現。前日は途中の下呂温泉で温泉に入りました。」

(香港若者) 「ケロ温泉ですか?」

(又丸)  「ケロではなく、下呂温泉」

(香港若者) 「下呂温泉って、どこですか」

(拙者)  「列車なら名古屋から特急で、2時間40分。 車なら国道41号線を使います。」

 

(香港若者) 「行きたいなあ」

(又丸)  「日本3大温泉のひとつ。癒されます。」

(拙者)  「癒され続けて、こんな締まりのない顔になりました。」

(又丸) 「戦争や紛争があったら、こんな顔にはなりませんよ。」と拙者の顔を指さす。

(拙者)  「いつも銃をもつ人間がいる、戦争・紛争国。いつも鉄道ばかり乗って遊んでいるおっさん 鉄ちゃんがいる日本。」

(香港若者) 「それが、平和。良い国の証拠。 ところで、テツチャン ってなんですか。」

(又丸) 「『テツチャン』の『テツ』は鉄道の鉄、『チャン』は愛情を込めた敬称。」

(香港若者) 「『ケイショウ?』わからない。  わからないけれど、あなたたちは『鉄ちゃん』ですね」

(又丸)  「Oh!  Yes!!」

 

(運転手) 「ながらくの乗車、ありがとうございます。終点新宮です。」

新宮駅 到着12時19分。

(香港若者) 「よい旅を! 」

(又丸) 「再見!」

(拙者) 「また いつか さようなら。」

 

拙者は今でも あの陽気な香港の若者の顔を思いだすことができる。

彼の背中は少し寂しそうであった。

 

(次回へ続く)

 

(註) つぼ湯の伝説は後述予定です。

 

 

 


紀伊半島一周旅行・・・青春18きっぷシリーズ(その六)・・・朝早すぎて、巫女さんはまだ出勤せず 速玉大社

2017-08-10 20:36:49 | OFF日記

紀伊半島一周旅行・・・青春18きっぷシリーズ(その六)・・・朝早すぎて巫女さんはまだ出勤せず・・・速玉大社

 

翌日も天気は快晴であった。

紀伊勝浦0745発 普通列車 新宮行きに乗車する。

新宮 0807着。知らない町に降りる。

地図を見ると、速玉大社は遠くない。

所持金は少ない。

but・・・タクシーはワンメーターの範囲と判断し、目の前のタクシーに「速玉大社へ」と告げる。

ワンメーターでなかったが、900円也。

(又丸)  「昨日と同様、人がいないではありませんか?」

(拙者) 「早すぎるのも考えものです。巫女さん一人いないではありませんか。」

(又丸) 「巫女さん目当てですか。」

(拙者) 「そんなことはないですよ」

(又丸) 「本当ですか?そういうことにしておきましょう」

 

 梅丸(拙者)の句  「朝まだき 巫女はいずこと 右左」・・・・失礼しました。

 

これで、熊野三山のうち「那智山」「速玉大社」を制覇。

Wikipediaによると、速玉大社はもと近隣の神倉山にあったのでこちらを「本宮」、現在地の方は「新宮」と呼ぶ。

駅名は「新宮」である。駅名の由来がわかりスッキリする。

お詣りして速玉大社をでると、先ほどのタクシーが待っている。タクシーはもう利用しないふりをして、バス停に行く。

(又丸) 「ここまできたので本宮に行きましょうよ」

(拙者) 「バス代は高いぞ。又丸の残金はいくらある。?」

(又丸) 「まだ、これだけありますよ」

(拙者) 「それだけでは 全然足りませんよ。」

(又丸) 「熊野本宮は市内均一料金ではないのですか」

(拙者) 「片道1500円近くかかりますよ。」

(又丸) 「へえ、知りませんでした。お金貸してください。後5分で本宮へ行くバスが来ます。行きましょうよ。」

拙者は財布の残金を見て考える。なんとかなるか、と。

 

又丸は元気に乗車する。拙者は少し不安な気持ちで乗車する。

 

 熊野川に沿ってバスは走る

 

 

(次回へ続く)

 

 

 


