ルーチェンが 葛公の家に通ううち
二人は いつしか 親しくなった。
ある日 彼は思い切って
葛公に お願いした。
「どうか お嬢さんと 結婚させてください。」
しかし 葛公はルーチェンの家が落ちぶれて
貧乏なことを知っていたので どんなに一所懸命に
頼んでも うんとは言わなかった。
逆に 悪いうわさが立つのを恐れて 隣町の
金持ちの息子と見合いをさせることにした。
その男は評判も良く ハンサムであったが
見合いの後 彼の座ったところに
女物のハンカチが落ちていて
女の口紅のあとがあった。
「あんな男のところには 娘はやれん。」
葛公は すぐさま 縁談を 断った。
葛公の家には 珍しい菊の花があった。
緑色の菊で 葛公の自慢であり 秘宝であった。
ところが 秋になると ルーチェンの家にも
緑色の菊が咲き 町の評判を呼んだ。
「娘が あの男に菊の苗を渡したのに 違いない。」
怒って葛公は娘リャンコンをたたいたが、娘は
「無実です。決してそんなことはありません。」
と、懸命に否定した。
「そこまで お疑いなら 私は死んで
潔白を証明します。」
と、首を吊ろうとした。
「あなた 娘が死んでも なにもなりません。
いっそ ルーチェンと結婚させてあげましょう。」
母親の必死の願いで 葛公はついに 同意した。
(続く)
面白い本をみつけました。「老化は体の乾燥が原因だった」という本です。水分をいくらとっても細胞はカサカサだとか、、、塩と水分は、人間の体にとって、きっては切り離されないもので、両方とらないとただ水が臓器とかに溜まっているだけの状態になるそうです。もし、よかったら読んでみてください。