紀伊半島一周旅行・・・青春18きっぷシリーズ(その五)・・・那智の滝は厳かなれど

2017-07-22 08:04:10 | OFF日記

紀伊半島一周の旅行・・・青春18きっぷシリーズ(その5)・・・那智の滝は厳かなれど

那須駅到着 1540 

 

 

那須駅は無人駅 バス停には誰もいません。

不安になります。すると年配の方がベンチに座る。いつものバスを待っているような雰囲気に安心する。

そして熊野交通のバスが空気を乗せてやって来た。終点は那智山であるが、あえて手前の大門坂にした。

 

20数年前の記憶が蘇る。あの時は天王寺から通称「はやたま」と呼ばれた普通 夜行列車で那智に降りた。

一番バスに乗り那智山をめざした。荘厳な滝が私を迎えてくれました。

 

バスは3人の乗客を乗せて走りだしました。

大門坂から那智山は「熊野古道」です。わずかな距離ですが、急な坂で40分近くかかりました。

 

 

 那智山に到着。人影はまばら。店はすべて閉まっていた。

ゆっくり参拝する。

 

 

滝は20数年前と同じであるが、拙者は年を重ねた。残念ながら若い時のような感動が沸いてこない。

帰りの最終バスの時間が近づいている。

ここ那智山は西国三十三所巡礼の一番札所である。しかし幸か不幸か、社務所閉まっている。

御朱印帳はあきらめた。

暗がりのバス停には7,8人が待っていた。

熊野交通 那智山 1805発 

バスは那須駅に停車したが、誰も下りなかった そして誰も乗らなかった。

ほとんどの人は終点の紀伊勝浦駅まで乗車した。

紀伊勝浦駅 1830着 

ホテルへ チェツク・イン

(拙者) 「夕食はマグロ尽くしだ」

(又丸) 「ホテル代の支払いを考えると、贅沢はできません」

(拙者) 「紀伊勝浦まで来て、いつもの牛丼では寂しいでですよ。」

(又丸) 「案内のチラシを見ても、牛丼並みのマグロの店はどこのもありませんよ。少し歩きますか」

(拙者) 「🎶🎶 知らない町を旅してみたい。どこか遠くへ行きたい。🎶🎶」

(又丸) 「いい歌ですね。」

(拙者) 「永 六輔 作詞  中村 八大 作曲 デューク・エイセスが歌いました、旅番組のテーマソングですよ」

(又丸) 「お店がなくなりましたよ。来た道を戻り、適当なお店にしましょうよ」

(拙者)  「了解。了解。」

了解したお店のマグロ定食です。1500円。

 

(註) 刺身は少し食べてしまいました。失礼しました。

 

ホテルに戻り、部屋に案内される。紀伊勝浦駅に到着する列車が良く見ることができる。

電話で予約したときに、列車が見える部屋をお願いしました。

その通りになりました。

19時以降の新宮方面の列車は6本。上りです。

 

1916発「くろしお17号」・・・これは1515新大阪発の特急。新宮行き

1929発 普通 ・・・・・・・・これは1652紀伊田辺発 新宮行き

・・・・・・・・20時台の列車はありません・・・・・・・・・

2109発「くろしお21号」・・・これは1715新大阪発の特急。新宮行き。

2123発 普通・・・・・・・・・これは1846紀伊田辺発 新宮行き

2236発 普通・・・・・・・・・これは2028紀伊田辺発 新宮行き

2334 「くろしお25号」・・・これは1915新大阪発の特急 新宮行き

 

一方 下りは以下の通りです。

1939発 普通・・・・・・・・・これは1907新宮発 紀伊田辺行き

2032着 特急「ワイドビュー南紀83号」・・・これは1645名古屋発 紀伊勝浦行き つまり紀伊勝浦止まりです。

2216発 普通・・・・・・・・・これは2154新宮発 紀伊田辺行き

 

列車の来ない時間を利用して風呂に入る。

又丸は無料のコーヒーを飲みながら列車を眺める。

拙者も無料のコーヒーを飲みながら、ホテルで仕入れた旅情報で明日の計画を練る。

 

本数が少ないので少し残念な気持ちで床につき・・・計画を練るも寝る。

 

(次回へ続く)